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トップ企業の人材育成力  ヒトは「育てる」のか「育つ」のか

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トップ企業の人材育成力  ヒトは「育てる」のか「育つ」のか
(北野唯我他著/さくら舎)
 
組織の強さは人の強さ,その核にあるのが人事戦略
 
人事は有機的で不可逆的なものであり,いったん壊れると元には戻らないとの北野氏のコメントは全く同感です.では,人事を壊さないようにと資本(人・モノ・カネ)注入すればいいのに,何故できないか? これは人事戦略の成果が数字に表れにくいからだと,予算の削除の憂き目にあうのはこういった数字に表れにくい活動なんですね!
 
では,トップ企業がどういった人事戦略,特に採用に関わるところの説明はとても参考になります.採用担当者が心がけるべき点も書かれており,その成功事例も紹介されています.→ IJC から IJAIC へ
 
Introduce(会社紹介や社員紹介)
Judgment(自社とのマッチングを判断する機能)
Attract(自社の効果的魅力付け)
Impact(採用候補者の自社との出会いを最大化)
Coordinate(採用候補者の応募から入社までの適切なフロー)

 → A & I の付加が必達になる昨今です!
 
会社を強くする人事戦略の肝が述べられているように思います.
 
 
2020年03月11日 22:04

娘の大学卒業(嬉)

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娘の卒業検定結果は合格,無事卒業です!
 
結構ぎりぎりのラインを彷徨っていましたが,娘からの吉報,
 
 『卒業できたよ!』 のライン連絡がありました.
 
これで肩の荷が下りました!
 → 最近は文系でも留年する場合があるとのことでした(汗).
   留年は財政的にも我が家の死活問題,
   無事卒業できることは親としてもありがたいです.
 
卒業が決まったと言うことで,娘は九州にラーメンを食べに旅行に行ってしまいました.
コロナウィルスの不安もなんのその?
 
さて,これで3月をもってめでたく子育てを終了します.
 → 31歳にして始まった子育ては,
   57歳にして終わることになります(26年間).
   長いようで短い印象です(涙・嬉).
 
娘の卒業式は3月19日,ここは会社にお休みをいただき
家内と参列する予定です.泣いてしまうかも(笑).

 感慨深い!
 
 
2020年02月23日 23:58

ネクタイの色

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ネクタイの色は?
 
スーツなんてここ最近買ったことがありませんでした.着る必要が無かったからです.従って,持っているスーツは時代遅れのようで,昨今の主流,黒・紺系を持ち合わせないことは致命的かもしれません.
 
と言うことで,先週末に1着だけ紺系スーツを購入,この週末に届く予定です.身だしなみが大事であることを最近の暮らしで思い知った次第です.
 
さて,自分のこともさることながら,ヒトの身だしなみにも目が向くようになりました.そんな中で,ネクタイの色についてちょっとした気づきがありました.
 
  ネクタイの色 ピンクは 何を意味するのか?
 
カジュアルに着るのであれば問題ありませんが,フォーマルの場でピンクのネクタイを着用できるかです.これが案外着用する人がいます.そんなこと,個人の嗜好は個人の勝手? とは言え,着用には注意が必要かも? 見る人が問題ないと判断してくれる場合もありますが,逆にこれをNGにされる場合があります.であれば,あえてリスクを取ってピンクのネクタイを着用しない方がいいかもしれません.地味にやった方が無難と言うか,ネクタイでポイントを上下させる必要はないということです.
 
お堅い会社,銀行,保険,そんな業界ではリスクが大きすぎます.今風の会社,IT系やベンチャーでは逆に個性を出せる可能性もありますが,それであればノータイで行く方がいいかもしれません(これも勇気が必要)? と言うことで,ネクタイは赤系でもちょっと渋め,無難には紺系かな? そんな印象でいろいろな方のネクタイの色を見るようになってしまいました.特に勝負のタイミングでは,注意しておいた方がいいように思います.
 
 
2020年01月31日 22:09

60代の働き方,会社との繋がり方を変える!

