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認知行動療法を専門家から学ぶ

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認知行動療法
 
この週末、夏の集中講義で 『認知行動療法』 を学ぶ機会がありました。
 
認知行動療法には大きく2つの学派があります。ひとつはアメリカの臨床心理学者Albert Ellis の提唱する『論理療法』からの流れで、心理学系、カウンセラー寄りです。
 
REBTRational emotive behavior therapy
心理的問題は、出来事そのものの影響ではなく、
その出来事をどのように受け取ったかという認知を媒介とし
論理的(rational)な思考が心理的に影響すると説いています。
 
出来事(A)、ビリーフ(Belief)、結果(Conclusion)のビリーフ(B)の
非合理的なIrrational Beliefを再構成するという、ABC理論を特徴としています。
 
筑波大学のカウンセリング心理学コースの創設者と言える國分康孝先生の師匠がAlbert Elis です。従って筑波大学の心理学はこの流れとも言えます。
 
その後にもうひとつの流れができました。受講した講義の根幹は、Aaron Beck が提唱する『認知療法』です。Beckの考え方は精神医療の流れであり、
公認心理士や臨床心理士の治療はこちら側になります。
 
うつ病患者に特徴した精神的な治療方法として、悲観的な思考を持つことがあり、これを『認知の歪み』と捉え、修正する新たな治療的アプローチとして提案されました。
 
教科書的に言うと、
Albert Elisの『論理療法』とAaron Beck の『認知療法』を
総称して『認知行動療法』と定義されています。
CBT:Cognitive Behavior Therapy
 
大野先生系列の認知行動療法に関する詳細技法は下記サイトから拾うことができます。
 
こころのスキルアップ・トレーニング
 
日本では厚生労働省がまとめるマニュアルが完備されており、45分(30~50分)を16回(週一で16週)、定型フォームに基づき実施されているとのことです。国内にはこのスーパーバイズできるのはたった5名しかいないとのことです。
 
そういった多くの課題がある現状、CBTの普及はなかなか進みにくいようです。CBTを習得するには手間と時間がかかること、加えて教育コストが極めて高いこと、その割に診療ポイントが低いことが従来からの課題と言えます。
 
普及が大きく進まない現状をネット経由のプログラムで標準化し、教育の課題、コストの課題、手間と時間の課題を解決すべく新しい取り組みが進んでいることも教えて頂きました。 → これを使うと、ある程度の知識レベルでもCBTが活用可
 
これら詳細は紹介したサイトから情報を拾って勉強できますが、とは言え、ある程度の慣れが必要とされます。
 
 
2022年08月23日 10:37

パーソナルモビリティ

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パーソナルモビリティ
 
今日の話は最先端技術を用いたこれからの製品について、その製品は 「パーソナルモビリティ」、昔の表現を使うと 「電動車椅子」 です。実は仕事の関係で知った製品なのですがその商品コンセプトが素晴らしい、感動モノです。是非、製造社のサイトを見て頂きたいです。下記サイトの開発者のストーリーはなかなかの読みごたえです。
 
WHILL / Persopnal Mobility
 
これからの高齢社会、すべての人がお世話になる製品では? そんな完成度の高い 「高齢化の移動手段」
タイプは2つあります。
 
WHILL Model F
273,000円(非課税) ← 税金がかかりません!
メーカー希望価格 ※送料調整費別
介護保険適応なし、歩道での走行可能/免許不要
障害者認定の方はレンタルもできるそうです(障害者等級によりますが、3,000円/月~)。
 
WHILL Model C2
近距離モビリティ|次世代型電動車椅子
※免許不要/歩道での走行可能
購入:487,000円(非課税) ← 税金がかかりません!
レンタル:月額14,800円(非課税)
 
昨日(7/29)、仕事を定時に早々に終えて試乗ができる有楽町のビッグカメラ(都内でもここ限定の展示のようです)まで足を運びました。細々と商品を見ていると定員さんが、
 
