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環境問題を社会的ジレンマの視点から考える

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「社会的ジレンマ」と言う概念があります。結構難しい問題で、簡単に言うと個人の合理的な選択が社会的には非合理に繋がる、つまり個人と社会の関係性に矛盾がある状況を指します。具体的に考えると分かりやすいのが環境問題で、個人を人類と置き換えて考えても良いと思います。昨今問題視されている地球温暖化問題やゴミの問題はまさに社会的ジレンマによると言える、典型的な事例だと思います。
 
(個人の視点)使い捨てゴミ袋は安くて便利、
→(社会の視点)でも環境汚染の大きな問題
 
(個人の視点)温室効果ガスは人類が快適に暮らすために使える、
→(社会の視点)でも放出すると地球環境が崩れる
 
自分のキャリアに社会的貢献を重視する人は、社会的ジレンマに対しての個人依存が小さく、社会性を重視することが特徴だと言えます。これは個人が持つべきそもそもの意識の部分が大きく寄与しており、生活に困窮してしまうとなかなか育ちにくい考え方かもしれません。何故か、先ほどの例示から対比してみます。
 
使い捨てゴミ袋は安くて便利だけれど、環境汚染の大きな問題なので使わない。
→ 少々の不便は我慢する
→ 高いゴミ袋であっても環境に負荷がかからないものを選びたい。
 
これは自腹を切ってよりコストのかかる同じ機能を使うと言うことで、
生活にゆとり(金銭的な余裕)がないとできない行為かもしれません?
 
温室効果ガスの問題もそうです。暑くてもクーラー無しの生活ができるかですが、昔はできていたので、本質的には人間の贅沢や快適性のために多くの犠牲が払われてきただけのこと、これを如何に我慢できるかです。そもそも温室効果ガスの問題が無ければ、夏場の灼熱地獄もなかっただろうし、風雨水害による土砂崩れも起こらなかったと思います。
 
コロナウィルスの汚染拡大にしても、多発する水害災害にしても、人間が社会的な合理性を無視して強引に推し進めた結果の戒めのように感じています。我々が社会の視点から合理性を考えるべき時代に来ていることは、多くの方々が感じていることですが、

 実践に繋げるのができていないのかもしれません?
 
2021年07月16日 13:23

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