信楽安心院
しがらきあじむ オフィシャルサイト

キャリアコンサルティング研究所
 

生産性改善,業務効率を上げるお手伝い
職場改善と働き方,キャリアを考えるサイト 

  • Title_36
  • Title_37
  • Title_38

HOMEブログページ ≫ 業界情報 ≫

ブログページ

大型助成金対象の新型Prius_PHEVに乗り換え

231124_Prius_07
大型助成金対象の新型Prius_PHEVに乗り換え

先月(10/14)、新型Prius_PHEVの納車式でした。今回の目玉は過去にないレベルの大きな補助金です。実はディーラーさんから教えて頂くまで知らなかったのですが、国からだけではなく東京都へも併せて申請できるとのこと、これ以外に自動車税の免除もあるそうで、ちょっと得した感になれます!
 
補助金は国の次世代自動車振興センター以外に東京都には クール・ネット東京 (東京都地球温暖化防止活動推進センター)からの補助金・助成金の制度があります。
 
FCV・EV・PHEV車両(サイト情報)(燃料電池自動車等の普及促進事業・電気自動車等の普及促進事業): 自動車から排出される二酸化炭素の削減を図るため、燃料電池自動車(FCV)、電池自動車(EV)、そしてプラグインハイブリッド自動車(PHEV)を導入する個人、事業者等に対して、その経費の一部を助成します。
 
東京都民(個人)がPHEVを購入すると450,000円の助成があります。これに自動車メーカー別の上乗せ補助額、トヨタ自動車は50,000円、合計500,000円の補助金交付が確定しました。なんと、増額制度も用意されています。

①~②の方法で増額申請を行うことができます。

①東京都が指定する再エネ100%電力メニュー契約
 ・当該電力メニューの契約内容等がわかる書類
②太陽光発電システムが設置済みであること
 (2023年3月31日以前は3kW以上、2023年4月1日以降は2kW以上)
 ・太陽光発電システムが設置されている状況等がわかる書類を提出
 
残念ですが、こちらは条件を完全クリアできないので見送りました。

それにしても、2つの補助金が仮に交付されれば105万円、これに免税の18万円が上乗せされるので、合計123万円の補助や免税が受けられると言うことで、とても懐にありがたいです。


11/15、Prius PHEVの補助金について東京都から交付決定を受けたことをWEB経由で確認できていました。その正式書面、東京都の補助金について
交付決定通知書を11/24に受領しました。補助金の振込までには、交付通知書の発送から1か月程度かかるそうですが、年内には結構大きな金額を頂けるとのことです。

国の次世代自動車振興センターの補助金制度は現在も審査中、補助金交付までに半年程度必要?

 
2023年11月26日 08:57

高齢者に厳しい日本の雇用状況

230922_Restra_01
高齢者に厳しい日本の雇用状況
 
今日(9/22)のNHK朝のニュースからです。
 
キオクシア(旧東芝メモリ)早期退職募集を労組に提案
 
キオクシアホールディングス(旧東芝メモリ)が、労働組合に早期希望退職者の募集を提案したそうです(9/21)。親会社の東芝は非上場化でTOBが成立しており、会社存続の大きな節目にあることは明らかです。
 
そんな状況下でのリストラ、対象は中高年(56歳以上の正社員)になります。募集開始時期は未定、募集人数は設定していないそうです。
 → 若い人は対象にならない、若い人に辞めてもらっては困ると言うメッセージ?
 
ここ最近はスマホも売れなくなってきたので半導体メモリの市況悪化で業績が低迷につながり、組織としての経営体制を立て直すには人員の効率化が必要と判断したそうです。それ出来られる対象がいつもながらの中高年となります。
 
こう言った報道を耳にすると本当に寂しい気分になります。自分が切られる対象の年齢であることもありますが、変わってしまった日本の雇用環境への残念な気持ち。以前の日本にあったとされる優しさやいたわりの気持ちが消えているように感じています。日本やアジアの文化として、年長者を敬う気持ちが過去にはあったように思いますが、今では年配者は単に邪魔者としての扱いしか受けられていないような感じがしています。
 