『試乗しますか?』 → 『勿論!』
 
と言うことで、どちらのモデルにも試乗させていただきました。乗り心地の良さはほんと感動モノで、電動で16km(公称:20km)の走行が可能です。
高級感があるタイプが C2
コンパクトに折りたためて使い勝手の良い F
 
少し前だったら、おそらく100万円では買えなかった製品だと思います。そのくらい完成度が高いです。これからの時代に人を幸福に導く製品コンセプトとはこういった視点からの製品開発が必要だと思います。来週にはこの製品の開発担当の方とお話しできることになっており、大変楽しみにしています!
 
2022年07月30日 10:54

仕事人生が70歳まで

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仕事人生70歳まで、仕事を見切る時期は遅くなる
 
7/21 の 朝のNHKニュース でちょっと気になる特集がありました。
 
50代活躍を
 
査定の低い50代(課長以上になれなかった人)の活用が会社経営の課題として具体化しているそうです。出世できないものの大手の入る方は総じて優秀な場合が多いようで、65歳までの働く期間を考えると50歳で15年もあり、この期間を安易に会社にぶら下がってしまうと、本人にとっても、会社にとっても不幸なことです。ニュースで取り上げられている会社はNTT_Communications、50代社員の活用が進んでいる実態が紹介されています。

<記事より抜粋すると>
大手通信会社のNTTコミュニケーションズ、約6000人の社員のうち、
50代以上の社員が3分の1にあたる約2000人を占めているそうです。

2025年には50代以上の社員が半数を超え、
2030年には6割を超えると想定されているようです。
 → 若手に任せると簡単には言えない現実
 
自身はあと2週間で60歳なので直接的には関係ないのですが、職場の高年齢化は他人ごとではありません。そもそも55歳で管理職を外される役職定年を経験すると、それ以降たいした仕事がなくなってしまうのが日本の企業における就労実態、役員になれれば問題ありませんがそうそう役員になれるものではありません。
 
やる気を持って50代を乗り切れるか、これは意外に難しいことかもしれません?

お荷物になりたくてお荷物になったわけではないのですが、そもそも会社の居場所がなくなり、必然的にやる気がなくなるのが自然な流れのように思います。そろそろ過去の就労パターンから脱皮する必要がある、さもなくば日本の国としての競争力は世界的に下降線をたどり続けて、気が付いた時期には手遅れになってしまうかもしれません。

長きに渡る会社人生、これからはさらに長期スパンで考えなければなりません!


 
 
2022年07月23日 09:32

採用活動の成果は意外なタイミングで分かる?

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採用活動の成果は意外なタイミングで分かる?
 
先週末(7/16)の話です。2022年度新卒の配属に関わる通達が出ており、今年の新卒採用は自身が出向前の部署で採用に関わった年でもあり、興味半分で名簿を眺めていると 「おや?」 と 目を疑った瞬間、
 
 彼女、入社していたんだ…
 
思いがけない学生が自身の採用活動で入社していることを知り、嬉しいような、驚きのような、そんな気分になりました。理系女子「リケジョ」の採用は例年かなり苦戦しており、情報系学生はほぼ採用に至らず、特に苦戦していました。リケジョは生物系が多く、製造業の採用としてそうたくさんは採れません。そんなこともあり「LabBase」と言うサイトで400件以上の学生にコンタクト、その6割以上が女子学生でした(男子学生の採用はそのついでに実施!)。
 
そんな中で知り合ったのが印象深き彼女でした。彼女は最高学府の大学院情報系の女学生で、切れ味鋭い対応でめちゃくちゃ記憶に残るだけでなく、せっかく苦労して確保した8月のインターンシップエントリーを忘却、そんな彼女に12月のインターンシップにも再度エントリーしてもらい、今回はエントリーを忘れないようにリマインドメールも打ち、どうせ来ないだろうとは思いつつも、かなりの時間を費やしました。
 
