信楽安心院
しがらきあじむ オフィシャルサイト

キャリアコンサルティング研究所
 

生産性改善,業務効率を上げるお手伝い
職場改善と働き方,キャリアを考えるサイト 

  • Title_36
  • Title_37
  • Title_38

HOMEブログページ ≫ こころの科学 ≫

ブログページ

不安や不快を閉じ込める自我の防衛機制

210723_Counseling_07
誰にでもある? 不安や不快を閉じ込める自我の防衛機制
 
今朝(7/23)、偶然ですが、朝のNHK 「ここから」では
漫画家 ちばてつや の放映を見る機会がありました。
 → その後、NHK+ で 3回見ました(笑)
   なかなか興味深い映像、よろしければ皆さんご覧ください!
 
ちばてつやさんの代表作
あしたのジョーでも戦争体験に向き合っていたとのことでした。
小さい時の記憶だけれど、蓋をしたままではいけないのでは、
そう思ったことがストーリーに現れた一幕があったそうです。
 
ジョーの対戦相手である韓国人ボクサーの金竜飛の過去、
彼の子供時代はまさにその表れだったそうです。
 → 満州からの引き上げ時の話が重なった。
戦時中の金竜飛少年は飢えに飢え、誤って父親を殺してしまいます。
この話はまさに無意識に閉じ込められたちばさんの記憶から
 
戦争の現実を伝えたい
戦争の残酷さを経験から描く
 
蓋をしていたはずなのに、ふ~とその蓋が開いて
無意識のうちに表現したいと感じたそうです。
 
この無意識のうちに、意識の下に眠る閉じ込められた過去の記憶
これがちばさんの苦痛であり、不安であり、不快に繋がっていたようで
それを描かなければと背中を押されたように思います。
 
人は自身が見たくない不合理なものを意識の下に無意識に沈めます。
これはメンタル不全にも繋がります。
メンタル不全は以外に自身ではその原因を見いだせないことがあり、
それが故に多くの人が悩み苦しむように思っています。
 
フロイトが提唱した精神心理学に現される心理療法は
意識の下に眠る無意識を治療の対象にすることが特徴です。
精神療法では無意識の不安や不快感を吐き出すこと、
無意識に沈めている意識領域の自我が行う防衛機制を
明らかにすることから治療を進めます。
古いと言われるフロイトの精神心理療法ですが、
今日のちばさんの話を聴いていると、
まだまだ使える一面があるように思いました。
 
ちばさんは自分なりに漫画で心の内を描きながら
自然に精神療法を成しえたのかもしれません?
 
更に今回の映像を自分なりに深掘りすると、
ジョーの生き方は無意識にちばさん自身の気持ちを
表していたように思いました。
 
ジョーにしても、力石にしても、少年院あがり
決してエリート人生を歩んできたわけではなく、
世間的には道から外れた問題児として描かれ始めています。
そんな彼らですが、やるべきことを見つけて自分の道に進んでいく、
一度道を踏み外しても修正はできると言うこと、
このキャリア感が描きたいと考え、
個々のキャラクターに代弁させていたのではないか?
うどんを食ってボクサー人生を挫折しかけるマンモス西も
その代弁者だったように思います。人生的には成功します。
戦後の混乱期に自分の中にかみ砕けない何かがあり、
矛盾を抱えたちばさん自身のこころが漫画のキャラクターの中にいた?

そんな写像的一面を感じた次第です。
 
無意識の中にある意識の下に閉じ込められた自我の不快感や非合理性は
誰にでもある事象なのではと感じたています。
勿論、自分の中にもあると思っています。
 
 
2021年07月23日 17:32

あるきっかけから始まる奉仕・社会貢献

210711_Earthquake_00
あるきっかけから始まる奉仕・社会貢献
 
今日(7/11)朝のNHK番組 桂文珍とサンドウィッチマンの対談からです。
 
お笑いで今やトップとも言えるサンドウィッチマンマンが、
大変胸打つ話をしていたので取り上げたいと思います。
 
話しは遡って東日本大震災の当日、
彼らは東北でのレギュラー番組の撮影のため、
宮城県気仙沼市を訪れていたそうです。
地震発生の2011年3月11日午後2時46分は、
撮影がちょうど休憩に入ったところで、
そこに突然の凄まじい揺れを体験したそうです。
 