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70歳定年法をポジティブに受け入れたい!
 
今日(1/4)の日経新聞,生活設計と資産運用からです.
 
2019年6月で閣議決定された
 『高年齢者雇用安定法』 通称 『70歳定年法』 が早ければ2021年4月から実施される見通しです.
   これからシニア(60歳定年)になる我々アラカン世代にはありがたい法律だと思っています.
 
従来の法律は,65歳までの雇用について,
 『定年廃止』,『定年延長』,『継続雇用制度導入』のいずれかを企業に義務として負わせており,
  80%弱が継続雇用制度導入を採用しています(小生の周りはほとんどこれです).
 
ただ,今の雇用延長制度はお世辞にも良いとは言えません! 雇う方も雇われ側をお荷物扱い,雇われ側にはやりがいもなく,であれば時間潰しの隠居暮らし,どうせ給料下がるんだから...みたいな
こんな働き方をされてしまうと,周りのモチベーションは下がるばかり...
 → 定年延長に厳しく臨む会社の話も耳にしますが,
   誰もが希望して残れる体制を必ずしも取っていないようです.
   → 安易な定年延長の選択は,必ずしも良いとは言えない?
 
これは今の日本的雇用制度の大きな問題点だと思います.
 → 日本の雇用形態がメンバーシップ制であることの大きな問題.
 → シニアの働き方はジョブ型であるべきかと!
 
これに対して,70歳定年法は,シニアの就労に対して新たに4つの項目からの選択を掲げています.
 
・ 他企業への再就職の実現
・ フリーランス選択者への業務委託
・ 起業した人への業務委託
・ 社会貢献活動への参加
 
シニアが何の役割もなく会社にぶら下がり続ける今の制度を改め,仕事を与えて(これがやりがいに繋がる!),雇用関係を結ぶ.一端は会社との関係を清算してからの働き方を基本にする新制度は,雇う側にも雇われる側にもある面けじめがつきます.仕事は役割や成果でお金をもらうべきだと思うのですが,これが今風には受け入れられないのかもしれません(汗).
 
ただ単に,会社にいる時間で拘束するのではなく,業務の対価として給料が発生するのが本来の在り方なので,これを掲げた政府の新施策は,今の高齢者雇用の問題を少しは理解している?
 
今回の法案は,そうポジティブに捉えて,来たるべき60歳定年に備えようと考えています.
 
 60歳で一端会社との関係を清算する,会社に甘えない,けじめをつけた関係構築!
  これが小生の偽らざる本音と現段階の結論です!
 
 
2020年01月04日 11:52

『死んだ魚の目』 をして働いていた過去の自分を振り返る!

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最軽量のマネジメント(山田理著 /サイボウズ株式会社)
 
終始本音で綴られている会社の過去と,その後のあるべき姿
 
書かれている内容があまりにも面白の出すぐに読み切れると思います.実に赤裸々です.だから読んでいてとても面白いわけです!
 
『この話,あるある!』 みたいな話しが頻繁に出てきます!
 
特に興味深かったところは,日本興業銀行を退職する当たりの話,筆者は自分のことを
 
 『死んだ魚の目』 をして働いていたのです,と...
   → ザ・日本の大企業での典型的な組織の憂鬱を思い知った,
 
大手に入れば安泰,実はそんなことは無いのです.お金のためだけに自分を殺して働き続けることは意外に難しいのです! 自分の存在価値が見えなくなるのです.自分なんていてもいなくても同じ,でも給料はもらえるし,社会的なステータスも高いのでその状態を続けている.
 → でも,この働き方は本当に良い働き方と言えるのか?
 
この部分は本当に共感できます.仕事に悩めるサラリーマンに是非読んでいただきたい, そう思います!
 
2019年12月06日 06:58

内定辞退率の情報提供問題

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リクナビの内定辞退率予測を利用していた企業一覧が紙面に!
 
今日(12/5)の山梨日日新聞からです.
 