 結果、インターンシップには参加してくれました。
 
インターンシップ(2日コース)を年2回開催しており、そこの学生集めは毎年それなりに苦戦していたのですが、コロナ禍でネットでの活動が主になるとこれまでにない変化が訪れました。学生側も危機感からか、参加率が急に上がったことと、ネット経由の早期コンタクトは学生諸子に好印象だったようで、インターンシップの競争率は一挙に5倍程度にまで膨らみ、(例年は競争率:1.2倍程度?)それがこちらが学生を選べる程に好条件に変化しました。
 
そんな中でもリケジョは貴重な存在ですが、彼女は無条件でダントツに優秀でした。どこの会社に行っても恐らく内定を採れる、そんな感じがした超切れ者で記憶に残る人でした。 → 女子学生の方に優秀感がある?
 
2022年度新卒の採用活動は2020年6月頃から開始、8月と12月にインターンシップを開催して、顔見知りになったところから随時採用面接に導き、採用面接の解禁日は3月1日、面接を通過した学生から「内々定(実質的には内定)」を出します。本来なら、採用面接にあたるはずだった小生でしたが、その年の4月1日付けで異動、種まきだけさせられて身を採る時には異動、会社は何とむごいことをするんだろうと恨み節でその彼女の採用面接に関わることなく、後のことは分からずじまいでした。
 
 彼女の何がそうさせたのか?

全くの謎ですが、出向して1年と3カ月、2年以上前の自身の採用活動が実を結んだ瞬間ですが、当時のコメントを見ると、
 
 志望度低い、おそらく来ない?
 
成果は意外なタイミングで意外な形で現れる、そんな面白おかしい、うれしさもある体験をした。頑張ってみるものだと再認識した次第です(笑)。
 
 彼女の前途に良き人生が続きますように…
 
 
2022年07月19日 21:52

科学技術は人間を本当に幸せにしているのか?

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科学技術は人間を本当に幸せにしているのか?
 
還暦を前にして大学院でいろいろと議論する機会が増え、我が人生を振り返る時、修論のテーマを何にするか?最近よく考えさせられることを書こうと思いました。
大学を卒業以降、技術者として科学技術の発展に貢献すべく、35年の長きに渡る期間を研究開発・製品製造、その環境安全・エネルギー施策に関わってきました。
科学技術の発展は豊かな人間社会の便益に繋がるべきもので、18世紀に始まる産業革命から現在に至る進歩はヒトへの好ましい貢献は多いものの、日本では1970年代の公害問題に始まり、現状に至る地球温暖化、廃棄物問題、生態系の変容等、想定外の問題も誘発されており、必ずしも良い側面だけではない科学技術の進歩の異なる一面を見ることができます。
 
太陽光発電を具体例として取り上げて考察してみます。太陽光発電はシリコンが半導体であり、光エネルギーを電気エネルギーに変換できる物性的特徴に着目して、発電自体にはCO2排出もなく、環境に優しい電気エネルギー源として現状最も有効な再生可能エネルギーとして活用されています。
 
実用化に際しては、1973年の第1次オイルショックを契機に、環境問題を包括したエネルギー問題への対処を目指して、1974年の『サンシャイン計画』として始まりました。1993年からはムーンライト計画(地球環境技術開発計画)と地球環境技術開発計画を統合したニューサンシャイン計画として取り組まれ、2022年の現状においても国策としてプロジェクトが継続されています。
 
太陽光発電はそのコアとなる発電技術として展開されており、2020年の全発電量に対する再生可能エネルギー比率は19.8%、太陽光発電比率は7.9%を占めています。太陽光発電は今や日本だけではなく、世界中で必須とされる発電技術となり、人類の生活にはなくてはならないものになっています。
 