彼らがいた海沿いは30分以内には10mを超える津波が来るとの情報が入り、
スタッフの迅速な対応で安波山にたどり着いたそうです。
その後に彼らが目にした光景、気仙沼に押し寄せた非日常的な
津波の存在を目の当たりにすることになります。
昼間にロケをしていた気仙沼の町は火の海になっていたそうです。
ロケに来てくれたお客さんにも亡くなった方がいたそうです。
 → 逃げ方を間違うと死んでしまう、そんな状況だったそうです。
 
彼らが凄いのは、番組中で言っていた言葉に
 
自分たちは生かされたと思いました、
  だから東北のために何かしなくてはいけない!」、
 
そう思ったそうです。
 
そんな経験がサンドウィッチマンが芸人人生を懸けた
奉仕・社会貢献的な決断に繋がったそうです。
 
自身のキャリア軸に「奉仕・社会貢献」を置く方がいます。
このきっかけがこう言った大きな災害である場合も少なくないようです。
彼らの貢献は広く知られていますが、詳細に調べてみると
例えば義援金の立ち上げ、被災日後の東京で
『東北魂義援金』立ち上げの記者会見を行っています。
 
テレビ局スタッフの適切な対応もあり、
(ここにも感謝の気持ちがにじみ出ていたのが彼らの愛されキャラ?)
地獄の気仙沼から生きて帰れたからこそ、
震災の当事者として伝えることを「使命」と感じたそうです。
 
実は彼らの活動はこの震災の話に限定されません。
他にもいろいろな社会貢献に携わっています。
その一つで特に印象的な活動がNHKの「病院ラジオ」、
彼らが(重度な病気にかかっている方が入院する)病院に出向き、
2日間限定のラジオ局を開設、収録を行う番組です。
→ ネットでも見られるので、機会があれば見ていただきたい!
 
特設ブースに入院患者やその家族らをゲストとして迎え、
病魔と闘う現状を赤裸々に語ってもらい、
心の底からの本音を吐き出してもらう企画です。
ちょっと感動モノ、涙をそそられる場面すらあります。
 
今日のサンドの話を聴いてですが(なるほど感)、
初めから奉仕・社会貢献への適性を認識できていない人も、
あるきっかけで変わることがある、
そして、他の職適正を併せ持つ人もいるのだと再認識できました。
自分に最適なキャリアは必ずしも一つではない場合もあるようです。
 
 社会に貢献する仕事、
  それはどんな仕事であっても派生する可能性がある!
 
お笑いと言う、対局のような仕事においてでも
志ひとつで社会貢献できることがあるわけです。
 
追伸、彼らのとった行動が「売名行為」と批判され、
悩んだ末に彼らがここまでやり抜いたことも
忘れないでいてあげてください。
 
 
2021年07月11日 09:10

教養としての心理学101

210616_amazon_21_07
教養としての心理学101
デルタプラス編集部 (編集), 心理学用語集サイコタム (監修)
 
心理学系大学院受験のために参考書としての推薦書
 
心理学系人気サイト 「サイコタイム」 が書籍になりました。
 
https://psychoterm.jp/
 
サイトの完成度もかなり高く、
カテゴリーも分かりやすく重要タームを抽出しており、
最低限の知識はここから身に着けることができるように思います。
 
心理学系大学院受験のための勉強をどうすればいいのか?
余りにも学習範囲が広すぎて 「???」
困っておられる方は本書を参考に受験勉強するのも一手です。
特にお勧めは、サイト情報と本書を併せての学習、
実に効果的な心理学の教養が身に付くように思います!
 
