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自分の気持ちを優先できない昨今の就活事情

190518_YBS_19_04
今日(5/19)の山梨日日新聞からです.第5回山日YBS企業ガイダンスで学生の就活相談窓口を担当してきました.
 
 ガイダンス協賛企業:70社
       参加者:約170人
 
前回(4/20)に続き,担当は今年2回目の参加でした.相談に来てくれた学生は4名,3時間程度ですので,一人あたりも長めの時間設定が可能でした.その分個人毎の話は突っ込んだところまでできたように思います.
→ 参加者がそれほど多く無かったので,後ろに並ぶ学生を気にせず,
  並んだら交代みたいにやってみました.学生側もいろいろ聴いてほしかったのでしょうか,
  話しが尽きることなく続いたことが印象的でした.
 
今回の就活相談での気づきとしては,山梨特有とはいいませんが,『親の帰ってこい要求』への対応に苦慮している学生が意外に多いと言うことです.山梨から東京や名古屋,関西圏の大都市に行って4年間を過ごすと,山梨とはまったかく異なるグローバルな世界が目の前に広がり,多くの若者は魅了されてしまうと言うことです.加えて留学経験があったりすると更に問題は深刻化します!
 
 『山梨にはルミネすらありませんからね(笑)』
 
出来ればもう少し刺激的な環境に身を置いて,自分の可能性を試してみたくなるのが若者心理です.これに対して,親の視点は4年も分かれて生活したんだから,大学を卒業したら親元に戻ってくるのが当然だろう! これまで出してもらった学費や生活費のことを考えると,それ以上は無理を言い出しにくく,親が勧める地方公務員試験は受けなければならないという義務感(職環境も安定しているし),でも全くモチベーションが上がらないと言うものです.

 → 無理やりこの就活ガイダンスに親に連れてこられた学生もおり,
   『本当は来たくなかったんです!』 が本音として出て来ました(笑).
 
そこでいつも学生にコメントするのは,
 
 『22歳の今にこれからのすべてを決めなくてもいいのでは?』
 
 『これから先のことなんてわからないし,仮に親が本当の意味で助けを求めた時に
                  帰ってくる判断をしてもいいのではないか?』
 
 『山梨に帰るか帰らないかを,イチゼロで 今 決める必要が本当にあるの?』
 
そういうと,
 
 『そんな考え方もあるんですね...』 となります.

若い人は年寄りほど選択肢を持てないのも現実,これが経験によるところだと思います.
 
まぁ,相談窓口で話を聴けたのはたった4人ですが,悩める学生に何らかの生きるヒントが与えられたのであれば,学生がどう感じたかは分かりませんが,時間を割いた意味は大いにあったと思っています(苦笑).

悩むことが若者の証明でもあり,中年のおじさんにはそうやって悩める若者が輝いて見える,刺激的な就活相談窓口での3時間半でした.いろいろと気づきをもらえたことに感謝もしていますよ!
 
 
2019年05月19日 10:30

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