とは言え、近年においては負の側面が現れてきており、環境問題としては生産過程におけるCO2排出や廃棄物問題、行政的な問題ではFIT制度を逆手に取った法令違反、そして特に近年問題になっている景観破壊は単に環境問題だけではない、これまでになかった人の心理的側面からの課題も包括しています。エネルギー供給の側面からは、太陽光発電は人のWell-beingな側面に貢献していると思いますが、実用化の段階でMal-beingな側面を多面的に醸し出していることが最近気になるところです。
 
→ ここが環境心理学への興味に繋がっているわけです。
 
日照率日本一の山梨県北杜市における太陽光発電パネルの景観破壊の問題を具体例とし取り上げます。この問題に関しては、多くの論文が執筆されており、
社会的ジレンマの事例としても問題提起出来ると思います。
 
例えば、
 中嶋明洋、「太陽光発電によるトラブル発生のメカニズムと解決の方向性:専門業者の視点から」地域生活学研究 第6号(2015)pp.61-70
 鈴木晃志郎、「景観紛争の科学で読み解く太陽光発電施設雄の立地問題」地域生活学研究 第7号(2016)pp.84-94
 吉永明弘、「太陽光発電施設の問題を環境倫理学から読み解く」地域生活学研究 第7号(2016)pp.77-83
 
太陽光発電は、2009年11月から開始された国の補助金制度を活用した普及施策(FIT:再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度)で進展し、その結果として発生した問題は、法制度が不十分なまま建設が進んだ2015年頃から公のものとなり(中島明洋、2015)、翌年以降で顕著になったと思われます(鈴木晃志郎、2016)。現在も負の側面として継続的に論争が続いている。
 
対極にある顕著な事例として地熱発電の開発の遅れがあります。世界第3位の地熱源を有する日本においては、地熱発電の立地条件が整っているにもかかわらずその普及は大きく遅れています。その理由の一つに地元や環境関係者との合意形成が困難であることがあげられており(生田目、2018)、発電所の立地推進者との対立の構図には心理的障壁の存在を感じさせられます。

 生田目修志、「NEDOにおける地熱発電所立地早期化に向けた技術開発について」地熱技術Vol.43(2018), Nos1&2, pp.37-44

こういった背景から、技術進歩を妨げる人の心理状態に寄り添う
環境デザインとして『エコロジカル・ランドスケープ』
と言った概念も具体化されています(小川総一郎、2018)。
 
 小川総一郎、「エコロジカル・ランドスケープ概念」建設機械施工Vol.70 No.3March 2018 pp.26-31
 
今後の科学進歩に対しては、心理的視点からの考察無くしては進捗が期待できない状況が生じる場合が多くなると推察します。
 
2022年07月10日 11:43

上司は部下の鏡たれ!

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上司は部下の鏡たれ!
 
今日(6/21)の日経新聞、私の履歴書は正直言って感動しました。久しぶりに朝から快感と言うか、仕事は『仕事の本質に取り組む真の気持ち』が大切と言うことです。
 
今朝のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』でも、昔の悪い日本企業(上司との関係性)の典型が描かれていましたが、まさにこの視点は今なお残る日本企業のネックかもしれません?それは組織がそのトップの考え方で変わる、そう実感しました。
 → 若い人の言葉をしっかり受け止める、これも大事!
 
話しを戻して今朝の日経新聞、住友林業最高顧問の矢野龍さんの話しです。今ではビジネス順調の住林住宅部門の立て直しについてです。木材ビジネスを軌道に乗せた住友林業はその派生事業として、一般住宅ビジネスにも手を広げましたが、あまり評判が良くなかったようで、新聞に手痛く酷評されます。その体たらくの根源は現場の問題として具現化していたのですが、その背景に部門のトップのかかわり方があったようです。
 
リーダーシップ不足
 
専務だった矢野さんが取締役会で立て直しを提案すると、直ぐに住宅本部長の辞令が出たそうです。
 → この判断も会社として素晴らしい!
   だから住友林業の今がある、そんな感想ですね。
 
