60歳定年前に考えた、次へのステップ
この4月から会社を出されて出向の身となり、独立行政法人で「調査」と言う仕事をやっています。
調査ってどんな仕事?
あるテーマ(課題)があり、それについての調査報告書を書いて国民に状況を知らしめる、簡単に言うと調べて報告する仕事です。自分で調べるところもあれば、シンクタンクなどに業務委託して、年度末までに調査報告書を書き上げます。
この定年前の出向の意味ですが、60歳の体力衰退期もあり、楽な仕事に変えてもらった? 会社で言うとそれなりの配慮あるセカンドキャリアなのかもしれません。
今の仕事は会社在職時と違って、お客さんもいないし、期限を切られる厳しい場面でもありません。待機時間も多いし、仮に成果が出なくても何も言われません。
→ 出した成果を正しく評価する機能が無いからです。
気楽な仕事と言えば聞こえはいいのですが、どんなに頑張っても、どんなに手を抜いても同じ評価、給料には全く反映されない仕組みになっています。個人面談も出向先でしてくれるものの、全くの形だけ、それをする方もされる方も分かっているものの分からないふり、これが大人の振る舞いと言ったところでしょうか(苦笑)?
でも、ちょっと物足りないと言うのが本音です。
多くの職場で多くの方が経験していると思いますが、ある年齢になるといきなり仕事を変えられ、個人の能力ややる気に関係なく「引退」を突き付けられます。 → 役職定年と言うこともあります。
だいたいの場合、突然の「辞令」で驚かされますが、サラリーマンは辞令で動くことが体に染みついているので文句は言いたくても何もないような顔をして異動を受け入れます。こう言った状況ではあるものの仕事は仕事でそれなりに頑張ってはみますが、やる気を維持できるかと言うとかなり難しい? → モチベーションキープにはそれなりに苦労しています。
日本の定年制は年齢差別そのものですが、この背景には「年功序列」と「終身雇用」という日本特有な雇用制度があります。雇用契約を永遠に続けることが無理であるは分かりますが、個人への配慮がもう少しあればと思います。
60歳を境にしたセカンドキャリア、会社を出されても、残っても難しい対応を迫られます。どう切り替えるかは思案のしどころです。
と言うことで、仕事以外にいろいろとやるべきことを見いだしたく、来年から社会人大学院で勉強し直すことにしました。ちょうどカウンセリングを学びだして10年目、カウンセリング心理学を大学で基本から学び直して次につなげたい、そんな気持ちから8月に受験、4月から受験勉強に注力した結果、10月になんとか合格通知を頂きました。
→ 記憶力も若い時ほどではなく、結構苦労しました(汗)。特に暗記物は辛いですね!
仕事だけに多くの時間を割くのではなく、仕事以外のやりたいことを見つけるのは60歳を前にしてもまだまだ遅くないと思っています。80歳で仕事を引退するにしても、あと20年以上あります。やっぱり長いです。
2021年10月12日 21:15
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