勿論、早期退職者には退職金が増額されるのですが、であれば同じお金を使うのであるとすると、経験者に会社に残ってもらえる術を模索しても良いように思います。 → 実際にはこれが難しいのだと思います。
 
会社は若い人の発想で動かす方が良いとは思うし、その方針に沿った施策は必要だと思うものの、年配者は一律会社を去ってもらう方が会社としては良い、お金を積んでの若返りが最良の策とされる昨今のリストラはやっぱり抵抗感がありますね。
 
日本は年齢で一律何でも決め過ぎているように思います。少しでいいので、個人の力量ややる気と言ったものを仕事を割り当てる際に配慮することができればやる気をなくしたシニアが少なからず活躍できるように思います。労働人口は減る一方なので、シニアの活用について、実態に即した改革が欲しいですが、
 
これは戯言なのでしょうね?
 
 
2023年09月22日 09:40

太陽光パネルの景観問題、好事例の見学

230505_米倉山_04
太陽光パネルが8万枚、米倉山発電所を見学
 
甲府自宅からクルマで30分程度、国内最大級(10MW)のメガソーラ発電の米倉山(こめくらやま)発電所に行ってきました。

山梨県が敷地を提供、東京電力が建設し、維持管理・保守を担当、産官の連携でできた施設は平成24年1月から運転されており、現在に至ります。見学は自由にできるようです。
 
このメガソーラ発電所の特徴、パネルが一般的なSiではなくCIS(Cu,In,Se)薄膜化合物が用いられています。ガラスの上に薄膜を製膜して半導体を作ります。旧昭和シェルの技術で、現在は出光が管轄管理しています。純日本製でしたが、中国との価格競争に敗北!、2022年に事業撤退しています。
 
この太陽光発電所は景観問題が無いとされるので注目されていることもあり、見学に行ってきました。
 
ゆめソーラー館やまなしは入館料無料です。

ここでは発電所の概要説明~太陽光発電の原理等、ガイドなしで本発電所の基本を学ぶことができます。ただ、一般向けではないので、訪問当日(5/5)は貸し切り状態でした(笑)。

まずは敷地(12.5Ha)内での景観を確認、とにかく広さに圧倒され、パネル自体の景観の違和感なし(パネル数は8万枚)、よく見るとフェンスが景観を意識したブラウンに統一されています。それで目立ちにくいのです。

発電を最大にするために通常はパネル角度を30度程度にしますが、米倉山発電所では10度と浅めに設定、これによって発電総量は減りますが、陰による重なりを防ぐことができ設置面積を小さくできる(コスト削減)、近景の圧迫感が無くなることと、風圧の影響を小さく出来ます。
 
施行は置き基礎方式、こういったちょっとした工夫でイニシャルコストを抑えることができます。パワコン(直流交流変換器、明電舎製)は集中型、現在主流の分散型(故障時のダメージが少なく、ランニングコストが抑えられる)ではありませんが、平成24年当時のメガソーラーでは一般的なシステム採用です。
 
施設外からの中景も特に違和感ない景観でした。パネルの周辺は広大な農地、至る処には畑があります。農地と太陽光パネルが一体化しているのですが、違和感のない景観と思いました。

最後に遠景、これは施設外から見えないようになっており、遠景による景観の問題が起こらないように設置されています。実によくできた景観配慮だと思いました。

ひとつ気になったことはパネルがひどく汚れていたこと、表面に砂(?)黒いパネルが黄色く見えます。パネルを年一で良いので洗浄すれば発電効率がかなり改善できるのですが、そこまではできていないようです。洗浄費用は発電量で元が取れると思います。パネル洗浄専門の業者さんもおられますし、パネル洗浄設備もあるので使えばいいのにと思うものの、予算が取れていないんでしょうね?
 
連休を活用した個人勉強会でした(笑)。




 
2023年05月07日 10:52

日本崩壊は会計年度任用職員制度から始まっている!

230217_日雇い公務員_01
日本崩壊は会計年度任用職員制度から始まっている!
 