そしてどこの会社でもあると思います(?)が、社内の過度な忖度、現場社員の目線が顧客ではなく上司に向いてしまい、社内政治に奔走する組織の体たらくがそこにあります。
 → こうなると組織は腐敗します。
 
本部長が来たら夜の宴席、観光、帰りのお土産現場の視察は観光に行くための理由付けでしかなく、会社の機能はどんどん損なわれます(腐敗する?)。
 
自身の経験においても、こんな現場を見たことがあります。本部長が来ると取り巻きの子会社役員クラスが一般社員との会話を遮り、何を言ってもやたらニヤニヤ(いつも怒鳴ってばかりの馬鹿な役員が)、夜は宴席、何で会社はこうなるんだろうと思ったことは幾度かありました。そういった職場(事業部)は早々に衰退、でもその管轄役員は次の部署に行って、また次の部署を衰退させてしまう悪循環に入ります。
 → 会社は基本出世したもの勝ち、
   ぺいぺいはなんともしようがない(苦笑)
   → であれば、出世しないといけない(さらに苦笑)
 
ただ、そんな自身の経験の中に、住林の矢野さんのような方がおられました。もう定年され会社を去られていますが、その方が現場を回ってくれたことで猛烈に仕事のやる気を誘発される、40代の自分が猛烈に仕事をしたのはその方がおられてからと言っても過言ではない、そんな心から尊敬できる方でした。
 
その方は常務取締役になっても現場を回られました。それも驚くことに予告をせずに世界中の現場に行かれて、そこの部長連中と話をするのではなく、好んで現場社員と話をしてくれました。
 → こんな役員、これまでにお会いしたことが無かった!
 
現場を根本から良くしたいと言う気持ちがひしひしと伝わる、それが快感でした(笑)。やる気を駆り立てられました。
 
話しを再度戻しますが、『住林の家』が、何故ある時期こんなに良くなったのか? 実に不思議に思う時期がありましたが、こう言った背景があったことを知り、非常に納得した次第です。
 
上司は部下の鏡たれ!
 
役職に就いた人は偉くなったのではなく、重要な役割を担っただけであることを認識し、その役割を最大限まっとうしなければならないことを認識する、そしてその責務を全身全霊で遂行する、これを徹底頂きたいと常日頃思っています。
 
役員になると偉くなった、そう錯覚する方が意外に多い? そうじゃないのだよ、接待されるために役員になったわけではないのだよ、そこは誤解のないようにしていただきたいですよね!
 → 出世できなかった定年前一般社員のボヤキです(笑)!


 
 
2022年06月21日 09:31

自分の役職・肩書きが変わった時の考え方

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自分の役職・肩書きが変わった時の考え方
 
東洋経済ON_LINE(5/24)に面白い記事がありました。まさに自身のあるべき立ち位置が書かれているようで、共感する部分が多いように感じています。
 
若者が一緒に「働きたい・働きたくない50代」の差
 
特に的確な指摘
 「自分の役職・肩書きが変わる時の捉え方」 には
 
なかなかいいことが書かれていました。まさに我々アラカン世代が持つべき覚悟が書かれています。これが意外にできていないかもしれない?
 
ポイントは、役職や責任が年齢的に逆転するとことに対して、どういった受け止め方をしているか、これが分かっているようで意外に納得できないが故に人間関係がこじれる場合が多いように思います。心理学的アプローチ、論理療法をベースに考えるとこんな整理方法があると思います。
 
<役割が若い人と逆転する場合のイラショナルビリーフ
・自分の出世が果たせなかった
・役職定年などに伴う権限を剥奪された
・自分のサラリーマン人生はもう終わりだ
 
少数派の出世し続ける方には不要な概念であり、それが故に大多数の方がこう言った 『ネガティブ感情』にはまってしまうのかもしれません?
 
