人生100年時代を乗り越えて!
<2年間の履修期間を終えて>
2024年3月30日、2年間に渡る大学院の履修課程を終え、学位授与式に臨みました。早いもので、入学して2年の月日が経過、終わってみるとあっという間、とても早かったです。大学院では卒業式ではなく、学位授与式と言うようで、正式には、学位記授与式・学位記伝達式と言うそうです。修士の学位は、修士論文を提出して、口頭試問をクリアすればほぼすべての場合で授与されます。基本、指導教官の指導に従い論文執筆すればいいので、修士修了はそれほど難しいものではありません。ただ、大学ごとに学位審査方法が異なるようです。かなりたくさんの書類提出を求められます。それら提出書面の体裁も細かく決まっており、揃えるのには結構手間と時間を要します。まず一番肝心な修士論文、この提出に際しては事前に論文タイトルを確定させ、概要をまとめ指導教官の『剽窃チェック』を受け、問題ないことを確認してからの論文提出になります。この剽窃チェックを受けるのも初めての経験でした。
修士論文は主査、副査2名の計3名で審査されます。主査が指導教官、ここでの研究指導に伴い論文作成し、副査がその内容を査読する形式をとります。基本は主査の判定が最終判断になるので、よっぽどのことがない限り学位不受理になることはありませんが、予想以上に副査からの指導が入り、かなりたくさんの修正指示を頂きました。学位論文の提出は4回目になりますが、副査にここまで細かく修正指示を受けるのは初めての経験で、大学ごとで審査に大きな違いがあるようです。先生の修正指示も十人十色、そんな印象です。
論文審査と言える口頭試問は7分のプレゼンテーション、それに対しての5分の質疑応答時間が設定されていました。形式的とは言え、審査に要する時間はわずか12分です。修士論文の審査が公開されるのも初めての経験です。主査がOKを出している修士論文に対して、副査が質問する形で内容の妥当性を複数人で確認し、概ね問題ない場合に学位授与となります。ほとんどの場合で、修士論文の内容に修正指示が出るので、約1か月の時間を頂き最終の修正作業を行います。
2月末日、修正指示を終えて提出した修士論文を受理いただき、めでたく修了となった2年間の大学院生活は、3月末日の学位授与指摘でピリオドが打たれました。大変でしたが、楽しい2年間でもあり、実に有意義な期間を過ごすことができました。結果オーライ、めでたし、めでたしでした。
2024年4月18日 修士学位記を授与頂いて 信楽安心院
<修士課程修了まであと2か月>
2年間の集大成、修論を提出しました(2024/1/20)。レポート提出、出席、アンケート、教材配布、掲示板、そのほとんどはPC経由のシステム上で行われます。使い始めは手間取っていましたが、2年近く使っているのでかなり慣れてきています。とは言え今の時代、これも当たり前か? 会社の手続きも、出向先の業務も、最近は全てシステム経由、そんな時代ですので、大学での作業がシステム経由であることは当然と言えば当然、珍しくもないかもしれません?修論の提出は manaba と言うシステム上にPDFでアップロードして終了です。意外にあっさり終わりました! 修論を書きあげるまではそれなりに苦労しました。11月くらいから書き出して、第1稿ができたのが1月7日でした、そこから大きく2回修正指示。指導教員から何回も、何回も指導を受けて、その都度書き直してはまた修正、この作業が提出までに2往復ありました。提出した修正論文は第3稿となります。
ただこれで終わりではなく、ここから論文審査に移ります。最終試験の口頭試問会は2/5に開催され、発表7分、質疑応答は5分の計12分です。その後論文の書き直し指示が出ますので、修正論文の提出が3/23、ここまで作業は続きます。修論の修正作業が終われば、めでたく修了となります。学位授与式は3/30の予定です。2年間の修士課程があと2カ月で終わりますが、そうなってしまうと少しの寂しさを感じています。何事にも終わりがあると言うことですね!