朝(2/17)のNHKニュースの特集で、公務員の悲惨な実態が取り上げられていました。ここで議論されていた話は本当の話です。
日本の国が滅びていく現状はこの 会計年度任用職員制度 によると言っても過言ではないと思います。
 → 令和2年4月1日導入 
 
何が問題かと言えば、多々あります。
・単純に予算がないから多くの非正規公務員がクビになった。
・ボーナスを支給する建て前、財政がパンクするので給与に調整が入った。
 → 給与を減らしてボーナス枠を作ったので、結局収入水準は上がらない。
   原資ありきの見かけ上のボーナス増は給与減して対処。
・大半の非正規職員はパートタイム、会計年度任用職員になったので昇給なし。
・会計年度任用職員は任期が最長で1年間しかなく、「毎年クビ」と同じ。
 
実際にやっておられる方が周りにたくさんいるので、悲惨な声を生々しく聴いています。実状もよく分かり、本当に悲惨な働き方です。

 → 正規職員と非正規職員の間に大きな壁が存在しています!

 
そこで最も大きな問題との認識は、雇用が不安定で、給与水準が上がらない非正規雇用の会計年度任用職員に実務を丸投げしている国の業務実態です。
 → やる気が出るはずのない労働条件、
   権限はなく責任だけを非正規職員に押し付けている
   毎年年度末に不安を抱える人にいい仕事ができるのか?
   → 長期に安心して働ける環境つくりが大前提ではないか?

また、3年ごとにローテーションされる正規雇用職員は業務がほとんど理解できないど素人ばかりで、彼らが業務権限をすべて握ることで的外れな業務指示が多発しています。
 
国の施策のほとんどは、こんなでたらめな現場で行われている(現実は空回り?)ので、国会議員が予算を確保したと言っても
現実的に実務にまで繋がっていない現場は、業務が全く回っていないと言えます。これが日本の行政実状だと思います。
 → 教育現場におけるスクールカウンセラーが
   制度としてうまく機能していないのも
   この制度によるものと考えています。
   時給換算の日雇い仕事に若い人が将来を見越した仕事ができるか?
 
国の施策をしっかり回す仕組みを一から作り直す必要がある、そう強く感じた今朝のNHKニュースでした!
 
 
2023年02月17日 20:23

何故、若者は会社を辞めるのか?

230203_amazon_23_02

何故、若者は会社を辞めるのか?

 
日経新聞で見つけた興味深い書籍、早速電子版で購入して読みだしています。
 
ゆるい職場-若者の不安の知られざる理由
  (古屋星斗/中央公論新社)
 
労働環境が整っている最近の大手で働くと残業もない、上司にも怒られない、福利厚生も完璧そんな理想的職場なのに去っていく若者が増えています。若い人が会社を辞める理由として最近問題になっているのが 『ゆるい職場』、これまでにあまり注目されなかった新しい問題です。
 
ブラックな職場の正反対の職場に対して若い人は不安が故に辞めていく現象です。
 

何故か?

 
その理由はいろいろありますが、良く聴くのが 『自身の成長に繋がらない』『このままこの職場で働いていても良いのか?』、自己成長が見えないので辞めていく優秀な若手が続発しています。特に労働環境が法律通りに整っている大手企業に多くは、ルールだらけでがんじがらめ、仕事をしている気がしない?
 
実は自身の会社でも4年目の社員の離職率が急激に上がっている昨今、大きな問題になっています。
 

『なんだか物足りない!』

 → 実は62歳の還暦からの雇用延長者も
   65歳まで働けるのに辞める方が増えています。
   これも同様な役割の物足りなさかもしれません?
 
世界で最下位に近い労働生産性は、こういった背景からの今ではないでしょうか?
 
働き方改革が間違った方向に進んでいる、そんな労働現場の問題に『緩い職場』が原因となっている可能性を感じます(汗)。
 
 
2023年02月09日 19:17

太陽光パネルは虚しさの代名詞?

221221_Sorer_01
太陽光パネルは虚しさの代名詞?
 