<この時に持つべきラショナルビリーフ
・役割が変わっただけで降格したわけではない
  → 正しい定年の捉え方
・上司としての責任がなくなった
・人として対等な立場で接することは当たり前のこと
 
こう考えると、若い人とフラットに接することに何の抵抗も無くなります(無くなるはず?)。ただ、相手(若い人)の接し方に振られる部分もあるので必ずしも理屈通りにはいきませんが、少なくとも、我々アラカン世代がそういったスタンスで臨まない限り若い人との良い関係は築けないように思います。
 
 「年長者としてのたしなみは求められます。
 
この部分は人としてのたしなみ、礼節を重んじることは年配者の方から意識すべき点だと思います。
 
役職定年やさらには定年とそれに続く再雇用という機会を、自分にとっての自由度が増すものと捉えてみる。
 
これもラショナルビリーフとしての捉え方であり、アラカン世代も新入社員に戻った気持ちになれば良いのかもしれません?
 
ネットの普及などで生活が大きく変わったことで、シニア世代と若い世代のギャップはかつてより大きくなっているはずです。
 
まったくもって実感するところです。このギャップを無理に埋めようとせず、相手の価値観を理解しつつ善意に受け止めることが必要だと思います。
 
最近は若い方々と一緒に仕事をする機会も増えてきていますので、ここでのラショナルビリーフを意識して仕事に臨みたいと思います。
 
 
2022年05月25日 10:02

日本人の幸福度はどうしてこうまで低いのか?

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日本人の幸福度はどうしてこうまで低いのか?
 
今朝(5/11)、ショッキングなニュースが飛び込んできました。
正直言って驚いています。と言うか戸惑を感じています(涙)。
 
【訃報】ダチョウ倶楽部 上島竜兵さん(61歳)が自宅で自殺
 
言葉が出ないと言うか、信じられない…
一見明るそうな方が自ら命を絶ってしまうのは何故?
 
この事実の少し前ですが、
俳優の渡辺裕之さん(66歳)が自宅で縊死(一般的には首吊り死)
 
共に還暦を越えておられるお二方、いわゆる同年代と言える方々が続けさまに自ら命を絶たれることは、人ごととは考えにくく、どうしてこんな結果にならざるを得ないのか…?
 
最近、Well-being に関わる調査をやっている関係上、いろいろな報告書に目を通すことがあります。日本はGDP世界第3位、物理的には恵まれているはずですが、何故か? 幸福感が低いことは周知のとおりです。
 
いろいろと研究されてはいるものの、何が本当の原因なのかは正直なところ分かりません(個人差もあるので)。日本人も含まれるアジア諸国は、欧米の個人主義的国家と比較すると集団主義的であり、それが故に心配性気質が強い民族と言われています。個人主義が故の楽観度の強い欧米人と比べると、悩みを抱え込みやすいそうです。悩みを吐き出せない気質が強い傾向にあるとのことです。
 
いろいろ考えるに、自身もあと3か月で還暦を迎え、歳を重ねるが故に幸福度の低下を感じることが多々あります。特に生まれた頃の昭和の時代と比較すると、平成~令和にかけての時代の移り変わりの中で、仕事もプライベートも生きていくうえでの息苦しさと言うか、自由のない縛りと言うか、昔のように楽しめない現在になっており、どうしても過去りし昔の良き時代と比較してしまいます。
 
幸せって何だろう?

何をやっても楽しめない今の自分はあるよな?

幸福感はどこにどんな形であるのだろうか?
 
そんなことを考えさせられます。
 
先日(5/2)、東京国立近代美術館で開催されていた 鏑木清方展 の特集がNHKで放映されていました。その中で清方曰く、しみじみと
 
『明治の時代はいい時代だったと思いますよ。』
 
昭和に入ってからのコメントですので、明治と昭和の時代を比較して言っているのだと思います。ゆっくり、のんびりと動く明治の時代に
激動の昭和の時代にはなかった心地よい居場所が清方の心の中に存在していたのかもしれません?
 
