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威張る人の真理は勘違い?

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会社の看板を背負って人と付き合うな!
 
今月(2021年8月)の日経新聞、
私の履歴書は元中外製薬名誉会長の永山修氏です。
国際人でらっしゃることもあり、読んでいて凄いなと思います。
そもそも高次元で成功する方のヒストリーは
凡人とはまったく異次元であると再認識するところです。
 
今日(8/12)の回顧録ではロンドン駐在時代の話が出ていて、
お世話になった白洲次郎氏から赴任に際して言われたこと、
これがまさにまとを得たアドバイスだと思いました。
 
 海外赴任に際して、
 会社の看板を背負って人と付き合うな!
 
海外に出てしまうとどうしても言葉の問題もありますが、
日本人同士がつるんでしまいます。
食事や休日は職場の日本人ばかりの人間関係、
せっかく異文化に触れるチャンスがあったとしてもそれが活かされない?
現地の方々と積極的に交流をしない場合も少なくありません。
 
今日のこのコラムを読んで思い出したことがあります。
自身の海外赴任経験はないのですが、
コロナ禍前の平和だったころ、海外の子会社に出張に出向く機会があり、
年に数回の東南アジアの海外出張をこなしていました。
米国も何回かその間に出向いていますが、
モノづくり拠点は何と言っても中国と東南アジアです。
 
仕事を終え、たいがいは海外駐在者が食事に誘ってくれます。
勿論そうでない場合は、適当にホテル周辺で食事をとりますが、
仕事以外の対応は海外拠点の責任者のパーソナリティでかなり異なりました。
 
日本人ばかりで食事をとる場合と、現地スタッフも織り交ぜて行う場合と
極端に雰囲気が異なっていたように思います。
中でもタイに出張した際のことがとても印象に残っています。
現地法人の社長と言われる方は結構変わり者と言われており、
本社からはあまりよく言われていなかったのですが、
行ってみるとその印象は全く逆、大変心地良い経験になりました。
小生が帰国する日に現地スタッフを呼んだパーティに参加させていただき、
本当にアットホームな雰囲気を体感できたからです。
 → 正直言って、心の底から楽しめた会合でした!
 
その方はまったく威張らない、横柄ではない、
現地スタッフと対等に話をされており
観ていてとても気持ちが良かったです。
 
その方は会社の看板である現地法人の社長と言った肩書を
全く意識させない人付き合いができていて現地スタッフの気持ちを掴み、
職場の雰囲気がとてもよく、仕事もやり易かったと記憶しています。
 
また、これとは全く逆のケースもありました。
俺は社長だ、そんな雰囲気がプンプンして現地スタッフが近寄らない?
職場の雰囲気はあまりフレンドリーではなかったように思いました。
 
海外以外でも、会社にいても同じような経験があります。
会社の肩書で態度を変える人は少なからずいますね。
小生に対して職制で下にいる時の態度、その時は馬鹿丁寧でしたが、
それが逆転すると手のひらを返したかのような横柄な対応をする、
その変わり様が極端な場合には驚かされますが(笑)、
それはそれでしょうがないと、次からはそれなりの対応をこちらも心掛けるようにしています。
 
 会社の肩書で付き合っていた方々はプライベートにお付き合いしない、
 先方も嫌々付き合っていたのであれば、お互いに無理はしなくてよい、
 そう割り切れる方が経験的に 半数くらい はいたように思います。
 
会社の看板は個人の付き合いをする場合には掲げるものではないと思います。
勿論、仕事をする場合には会社の代表として掲げる必要もあるし、
仕事をしている場合は会社の看板に傷をつけないような配慮は必要です。
ただ、それをはき違えて会社の看板で自分が偉くなったと勘違いしてしまう?
会社の役割でしかないのに役員になったりすると 「自分は偉いんだ!」
みたいな錯覚に捕らわれたとしたら、役割はあくまで仕事上の話であり、
プライベートなヒトとしての付き合いには関係ない、
だから 威張るな と言いたいですね。
 
 逆説的に、威張りたいから出世を目指すと言うのは
  あまりお勧めしない生き方かもしれません。
 
出世できないヒトの戯言ではありますが、
今日の永山さんのコラムにはちょっと感じるところがありました。
 
 
2021年08月12日 08:51

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