更に本書がお勧めなのが、
各ページにある 「覚えておきたいターム」
これを全て説明できるようにしておけば、
心理学系大学院の試験は8割方対応できるのではないかと
今は思っています(それでも2割くらいは外すかもしれません?)。
 
2021年06月16日 19:39

キャリア開発での厄介な問題

210605_Consultant_11
キャリア開発での厄介な問題
 
昨日からの続きです。
「組織に尽くす時代」から「個の時代」へと変化、
「セルフ・キャリアドック」と言った取り組みが組織に広がり、
企業側でも社員教育に積極的に取り組むよう文科省も推奨しています。
 
 個人が輝くキャリア形成へ
  本来はそうなるはずだったと思います。
 
ただ、組織に所属する限りにおいて、逃れられない大きな問題があります。
 
 異動 です!
 
特に日本のメンバーシップ型雇用では
個人の知識やスキルに応じた職務とは関係ない異動も多く、
異動の度に業務の専門性が変わってしまう…
そんな経験をされた方は多いように思います。
 
今までやってきた専門性はいったい何?
頑張って資格取得、人脈もそれなりにできて来たのに…
 
更にです、生涯現役化の流れは70歳まで、
少ない年金で暮らせるかは疑問なので、
もしかしたら80歳まで働く必要があるかもしれません。
 
であるのに、50歳を超えると多くの人にやって来る
 
 肩たたき
 
異動と言うたてまえで(本音はお荷物宣告)、
辞令1つで全く知らないところに送られ
給料はもらえるのかもしれませんが、
やりがいも達成感もない無味乾燥した場所で
長い時間を過ごさなければなりません。
 
そんな環境でどんなキャリア開発が必要なのか?
 
多くの中高年はそんな悩みを抱えているように思います。
勿論、出世街道を順調に突き進まれる方もいるし、
日経新聞の「私の履歴書」に載るような方には
そんな悩みもなく死ぬまで忙しく、
やりがいに事欠くことはないかもしれません?
 
とは言え、いつかは現役を退く時はやってきます。
見方を変えれば、その日が早いか遅いかだけかもしれません。
 
肩たたきが来たらどうするか?
 
簡単に言えば、
 
 絶対に腐らない
 能動的に動く姿勢を崩さない
 人と人の繋がりを途切れさせない、継続する
 
そして、こんな時代に必要な最重要なものとして

Michael Osborne は
 「戦略的学習力(Learning Strategies)」
             を提唱しています。
 
意図的に学び続ける力を持とう、と言うことです。
死ぬときにどんな思いで死ねるか?
 
 「いい人生だったなぁ~」
 
そう言って安らかに死ねることが
理想のキャリア形成ができたと言うことだと思います。
 
 
2021年06月05日 13:05

モチベーションを科学する!

210604_Consultant_10
モチベーション管理から開発へ
 
キャリア開発の考え方にモチベーションの考え方があり、
モチベーションには管理と開発があります。
 
モチベーションにおける2つの視点
 
  • モチベーション管理:モチベーションを組織の視点から管理・活用すること
  • モチベーション開発:モチベーションを一人ひとりの多様性で、
    個に見合った自分らしさに気付き、それを掘り起こして発揮すること
 
死ぬ前に人生を振り返り、
 
 自分のキャリアが輝いていたとの思いはどこから来るか?
 
それを考える時、
 
日々の目標達成や業績向上に打ち込んでいた時か?
 
目標とする業務上のポジションや報酬を得た時か?
 
自身が求める自己実現の形を達成できた満足感を得た時か?
 
  如何でしょうか?
 
業務上の出来事を死ぬ前の最後に言葉に残し
亡くなる人はいるのかということ、
最後の瞬間に何を考えて人は死ぬかです。
 
 「あの時、営業成果をあと100万円の伸ばしておければ、」
   そんなことを言い残して死ぬ人はおそらくいませんよね?
 
充実感は、業務を自分の仕事に変え、
それを通して自己成長できたこと、達成感や納得感を持てた時、
内面的なものである場合がほとんどだと思います。
 
モチベーション開発に話を戻すと、
内在的な満足度がモチベーションをより向上させると思います。
 
ここで最近言われるもう一つの視点、
 
OJT → OJD or OJC へ
 
OJT:on the Job Training(組織の視点からのコスト型教育)
OJD:on the Job Development(個人の成長を促す投資型教育)
OJC:on the Job Collaboration(個々人が相互成長を促す価値創造型教育)
 