小生は昭和生まれなので明治時代との比較はできませんが、昭和と平成~令和の時代を比較してしまいます。清方が言っていた自分の良い体験(主に青年期)をした時期との比較で歳を重ねてやってきた今に対しては、どうしても息苦しさを感じてしまうものなのかもしれない? 歳をとると経験を重ね、知恵もつくので、怖いもの知らずの青年期よりも防御的にならざるを得ません、おそらく?
 
それが極度の状態に達してしまうと、自身の存在価値を見失い、生きる気力がなくなってしまう結果自ら命を絶ってしまう場合があるのかもしれません?
 
幸いにも、今の自分自身はそこまで追い込まれてはいないものの、その状況も永遠に続くわけではないので、もしかしたら悪い方向に行ってしまう可能性もあるわけです。
 
人は人と関わり合うことで寂しさを紛らわすことはできるので、運悪く悪い方向に行ったのであれば、それはしょうがないので、どこかで軌道修正ができるような仕組みがあれば良いと思います。人との良い関わりがそれを成しえるように思います。
 
お二方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。


 
 
 
2022年05月11日 09:56

もう一度キャンパス、還暦を前にした学生生活スタート!

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もう一度キャンパス、還暦を前にした学生生活スタート!
 
昨年の8月に試験を受け、10月に何とか合格しました。
 受験者:99名、1次試験合格者:44名、最終合格者:24名、入学者数:23名
半年後の4/9が入学式になり、これから2年間の長いようで短い期間、筑波大学(人間総合科学学術院 人間総合科学研究群 カウンセリング学位プログラム)で心理学を基礎から学ぶことになります。
 
入学式では多くの説明があるはずでしたが、コロナ禍で短縮となり、書面での確認が多く、特に苦しんだのがシステム接続です。おまけにその日は親族のお通夜で神戸に行くことになり、土日がまるまる何もできなかったので、準備の遅れは最高潮となってしまいました(涙)。
 
そんなこんなで、入学式の翌週から大学生活が始まりました。
月曜日(4/11)から講義の準備説明(在校生からのガイダンス)があり、
火曜日(4/12)からは最初の講義が始まりました。
 → 履修登録は神戸に向かう新幹線の移動中に済ませて、なんとかぎりぎり…
 
最近の科目履修登録はWEB上で行うのが常、何処でもできるのは便利なようですが、やってみると試行錯誤で意外に大変です。何が一番大変かと言えばシステムの設定でして、これがいろいろたくさんありすぎて、何処から何をすればいいのか分かりません。
 
マニュアルを見ながらひとつずつ潰していく、そんな進め方です。
 → ID / PW をもらったのが土曜日で、月曜がガイダンス、
火曜日から講義開始は時間的に少し厳しいように思います(汗)。
 
メール環境を作るのはもちろん必須ですが、メールのアカウントもそれなりに貯まりにたまってきています(会社、プライベートが2つ、スマホが職場とプライベートで2台、汗)。メールアカウントをどのPCのどこに設定するかはよく考えなければなりません。セキュリティー設定の配慮も必要。
 → PCは3台(会社、出向先、プライベート)あります。
 
情報社会はありがたいのですが、苦手な人間にとってはかなり大変、特に初期設定でいつも苦戦する小生は、講義が始まってもすべての設定を終えることができず、月曜日のガイダンス案内を水曜日に受け取ったテイタラクでした。水曜日にTeams/Microsoftまでの設定を終えることができました。
 
さて、一番焦ったのが単位登録のシステム操作でした。登録科目の記号がややこしくて、同じような講義名で記号が異なる選択があり、解読に時間がかかりました。特に『0』と『O』の認識(英語のOと数字の0)間違いがありエラー連発、原因が分かるまでは冷や汗ものです。加えて、登録後の確認が1日経っての反映とのことで、これを知らずに更に焦りました(先に教えてくれればと思いましたが!)。
 