今日(12/21)の日経新聞にこんな記事が、
 
目立つ空き家・田に太陽光パネル…
 
これは何を言っているかと言うと、福島県の原発問題で、被災地の空き家や耕作者を失った田んぼには太陽光パネルが並ぶ、
 

故郷の風景は様変わりした。

 
美しかった故郷の田園風景が、人もいなくなり、過疎化していく地方を語るかのように、空き地対策用としての太陽光パネルの敷設が進みます。人気のない殺風景な景観に変わったという悲しさを語っています。
 

なんとも悲しい話です(涙)。

 
さて、この話、実は山梨の愛宕山にある我が家も同じ境遇にあるので、身につまされる思いです。
 
愛宕山に居を構えたのは2006年12月、今から16年前です。当時は周り一面が葡萄畑、特に意識していた景観ではなかったのですが、山梨県ならではの美しさをそこに感じていました。ところがいつごろからでしょうか、農業従事者の高齢化問題から、後継者がいないことに端を発し、放置されていく葡萄畑が徐々に増え、これが太陽光パネルに変わっていきました。
 
2015年くらいだったと思います。そして、残念なことに、ブドウ畑の半分以上は耕作者不在となり、太陽光パネルに置き換わっていきました。
 
景観は見るも無残、本当に悲しくなりますが、これが今の愛宕山の現状、もう過去には戻れないと言うことで、美しき良き時代の我が家周辺の景観は失われてしまったままです。
 

 太陽光パネル、これは虚しさと悲しさを表す

    代名詞のように思えてなりません(寂)。

 
 
2022年12月21日 15:11

22年ぶり、SEMICON JAPAN に参加しました!

221216_SEMICON_02
22年ぶり、SEMICON JAPAN に参加しました!
 
岸田首相が基調講演をしたことが12/15の日経新聞に載っていたので、急遽行ってきたのがSEMICON JAPANです。
 
SEMICON JAPAN
2022年12月14日 (水) 〜 16日 (金)
 
過去の記録を調べてみると、2000年12月に行ったのが最後、なんと22年ぶりと言うことです。SEMICONは、そのミッションを終えたとの認識で、CEATECに併合された時期もありましたが、ちょっと上向き気味です。。
 
Semicon → Semiconductor :半導体
1980年代~1990年代にかけて日本は最盛期でした。
小生が就職したのは1988年、電機メーカーが日本の半導体の中心でそれはそれはすごくいい時代でした。半導体に関わる技術者や関係者が一手に集まるイベントが世界各国でいくつかあり、日本における半導体の最大のイベントが『SEMICON JAPAN』です。2000年までは12月の第一週が恒例の開催期間、
場所は幕張メッセで、全てのホールが埋め尽くされる展示数、その規模の大きさは最近の展示会ではありえないレベルかもしれません?
 
22年ぶり、今年の開催場所は東京ビックサイト、最盛期の過去と比較した開催規模は1/3 程度でしょうか? それでもTSMCが熊本に来ることになり、最近の話題としてRAPIDASが設立されることもあり、このイベントもちょっと盛り返してきたような印象がありました。
 
最終日(12/16)に開催されたクロージングセッションでは、これからの半導体産業についてのパネル討議があり、以前と同様とまではならないものの、日本の半導体を盛り返したいとの思いがパネラーの方々の発言から伝わってきました。もしかしたら日の丸半導体の復活がありうるかもしれない? そんな希望の光が少しだけですが、見えた気がしました。

頑張れ、日の丸半導体!
 
2022年12月20日 15:20

パーソナルモビリティ

220729_WHILL_01
パーソナルモビリティ
 
今日の話は最先端技術を用いたこれからの製品について、その製品は 「パーソナルモビリティ」、昔の表現を使うと 「電動車椅子」 です。実は仕事の関係で知った製品なのですがその商品コンセプトが素晴らしい、感動モノです。是非、製造社のサイトを見て頂きたいです。下記サイトの開発者のストーリーはなかなかの読みごたえです。
 
WHILL / Persopnal Mobility
 
これからの高齢社会、すべての人がお世話になる製品では? そんな完成度の高い 「高齢化の移動手段」
タイプは2つあります。
 
WHILL Model F
273,000円(非課税) ← 税金がかかりません!
メーカー希望価格 ※送料調整費別
介護保険適応なし、歩道での走行可能/免許不要
障害者認定の方はレンタルもできるそうです(障害者等級によりますが、3,000円/月~)。
 