人材育成には短期的なスキルや知識獲得も重要で、
これが従来からあるOJTの位置づけだと言われています。
これは組織の視点が強く、組織のニーズに沿ったコスト型教育です。
 
対して昨今、人材開発の視点からも注目されている
内在的な個人能力を伸ばす教育、中長期的な投資型教育であるOJD
そして価値創造型教育であるOJCに繋がっていくことが
理想ではないかと! この視点も内的心理に向かっています。
 
組織に貢献するキャリア形成から
自分自身の自己実現への満足感を重視した考え方に変化している!
→ これはプロティアンな生き方へのシフトでもあります。
 
モチベーション開発とはすなわち、生き抜く力の開発であり、
これを所属する組織に頼るだけではなく(利用はすればよい!)
自分自身の責任で達成することなのだろうと思います。
組織貢献は自己責任でのキャリア形成が大前提の
次のステップだと思います。
 
矛盾に満ち溢れる世の中に対して、
理不尽極まりない人間関係に対して、
予測不能な状況で生きて行かなければならない不安に対して、
 
それが組織に管理されるモチベーションから
自己責任で開発するモチベーションに変得ることで乗り切っていく、
そんな考え方が今後は必要になっていくと思っています。
 
でも、現実ではそれを阻む要因もたくさんあります。
明日はこの点を考えてみたいと思います。
 
2021年06月04日 22:59

家族心理学、システミックアプローチ

210521_Consultant_8
家族心理学、システミックアプローチ

家族の有り様は個人の有り様の単純積算では説明できない、
グループ全体の問題として捉える必要があります。
これはポジティブな側面を想像しがちですが、
必ずしもそうではなく、家族に引っ張られる過去のしがらみなど
ネガティブな一面も多分に含まれており、
これを心理学的なシステマチックな理解から取り上げるのが
『家族カウンセリング』という捉え方です。
 
心理学が対象とする悩みや問題の80%以上が家族などの
人間関係に関わるものだとも言われています。
 
日本における殺人事件の約半分は
家族や親族間で生じている事実もあります(驚)。

家族全員のカウンセリングは、元来はタブーとされていたそうです。
クライエントの中の家族でなければならないとの捉え方が、
旧来的な考え合方に根強く残っていたからです。
この考え方が変わってきたと言うことです。

家族を心理学的に扱う場合、心理学全体ではマイナーな
システム論を使うことが主流になっています。
 
家族システム理論
家族を一つのシステムと捉え、特定個人を対象にするのではなく、
システムを対象に心理療法を行おうとするもの、
問題の捉え方をシステム論的にすることであり、
物事を相互影響関係の中で捉えると言うこと。


家族の捉え方は諸説あります。
 
一般的には、家族の根幹は『夫婦』から始まります。
 → 家族とは夫婦とその血縁関係を中心とする集団

従って,家族は結婚から始まり,連れ添いがいなくなる
死別,離婚,この段階を経て終わるようですが、
これに先立つ親から独立した成人期から始まるとされます。
家族には6段階あり、個々の段階で発達課題を抱えています。

第一段階:若い大人の時期(独立した成人)
     親家族からの独立による心理的・経済的自立期
 
第二段階 新婚期(結婚~子供誕生前)
  夫婦双方がそれぞれ出生家族から物理的・心理的自立
  ひとつの統合体として夫婦システム(相互適用性)を構築していく.
   → 家族システムへの子供による影響は大きいのですが、
スタート地点である家族の根幹はやはり夫婦にあります。

第三段階 出産期,育児時期(子供が学童期)
第四段階 青年期の子供がいる時期(子供が思春期,自立への援助)
第五段階 子供が巣立つ時期、家族を夫婦二人システムに再構築する必要性
 
家族は発達して変わっていくものであり、各々の時期に発達課題を持っています。
家族形成以降の中核は子供に移りますが、
子供も親元を離れていくので、いずれは夫婦二人に戻ります。
 
これら個々の発達段階で達成すべき発達課題がありますが、
達成されずに積み残されてしまうと、
次の段階で取り組むべき課題が大きくなりすぎ、
システム全体で支障をきたす場合がある、それが家族としての問題です。
→ 引きこもり問題、第四段階から第五段階にうまく移行できない、
ここで家族としてのシステム障害が起こり、8050問題に派生します。
 
