リエゾンシニア、皆さんの会社で活用できていますか?
今日(7/9)の日経新聞 私見卓見 からです。
「つなぐシニア」が日本を元気に
コラムを書いた池口武志氏が所長を務める定年後研究所の調査結果によると
大手企業の人事部担当者や中高年へのインタビューの結果
シニアが必要不可欠な人材として頼りにされている!
→ 「リエゾンシニア を見いだした!」 とあります。
→ リエゾンシニア は ネット検索にかからない新語のようです?
リエゾンとはフランス語で「橋渡し・つなぐ」意味があるとのことで、
シニアの役割として、繋ぐ業務をやっている方々をリエゾンシニアと呼ぶようです。
これが大手企業で注目されていると言うのですが、
本当でしょうか?
(高齢の社員狙いで)ガンガンにリストラしている企業
→ 早期退職制度で無理やり辞めさせる強硬策も
会社に残れたとしても年齢とともに肩たたきされているサラリーマンの現実、やりがいが与えられていない?
→ 若い人に道を譲るのは当然ですが、そこには尊厳の気持ちが無いと
人道的な視点から人と人との関係性が維持できなくなるように思います。
このコラム、書かれていることは理想的なのですが、見ているところがちょっと表面だけすぎないか?
自分もその年代に差し掛かり、本当に会社に必要とされているかと思うに、
自身のスキルの低さもあるとは思いますが、お世辞にも重宝されているとの印象はないですね?
→ シニアはお荷物(?)的な扱いのように感じています。
ある面しょうがないとは思っています(笑)。諦めですね。
企業規模に依るのかもしれませんが、大手に勤めている人で
やりがいを持って働けている人は、出世街道を爆走している
ほんの一部の方だけ(100人に一人はいないレベル)のように思えます。
さて、シニア側の視点からの意見です。
若い人が使いやすいシニアになるのであれば何の問題もありません。
そうではない、シニア前(~50歳)の管理職にどう思われるか、
ほんとはここが全てのように思っています。
人との相性は結構当たりはずれがあって、中身が無くて「好印象」だけで部長になった人や、
本当の意味で部長職しかできないような人が上司に来ると、
やっていくシニアの視点からは辛いものがあるように思います。
→ 管理職に使いにくいと思われる前に
お互いに相手に頭を下げる気持ちになれない?
たいがいの方々はそれを表に出さずに大人の振る舞いです。
年齢は関係なくて、若いから頭を下げたくないのではなく、
頭を下げるには、それだけの 「人としての器」 を見たいですよね。
そんな方は全くいないわけではないのですが、それほど多くもないように思います(涙)。
なので、多くのシニア、特に優秀な方は元居た職場に残らず
どこかほかの居場所を求めて異動します。
残るのはそれができない、お荷物的なシニアになってしまい、
人事の本音は、
「こんなにたくさんのシニアを65歳まで食わせなければならない(汗)」
「経費ばかりかかって成果が出ない…」
そんな言葉に変わっていくわけです。
悪いのはどっちかではなく、お互い様なのでしょうが、
リアゾンシニアを実践できている方が大企業でどの程度いるのか、
実態調査でお示しいただきたいように思いました。
シニアにも やりがい、生きがい、達成感を実感できる職場、そうなるとリアゾンシニアとしての意味が見いだせる、
ただ今はそこまで来ていないのでは?
そんな感想を持ったコラム記事でした。
2021年07月09日 15:05
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