WHILL Model C2
近距離モビリティ|次世代型電動車椅子
※免許不要/歩道での走行可能
購入:487,000円(非課税) ← 税金がかかりません!
レンタル:月額14,800円(非課税)
 
昨日(7/29)、仕事を定時に早々に終えて試乗ができる有楽町のビッグカメラ(都内でもここ限定の展示のようです)まで足を運びました。細々と商品を見ていると定員さんが、
 
『試乗しますか?』 → 『勿論!』
 
と言うことで、どちらのモデルにも試乗させていただきました。乗り心地の良さはほんと感動モノで、電動で16km(公称:20km)の走行が可能です。
高級感があるタイプが C2
コンパクトに折りたためて使い勝手の良い F
 
少し前だったら、おそらく100万円では買えなかった製品だと思います。そのくらい完成度が高いです。これからの時代に人を幸福に導く製品コンセプトとはこういった視点からの製品開発が必要だと思います。来週にはこの製品の開発担当の方とお話しできることになっており、大変楽しみにしています!
 
2022年07月30日 10:54

上司は部下の鏡たれ!

220621_Sontaku_01
上司は部下の鏡たれ!
 
今日(6/21)の日経新聞、私の履歴書は正直言って感動しました。久しぶりに朝から快感と言うか、仕事は『仕事の本質に取り組む真の気持ち』が大切と言うことです。
 
今朝のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』でも、昔の悪い日本企業(上司との関係性)の典型が描かれていましたが、まさにこの視点は今なお残る日本企業のネックかもしれません?それは組織がそのトップの考え方で変わる、そう実感しました。
 → 若い人の言葉をしっかり受け止める、これも大事!
 
話しを戻して今朝の日経新聞、住友林業最高顧問の矢野龍さんの話しです。今ではビジネス順調の住林住宅部門の立て直しについてです。木材ビジネスを軌道に乗せた住友林業はその派生事業として、一般住宅ビジネスにも手を広げましたが、あまり評判が良くなかったようで、新聞に手痛く酷評されます。その体たらくの根源は現場の問題として具現化していたのですが、その背景に部門のトップのかかわり方があったようです。
 
リーダーシップ不足
 
専務だった矢野さんが取締役会で立て直しを提案すると、直ぐに住宅本部長の辞令が出たそうです。
 → この判断も会社として素晴らしい!
   だから住友林業の今がある、そんな感想ですね。
 
そしてどこの会社でもあると思います(?)が、社内の過度な忖度、現場社員の目線が顧客ではなく上司に向いてしまい、社内政治に奔走する組織の体たらくがそこにあります。
 → こうなると組織は腐敗します。
 
本部長が来たら夜の宴席、観光、帰りのお土産現場の視察は観光に行くための理由付けでしかなく、会社の機能はどんどん損なわれます(腐敗する?)。
 
自身の経験においても、こんな現場を見たことがあります。本部長が来ると取り巻きの子会社役員クラスが一般社員との会話を遮り、何を言ってもやたらニヤニヤ(いつも怒鳴ってばかりの馬鹿な役員が)、夜は宴席、何で会社はこうなるんだろうと思ったことは幾度かありました。そういった職場(事業部)は早々に衰退、でもその管轄役員は次の部署に行って、また次の部署を衰退させてしまう悪循環に入ります。
 → 会社は基本出世したもの勝ち、
   ぺいぺいはなんともしようがない(苦笑)
   → であれば、出世しないといけない(さらに苦笑)
 
ただ、そんな自身の経験の中に、住林の矢野さんのような方がおられました。もう定年され会社を去られていますが、その方が現場を回ってくれたことで猛烈に仕事のやる気を誘発される、40代の自分が猛烈に仕事をしたのはその方がおられてからと言っても過言ではない、そんな心から尊敬できる方でした。
 
その方は常務取締役になっても現場を回られました。それも驚くことに予告をせずに世界中の現場に行かれて、そこの部長連中と話をするのではなく、好んで現場社員と話をしてくれました。
 → こんな役員、これまでにお会いしたことが無かった!
 