 内定辞退率 利用側も指導
  個人情報保護委員会 トヨタなど37社
 
厚労省も職業安定法に基づく行政指導をしているとのことです.行政指導を受けた企業の一覧が出ています.
 
アフラック生命保険,太陽生命保険,大和総研,りそな銀行
イオンファイナンシャルサービス,YKK,レオパレス21
三菱商事,三菱電機,京セラ,東京エレクトロン
トヨタ自動車,アイシンAW,デンソー,デンソーテクノ
本田技研工業,ビッグモーター
アスパーク,メイテック,リクルート,ソライズエンジニアリング
NTT COMウェア,NTTファシリティーズ,富士ソフト
コロワイド,ワールドインテック,三和,遊楽
JFEスチール,大同特殊鋼,住友電装,東海理化
テクノプロ・エンジニアリング,テクノプロ・デザイン
その他非公開3社(データを受けていないとしている)
 
同意なく提供された学生の人数:26,060人
 
法律に直接抵触しているわけではないものの,今回の件は企業倫理の問題であり,その判断は実に難しいと思います.
 
ネット社会の怖さを痛感する事例でもありますが,ネットの普及がここまで進んでしまうとネットを使わないわけにはいかないので,学生側としては腹をくくるか,別の手段を考えるかの2つに1つですね!
 
ただ,今回の件で不安を感じている学生は就活生の中でも企業が欲しがるトップクラスです.
 → 企業側からすると来てほしいと考える学生
 
そもそも最終選考に残らない学生は蚊帳の外なわけで,そういった視点を加味して,企業と学生の駆け引きが新たなフェーズに
入ってきたとも言えるように思います.採る方も,採られる方も真剣勝負,就職は人生の大きな転機ですので!
 
 
2019年12月05日 06:07

尊敬できる会社の社風,何が起源なんだろうか?

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尊敬できる会社の社風
 
今月(2019年12月)の日経新聞私の履歴書はTDKの元会長,澤部肇氏です.今日(12/1)は執筆初日,その書きっぷりにも引き付けられるものがあります(笑).
 
勿論,下端の小生が澤部さんにお会いすることは無かったわけですが,TDKという会社との付き合いは深かった時期があり,仕事で4年くらいお付き合いをしました.
 → 毎月数回,佐久の工場と東京本社に足繁くお邪魔していました.
 
 その時の印象が, 『尊敬できる会社』 でした.
 
何がそう感じさせるのかははっきり分かりませんが,たくさんの会社と付き合う中で,雰囲気の違いが会社毎にあるのは間違いないように思います.TDKの社風がそう感じさせるのかもしれません.現在執筆活動中の次の新刊は,この「社風」を取り上げてみようと,悪戦苦闘しているところです.なかなか文章をまとめにくかったのですが,ちょうどこの機会に,TDKの社風についても取り上げたいと思いました.

 尊敬できる会社の社風はどこから来るのかです!
 
対局的に,威圧的な会社は誰が来ても威圧的,時にはどちらがお客なのだろうと思わずにはいられない,そんな会社がある中で,TDKとのお付き合いは違いました.当時は自身の方がサプライヤー側であったものの,対等な目線で一緒になって議論していただいた担当技術者,事業企画の方(実は後でわかった話ですが,大学の後輩でした),最終的な仕事的にはうまくいきませんでしたが,結果はさておき,今なおよい印象ばかりの会社です.
 
今月の私の履歴書,どんなことが語られるのか,とても楽しみです!
 → 写真の澤部さん,若く見えますね!
 
 
2019年12月01日 06:22

ゼロからつくるビジネスモデル: 新しい価値を生み出す技術

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ゼロからつくるビジネスモデル: 新しい価値を生み出す技術
(井上達彦著 /東洋経済新報社)
 
500ページに及ぶ大作,ビジネスモデルが持つ学術的意味を分かり易く解説!
 
  手に取った瞬間の正直な感想が, 『凄い!』 の一言でした.
 
