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国家資格のキャリアコンサルタント、5年目の更新講習(3)

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定年前に振り返る、過去と未来のライフイベント
 
さて、今回の資格更新講習を取り上げるのは3日目、今日(5/18)のテーマは 
マーク・サビカスの「ナラティブカウンセリング」 キャリア構築論として有名です。
一言で言うと、自分の生きてきた軌跡を物語調に振り返り、
そこに自分なりの意味付けを行うというものです。
 → 過去の教訓に基づいて現在の行動を考える。
 → 現在から過去の考え方や捉え方を再構築する。
 → 今後に向けた達成すべき目標を確認できればよしとする!
 
ここでいつも書かされるのが 「ライフラインチャート」です。
 → 年代ごとのイベントで、印象に残ることを描き出し、
   そのキーワードやエピソードを振り返るワークです。
 
年代ごとの区分けに自身の描き出したイベント数を並べてみると
 0~12歳(出生~小学校) :2イベント
 13~18歳(中学・高校) :2イベント
 19~22歳(大学・専門学校・社会人) :2イベント
 23~29歳(社会人①) :2イベント → 就職と結婚
 30~39歳(社会人②) :5イベント → 子供が生まれる、転職
 40~49歳(社会人③) :3イベント
 50~59歳(社会人④) :3イベント → 現在進行中で記憶が鮮明
 60歳以降(社会人⑤)→ 将来の夢、定年延長の期待はなし?
 
何度も書かされている「ライフラインチャート」ですが、書くたびに新たな気づきがあります。
 
最初に書いたのが40代前半、これは会社で受けた最初のキャリアビジョン研修でした。
その時は50歳以降が未来で、結構いろいろと書けたように記憶しています。
 → 当時は将来の夢を語る(?)、現在は過去が大多数です。
 → 還暦を前にして60歳以降を描こうとしましたが、
   夢の部分が無くなっている(?)のか意外に書けない(涙)?
 
以前に比較して書きにくかったシート作成ですが、無理くりにも書いてみると、
ひとつひとつのイベント(ミクロナラティブ)が次に繋がっていたことが分かりました。
30代のイベント、息子・娘が生まれ、仕事も面白く、
34歳の時に仕事の成果をまとめて学位を頂いたので、
それを持って転職2回、でも結局は転職先に夢なんてなく、
辞める前の職場が一番良かったように思えます。
 → 今だから言える回顧録(結果論でしかないマクロナラティブ)

この離職に繋がる個々のイベントがマイクロナラティブだとすると、
2回目の転職に繋がることでの今がある、これがマクロナラティブになる?
 → 今こうして、ブログを綴っている今がマクロなストーリーということです。
 
30代のイベントの多さにも改めて気づきました。
 → 今とは違いめちゃくちゃ忙しかったのですね!
 → 昔に比べると、今は余裕があるように思います。
 → 将来に向けた夢もあり、希望もあった(過去の思いですが)。
 → がむしゃらにできた、若さはやっぱり素晴らしかった(笑)。
 
これに意味付けを行うと、自身にとってのキャリアストーリーは
どうしても「仕事が中心」だったように思います。
 → 30代は仕事中心、このリズムが変わってきたのは40代後半でしょうか?
 
「やりがい」を見いだすことからの自己概念形成を目指していましたが、
実際にはやりがいのある仕事は見つからない、「幻想」だったように思え、
結果としては見つけられなかった(自身の努力不足、自戒の念を込めて)。
 → 天職には就けていない印象ですね!
 
時代の変化もあり、がむしゃらに働く時代は既に終焉しています。
還暦を前にしてその次が見つかっていない、そんな自身のナラティブに気づかせてくれた
期待以上に有益なワークだったように思いました。
 
この本講習は6月のネットでの受講を予定しています。
費用もそれなりですので、しっかり学びたいと思います。
 
 
2021年05月18日 20:43

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