何故データが反映されないのか?
シラバスが読めない…
 
単位履修後のサイトにはAsahiNETの『manabi』というアプリが使われており、履修登録とは別にログインしなければなりませんが、『戻る』を押すと認識エラーが出てしまうようでなかなかつながりません。
 
更に悩ませられたのがマイクロソフト365のメールIDと大学のメールIDが別であり(何故、同じにできない?)、注意することが多すぎる印象です。
 
確かに、マニュアルを読めばわかるのですが、あまり優しくない教え方ですよね(涙)!
 
そんなこんなの還暦前の学生生活スタートでした。体力的にも、知力的にも耐えられるかは微妙ですが、老体にムチ打ち、なんとか乗り切りたいと思います。とは言え、これからさらに苦しい日々が続くと思います(汗)。
 
2022年04月15日 15:26

想い出多き、ジャストシステムの一太郎

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ジャストシステムの一太郎
 
今月(2022年3月)の日経新聞 『私の履歴書』 はジャストシステム創設者の 浮川和宣 さん、奥さんの初子さんと共に 『一太郎』 を世に送り出した、我々中年世代には知らない人がいないくらい(?)、有名な方、偉大な方ではないかと思います。
 
 過去を思い起こしたいと思います。
 
一太郎: 日本語ワープロソフト(漢字変換ソフトはATOK)。
学生時代の浮川和宣氏が教えていた、その後病死した受け持ちの中学生が
「太朗」君だったとのこと、加えて「太郎」が日本男子を代表的する名前であり、
「太郎よ、日本一になれ」という思いが込められているそうです。

  1985年8月28日「jX-WORD太郎」の後継製品で「一太郎」発売
 
一太郎との出会いは1985年、なんと今から37年前です。大学時代の研究室で、卒論を手書きするか、一太郎で打つか、悩んだ末に一太郎を使うことにしました。
 → この時代、手書きの卒論は珍しくありませんでした。
 
何故悩んだか、簡単なことでPCが学生に潤沢に与えられておらず、個人で買うにしてもPCは高価で、簡単には使えなかったからです。要はPCが取り合いになっていることで、使う時間の制約から最後までたどり着けるかに不安があったからです。
 
夜中も含め、学生間で譲り合う等、けんかすることなくうまくシェアできたことで無事に卒論を一太郎を使って書き上げたのが既に37年も前であったことを思い起こすと、今の時代との違いに驚きます。 → 少しくらい不便な方が良いかも?
 
さて、ちょうどこのころ、日本語ワープロと言えば管理工学研究所 『松』 が大きなシェアを確保しており、『松』を使うか、『一太郎』を使うか、この点でも意見が分かれていたように思います(指導教官は『松』を使われていました)。ただ、理系の我々にとってはMS-DOSベースの一太郎が圧倒的に使いやすかったことに加えて、価格も安かったので、知らないうちに『松』は消えて行ったように思います。 → 修論を書く頃(2年後)には『一太郎=標準』になっていました。
 
同じ研究室にソフトが強かった方がおられまして、一太郎をRAMに乗せるバージョンにマイナーチェンジしてくれたので、使いやすい環境が当時の大学院生レベルでもできました。
 → これをしないと、漢字変換ごとにフロッピーを読みこむので
   文字変換に時間がかかりすぎて使いづらかったです。
 
その後徐々に、MS-WORDに変わってしまい、現状の一太郎、もしくはATOKと言った方が良いかもしれませんが、あまり接点が無くなっていきますが、実は官公庁では未だにATOKは使われているのに少し驚いています(ここ1年ですが)。
 
話しを戻して、今月は浮川さんの一太郎談議が日経新聞で読めると言うことで大変楽しみです。
ナイスですよね、日経新聞のこの人選、本当にうれしいですね!


 
 
2022年03月05日 10:54