単なる大学講義の教科書ではなく,読み手を飽きさせない構成になっています.写真あり,表あり,図面あり,イラストあり,クイズ形式の問いかけもあるので,読み手をワクワクさせます.読みやすさに対しての配慮はさすがです,よく考えられた企画構成になっています.加えて,読みやすさだけではない本書内容の深さにも驚きを隠せません.ビジネスモデルをどう捉えるべきなのか,広く? 狭く? 学術的な価値を持たせるために一般化すべきビジネスモデルは狭義に捉えるべきではない,ということが答えだったように思いました.つまり,収益をあげるためだけのビジネスモデルでは拡張性が生まれないということでしょう!
 
 → 読んでみて,こんな本を書いてみたいと思いますね!(勿論,書けませんが)
 
取り上げているテーマは 『ビジネスモデル』 ,これを4部構成で分かり易く,読み手にやさしく解説しています.各々の部分には具体的な事例が取りあげられています.
 
最初に基礎編,ビジネスモデルとは何かを具体例を交えつつ解説しています.
→ スノーピークの事例はとても面白い(儲け優先ではない商品企画とその挑戦)!
→ 経営理念の大切さ(スノーピークの経営理念は人間性の回復)
 
次に具体的な発想の作り方に進みます.
→ 事例に取り上げられるKUMONの学習療法は筆者の深く知るところでしょうか.
→ 創造的模倣(お手本)の在り様から具体的な発想に繋げる説明です.
→ 逆転の発想ではプロレスのドラゴンゲートを事例として紹介,この事例も斬新!
 
そして実践編,分析・発想・試作・検証(従来からあるPDCAサイクルとの対比)の説明が入ります.
→ 事例にはランドセルの ziba tokyo の話が出ています.
 
最後にビジネスモデルの発展的学習,好循環の仕組みを将棋AIのHEROZを事例にあげて紹介しています.ここにはポケモンとの共同開発があったそうで,ゲームをやらない小生にはこの点にも斬新さを感じました.更にこれが金融,建設業界にも進展,AIの活用先を拡張する仕組みをニーズの深堀として『深さ』と表現しています.このような拡張は『知の探索』と,好循環によって価値創造が進むことの『知の深化』と表し,この両輪で成り立っているとのことです.ビジネスモデルを好循環にする仕組みが分かり易く説明されています.
 
経営学における事業創造が科学者的発想か,芸術家としての発想からか,この問いかけも斬新でした(考えたことが無かったので).個人的にはこの部分の考察が一番面白く感じました.
 → であれば,でき上がった事業の継続にその概念が無いような場合どうなるのだろう?
 → 大手企業での安定を求める状態,大企業病はこういったスピリッツの欠如から生まれるのか?
 → パーソナリティ分析のホランドモデルとの対比ができる? いろいろと考えたくなりますね!
 
内容が深い専門書ですが,読み物としても楽しめる企画に仕上がっています.読むべき対象は,経営学を学ぼうと考えている学生でしょうが,社会人で事業創造を考える方にも役立つと思います.とは言え,500ページを超える力作ですので,読み切るにはそれなりの時間と努力は必要ですね(汗)!
 
 
2019年11月30日 07:28

パナソニックが半導体事業から撤退!

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モノづくり日本の終焉に繋がるのか? パナソニックの半導体産業撤退
 
昨日(11/28)の日経新聞夕刊,そして本日(11/29)の日経新聞朝刊の1面からです.
実にショッキングな内容に,ブルーになってしまいました.
 
 パナソニック,半導体撤退
  続く構造改革,見えぬ成長 → ソニーに見劣り
 
パナソニックの構造改革は続いています.つい先日(11/21)に液晶パネル生産からの撤退を表明したばかりです.2012年のPDP(Plasm Display)からの撤退はこの液晶パネルが引き金だったので,何をやるべきだったのか,有機ELだって先々どうなるか? そんな最中のパナソニックの半導体からの撤退,ショッキングです.
 
パナソニックの赤字三兄弟
 『液晶』,『半導体』,『太陽電池(三洋電機買収による)』
 
売却されたパナ半導体事業のセミコンダクターソリューションは売上が922億円で営業赤字が235億円(ひどすぎる!).売却金額はたったの270億円,これまでの日の丸半導体は一体何だったのか....?
 