2024年2月1日 修士論文最終審査を控えて 信楽安心院
<入学から9ヵ月目>
筑波大学大学院カウンセリング学位プログラムに入学してから9ヵ月目に入りました。夏季休暇期間中(7月~9月)は原則土曜日だけでの講義で少し楽ができる予想でしたが、月曜日(常勤教員はお休みですが、非常勤教員の講義が入って来る)の講義開講や土日の集中講義もあり、結局はそれほど気が抜けないスケジュールになりました。10月から秋学期が始まり、月、火、金、土の週4日が講義です。それも12月に入りひとつずつ終了していくことで達成感を感じています。秋学期の特徴は課題の多さです。全科目で何らかのプレゼンを求められ、それも個人発表ではなくグループ発表なので、クラスの他の人たちと作業を進める難しさも実感しました。秋学期の講義では自身が所属する東京キャンパスの社会人学生だけではなく、筑波地区の学生(筑波大学からの進学組大学院生)との合同授業になっているので、チームでの作業には場所的文化差、これは世代間の考え方の違いを加味した作業の必要性があることを意味します。加えて科目履修性の方々も講義に参加されると、ひとつにまとまることはかなり難しい作業になります。何とか乗り切ってはいますが、考え方が必ずしも同じでない方々と意見をまとめることにはそれなりの時間と努力が必要です。とは言え、これもリカレント教育の一環と捉えています。残すところあと1年3ヵ月、修論に取り掛からなければならない修士2年目に向けての準備を進めているところです。2022年12月7日 還暦を迎えての今 信楽安心院
<入学から早3ヵ月>
筑波大学大学院カウンセリング学位プログラムに入学してから早3ヵ月が経ちました。怒涛の如く過ぎ去った期間とも言えますが、7/1に3か月に渡る第1クール(春学期)が終了しました。講義の詳細は先生方の著作権がありますのでブログには書けませんが、さすが大学と言えるレベルの講義があり(優秀でやる気のある学生が主体となる演習がとても刺激的です!)、これまでの消化不良(手ごたえ感のあるディスカッションができなかった?)が解消、実に楽しんでいると言うか、苦しんでいるわけです(現在、単位取得のためのレポート対応中、汗)。6月は火、木、金、土、日の週5日が講義で、入院期間(突然の右目網膜剥離の発症で6/10に手術)も重なり結構辛い状況でしたが、なんとか乗り切りました! リモート受講が認められていたので、寝たきり状態の術後2日までは無理にしても、入院3日目からは病室からZoom接続、音を出さずにこっそり受講していました。 → 看護婦さんもおおめに見てくれました。出席は単位取得において大きな評価ポイントになるので、そうそう休んではいられません(汗)。
7/2から第2クールが夏休みにかけて始まります。講義のコマ数は若干減りますので、充電期間になります。とは言え、統計演習の講義が始まり、かなりの時間を採られています。7/6には『修士論文構想発表会』と言う時間があり、次年度提出予定の修士論文の枠組み構想を指導教官候補に発表、来年に控えて企画を練ることになっていましたが、現段階ではほぼ全替え要求の指導を頂いた次第です。
入学して3ヵ月しかたっていないし、まだ基礎科目を受講中である現在、それほど精度の高い構想発表はできません。研究テーマを考える癖を付けることが狙いとのことで、ちょっとサドスティックなイベントになっているような気がするものの、大学ならではの知の探究を楽しめています。大学院生活も残すところ1年9カ月になりました。
2022年7月10日 還暦を翌月に控えて 信楽安心院
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ポストコロナのキャリアについて
人生100年時代に突入、新型コロナウィルス禍による急激な時代変化の波も加わり、自分なりの自己研鑽だけで乗り切れるほど甘い世の中ではなくなりました。長生きすることは大変になるばかりの印象です。そんな時に教養を高めておくことはとても大切だと思い、還暦を前にしたこの時期ですが一念発起、3つ目の大学院を受験しました。暗記科目にかなり苦戦しましたが、なんとか合格することができ、2022年から3度目の大学院生を経験することになります。学位をとれば安泰と言う単純な構図ではないものの、知識は常に陳腐化していくので、これを補い新たに知見を吸収すれば明るい老後がある? マイケル・オズボーンは『戦略的学習力』を提唱しており、近い将来にリカレント教育を受けることが当たり前の時代になると思います。皆さんとこう言った危機感を前向きに共有できれば幸いです。
2021年10月9日 東京の社宅生活にて 信楽安心院
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60歳の定年退職を前にして
60歳の定年退職を前にして、人生後半戦にもなると幾多の試練に遭遇し、結果としてこれらを乗り越えてきました。昨今の著書では中年の危機との遭遇を自身の振り返りとして捉え、この危機を乗り越えるための考え方やなすべき具体策を提案してきました。何故、人生には多くの試練、苦難がやって来るのか? それは若い頃とは違う多くの人たちとの繋がり(しがらみ)が個人の能力だけでは処理できなくなるからだと思っています。その根幹にあるのが『人と人との繋がり方(Ties)』だと考えています。この繋がり方は良くも悪くもあり、これらを区分けすることから対処法をケース分けし、多くの中年世代が試練に差し掛かかる背景を理解し、そして最終的にとるべき手段を考えてきました。そんな思考の根幹となるのは、社会学、経営学、心理学、そして心理学ではカウンセリング心理学に解を見つけることができるように感じています。現在はその元祖と呼べる筑波大学で学ばせていただいています。
多くの試練であっても、その背景にある理屈(難しく言うと理論)を理解すれば、解決策を見いだす経験になります。この経験に自身の考え方を意味付けできれば、自身の強みに発展します。中年の危機を代表とする、人生の危機を乗り切る施策として、考え方の根幹から積み上げていただくことを自身の永遠のテーマとしています。 気持ちの切り替えひとつで変わる世界があること、そして悩みが軽減されることがあり(根幹は論理療法)、それを継続的に追い求めていきたいと考えています。
2020年7月23日 信楽安心院
2020年07月23日 14:53