現場を根本から良くしたいと言う気持ちがひしひしと伝わる、それが快感でした(笑)。やる気を駆り立てられました。
 
話しを再度戻しますが、『住林の家』が、何故ある時期こんなに良くなったのか? 実に不思議に思う時期がありましたが、こう言った背景があったことを知り、非常に納得した次第です。
 
上司は部下の鏡たれ!
 
役職に就いた人は偉くなったのではなく、重要な役割を担っただけであることを認識し、その役割を最大限まっとうしなければならないことを認識する、そしてその責務を全身全霊で遂行する、これを徹底頂きたいと常日頃思っています。
 
役員になると偉くなった、そう錯覚する方が意外に多い? そうじゃないのだよ、接待されるために役員になったわけではないのだよ、そこは誤解のないようにしていただきたいですよね!
 → 出世できなかった定年前一般社員のボヤキです(笑)!


 
 
2022年06月21日 09:31

想い出多き、ジャストシステムの一太郎

220305_JustSystem_01
ジャストシステムの一太郎
 
今月(2022年3月)の日経新聞 『私の履歴書』 はジャストシステム創設者の 浮川和宣 さん、奥さんの初子さんと共に 『一太郎』 を世に送り出した、我々中年世代には知らない人がいないくらい(?)、有名な方、偉大な方ではないかと思います。
 
 過去を思い起こしたいと思います。
 
一太郎: 日本語ワープロソフト(漢字変換ソフトはATOK)。
学生時代の浮川和宣氏が教えていた、その後病死した受け持ちの中学生が
「太朗」君だったとのこと、加えて「太郎」が日本男子を代表的する名前であり、
「太郎よ、日本一になれ」という思いが込められているそうです。

  1985年8月28日「jX-WORD太郎」の後継製品で「一太郎」発売
 
一太郎との出会いは1985年、なんと今から37年前です。大学時代の研究室で、卒論を手書きするか、一太郎で打つか、悩んだ末に一太郎を使うことにしました。
 → この時代、手書きの卒論は珍しくありませんでした。
 
何故悩んだか、簡単なことでPCが学生に潤沢に与えられておらず、個人で買うにしてもPCは高価で、簡単には使えなかったからです。要はPCが取り合いになっていることで、使う時間の制約から最後までたどり着けるかに不安があったからです。
 
夜中も含め、学生間で譲り合う等、けんかすることなくうまくシェアできたことで無事に卒論を一太郎を使って書き上げたのが既に37年も前であったことを思い起こすと、今の時代との違いに驚きます。 → 少しくらい不便な方が良いかも?
 
さて、ちょうどこのころ、日本語ワープロと言えば管理工学研究所 『松』 が大きなシェアを確保しており、『松』を使うか、『一太郎』を使うか、この点でも意見が分かれていたように思います(指導教官は『松』を使われていました)。ただ、理系の我々にとってはMS-DOSベースの一太郎が圧倒的に使いやすかったことに加えて、価格も安かったので、知らないうちに『松』は消えて行ったように思います。 → 修論を書く頃(2年後)には『一太郎=標準』になっていました。
 
同じ研究室にソフトが強かった方がおられまして、一太郎をRAMに乗せるバージョンにマイナーチェンジしてくれたので、使いやすい環境が当時の大学院生レベルでもできました。
 → これをしないと、漢字変換ごとにフロッピーを読みこむので
   文字変換に時間がかかりすぎて使いづらかったです。
 
その後徐々に、MS-WORDに変わってしまい、現状の一太郎、もしくはATOKと言った方が良いかもしれませんが、あまり接点が無くなっていきますが、実は官公庁では未だにATOKは使われているのに少し驚いています(ここ1年ですが)。
 
話しを戻して、今月は浮川さんの一太郎談議が日経新聞で読めると言うことで大変楽しみです。
ナイスですよね、日経新聞のこの人選、本当にうれしいですね!


 
 
2022年03月05日 10:54