これらリストラにようやく目途がついたと言えば聞こえはいいのですが,創立100周年を前にして,
 
 『パナソニックは何の会社なのか?』
 
これは最近で言う NEC,富士通,日立製作所にも言えることです.総合電機がかつての主力事業で今の不採算事業を切り離し,リストラが進めば進むほど何の会社かわからなくなっています.
 
思い起こすに35年前,小生が大学を出るころは半導体は産業の米と言われ,輝いていました.それが今は衰退産業の代名詞にあってしまいました.
 
日立と三菱電機はルネサステクノロジーに共同出資でDRAMメモリーはエルピーダに統合,ここにNECがジョイントしてルネサスエレクトロニクスになりましたが,2019年現在は赤字が続いています.売り上げもどんどん右肩下がりです.エルピーダメモリは破綻後にマイクロンに買収されました.富士通もスパンシオからの出資を受けたものの破綻,今がどうなっているかよく知りません.
 
家電3社のパナソニック,シャープ,三洋電機はご存知の通り,パナソニックの半導体撤退で終焉を迎えました.
 
たった35年でここまで変わってしまうことにある面怖さを感じるとともに,自分が関わってきた産業の衰退を目の当たりにして寂しさを感じるばかりです(涙).
 
 祇園精舍の鐘の声,諸行無常の響きあり.
  娑羅双樹の花の色,盛者必衰の理をあらはす.
   奢れる人も久しからず,ただ春の夜の夢のごとし.
    猛き者もつひにはほろびぬ,ひとへに風の前の塵に同じ.
 
 
2019年11月29日 06:35

セブンの好業績,裏側で黙認されていた内規違反の実態

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セブンの好業績,裏側で黙認されていた内規違反の実態
 
今日(11/14)の山梨日日新聞からです.
 
 オーナー不在時 内規違反が横行
  セブン社員 無断発注 売り上げ目標が現場に重圧
 
セブンの好業績の裏側に,こういった影の部分があることに
 
 セブンよ,お前もか....(涙)
 
店舗ごとに割り当てられた 営業目標(ノルマ) を達成するために,セブン本社社員がオーナー不在時に商品を無断発注する内規違反が横行していたそうです.セブン店舗の商品点数が多いので余剰発注は見つけられず,結果として売れ残った商品が最終的にオーナー負担で廃棄に回る仕組みです.
 
セブン本部の腹は全く傷まない仕組みを利用して,本部の売り上げ計画が達成できるように,強者(本部)が弱者(オーナー)を食いつぶす構図が出来上がっていたようです.
 
 セブン無断発注 若手社員 自腹購入も
 
こういった内規違反の発注は社内では黙認されていたようで(必要悪?),無断発注していたセブン社員も社内ではおとがめなしです.ただ,若手社員を中心に罪悪感から自腹購入するケースがあり,毎年数十万円の商品を購入する社員もいたそうです.
 → 特にクリスマスケーキ,おでん,恵方巻(←これは酷かった!)
 → あまりの罪悪感から退職するケースもあるようです.
 
自分がやられて嫌なことを,会社の命令とは言え,嫌であってもやらなければならない場合,自身の中で生じる罪悪感は相当なもので,乗り越えられる人は出世できるのかもしれませんが,そうでない人は会社を辞める選択をします.

 他人にとっての理不尽である行為を,会社に強要された時に,

  その理不尽な行為をする → 会社では評価が上がるが,ヒトとしての価値は下がる
  その理不尽な行為をしない → 会社では評価が下がり,会社を辞めざるを得なくもなるが
                  ヒトとしての価値は下がらない,自分を責めることは無くなる

こういった選択に悩まされているサラリーマンはかなりの数いるように思います.
多くの人が悩んでいると思います.

好業績はこういった影の部分で出来上がっていたことに,ちょっと寂しさを感じます.
 
 
2019年11月14日 18:15

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