第六段階 老年期の夫婦、配偶者の死に遭遇する時期

配偶者がいなくなるとその人の家族は終わりを迎えます。
最近はこの終わり方が死別に加えて熟年離婚という形態も加わり、
個人に戻って長い単身生活を過ごす期間が増える人も少なくなく、
高齢者の引きこもりや孤独死と言った新たな問題に派生しています。

 昔は一般的だったサザエさんの磯野家、3世代の7人家族
 令和の時代ではほとんど見られない家族構成になっています。
 サザエさんの家族は典型的な家族の発達段階を再現しているように思いました。
 ただ、家族の有り様も時代で大きく変わっており、
その変化が個人の心理状況にも影響していることはあるように思います。

自身の人生もいよいよ後半戦であり、
結婚から30年以上を経て家族の有り様も大きく変わりました。
家族心理学なるもの、真剣に勉強しておく必要性を感じています(笑)。

 
2021年05月22日 10:35

ゲシュタルトの祈り

210520_Consultant_7
ゲシュタルトの祈り
 
平木典子先生の 『新版 カウンセリングの話』 を読んでいます。
カウンセリングの理論の復習をしており出てきたのが
ゲシュタルト心理学をゲシュタルト療法としたパールズの言葉です。
 → Perls, F.S, 1893 - 1970
 
この方が描かれたゲシュタルト療法の精神を表現した
『ゲシュタルトの祈り』、良かったので紹介します。
 
 
ゲシュタルトの祈り
 
私は私のことをする。
あなたはあなたのことをする。
私は、あなたの期待に沿うために
この世に生きているのではない。
あなたも、私の期待に沿うために
この世に生きているのではない。
 
あなたはあなた、私は私である。
 
しかし、もし、機会があって
私たちが出会うことがあれば
それはすばらしい。
 
もし出会うことがなくても
それはいたしかたないことである。
 
 
ゲシュタルトとは、ドイツ語で『全体』とか『布置』を意味し、
パールズは『人間は部分を集めた合計以上のもである』と言っています。
 
何を言っているかよく分からないと思いますが、
人間がゲシュタルトを作る存在だと言う大前提に注目して、
固定化した認知の変容により人間の障害を取り除こうとしました。
 
例えば有名な2枚の絵、幾通りかの見え方があるはずで、
どちらに見えても間違いではないのですが、
どちらも見える場合は認知が固定化されていないと捉え、
どちらかしか見えない場合は見えない他方を否定するのではなく、
自身を肯定しつつも他の見え方があることを認める柔軟性を養成する。
 → これをカウンセリングの指針にもできるわけです。
 
見え方(認知)が固定化されていることが人の障害に繋がっており、
これを取り除こうとするのがゲシュタルト療法の考え方です。
パールズはこのような精神を『ゲシュタルトの祈り』に込めたそうです。
 
非合理的な考え方(irrational belief)を
合理的な考え方(rational belief)に修正する
論理療法にも通じる考え方でもあります。
 
今の自分に見えている現実は本当に真実なのか?
違った見方は無いのか、あったとすれば何故見えないのか?
考え出すと頭がこんがらがってしまうのも心理学の面白さですね!
 
 
2021年05月20日 21:59

娯楽の力

210312_Soukei_02
たかが娯楽、されど娯楽、侮るなかれ、娯楽の力
 
今日(3/12)の日経新聞、
三浦知良さんの サッカー人として からです。
なんという説得力のある言葉なのか、胸に響きます。
 
 娯楽という名の力
 
極論を言えば、経済は娯楽で成り立っているということでしょうか。
通常の場合、娯楽に対してはお金を払うのが普通ですが、
それがプロのレベルまで極められると、
娯楽と言われることであってもやる方は見せる方々から
お金をもらうことができます。
これはスポーツ選手に限った橋ではありません。
 
 どんな娯楽にも人の願いが紐づいている!
 その願いや思い入れに応えるパフォーマンスは
 娯楽に留まらない力を帯びる。
 
その力は人を励まし、癒し、力を与えてきました。
東日本大震災時、色々な慰問団がいろいろなパフォーマンスで
被災地の人の心を癒しました。
 
 娯楽というと軽く思われるかもしれないけれど
 何であれ心に響くものの背後には、
 真摯でひたむきな仕事が隠れている。
 
そう、娯楽も仕事になり得るということです。
これが極めるということだと思います。
中途半端では人の心は動かせないとも言っています。
 
スポーツは力と力、わざとわざとのぶつかり合いであり、
これが故に人が殺し合うこと、戦争が納まった理由とも言えるのです。
娯楽の力はとても偉大なのです。
 
 
2021年03月12日 21:56

無難だけども響かない,顔が見えにくい今の時代?

201009_waku_02
無難だけども響かない,顔が見えにくい今の時代?
 
昨日(10/9)の日経新聞,三浦知良さんの 『サッカー人として』 からです.
 
お題は, 枠の中にとどまるな!
 
このコラム,久しぶりにかなりの共感度でした.

何故なら,今の時代,あれはだめ,これはだめ,あれはしてはいけない,挙句の果てにやってはいけない事例まで示され,ダメ出しの世の中で育つ人はやはり枠の中にはめられてしまい,思っていることが言えない,思いを抑えなければならず,だからメンタルが追いつめられるのかもしれない? 人間は感情の生き物だし,感情を抑えすぎる外的な抑制は,時には耐えられないほどのプレッシャーになっていると思います.『それ,ちょっと違うんじゃないですか?』 と言う言葉が出しにくくなっていることを感じる昨今です.
 → 若手女子プロレスラーの自殺や,最近で言うと竹内結子さんの自殺なんかもあったので...
 
 個性が出せない時代になっているのかもしれない?
 
 顔が見えない時代になってしまったのかな?
 
とても考えさせられたコラムでした...
 
 
 
2020年10月10日 07:46

家族のライフサイクルと中年の危機

200927_Family_02
家族のライフサイクルと中年の危機
 
以前,個人の発達段階とライフサイクルについて,エリクソンとレビンソンの発達論から議論したことがあり,ここに中年の危機なるものが織り込まれていることをご紹介しました.
 
この発達論には個人以外の要素として,家族の視点もあり『家族のライフサイクル』との関連性から,中年の危機にも繋がる要因となり得るようで,夫婦の危機(→熟年離婚の増加要因)も説明されています.
 
家族のライフサイクルで著名な平木典子さんの学説によると,その段階は7つあるとのことです.
 
第一期:独身の若い成人期(育てられた家族からの独立)
第二期:結婚による家族の成立期(新婚期~新たな家族の形成)
第三期:乳幼児を育てる段階(親の役割の発生~家族の新しい関わり構成)
第四期:小学生の子どもとその家族(親の役割の変化~外に開かれる子供の人間関係)
第五期:思春期の子供とその家族(子供の親離れ~中年期構築)→ 夫婦関係の危機
第六期:若者世代とその家族(夫婦関係の再編成)→ 熟年離婚の増加
第七期:老年期の家族(役割譲渡~人生の締めくくりへ)
 
中年の危機にはいろいろな原因があり,個人の成長過程における個人の立ち位置,例えば,職場での居場所,仕事のやりがい,人間関係など,これに加えて考えなければならないのが 『家族の関係性』 です.
 
家族の関係性は,自身が家族を作る前から始まり,親元からの独立が最初の一歩とあります.親との関係性が家族と言う視点では出発点になると言うことです.加えて自身も親になることで新たな視点が加わります.その親の役割も年齢を重ねると変化していき,言われてみると当たり前のように思いますが,この家族のライフサイクルの各段階で心理的な状態も変化していき,その変化を個人がしっかり受け止めていかなければならないと言うことです.
 
親にとっての子供の存在は,自身の親との関係性以上に大きく心理的に影響します.
 → 自身を振り返ってもそうだったと思います.
 
親から独立して,子であった自分が親になっていく段階で,気持ちの切り替えはそれなりに重要であり,その経験があるが故に人は成長していくのだと思います.
 
ただ,この経験をかつては多くの人ができたのですが,未婚率が上がる昨今,できずに人としての成長の機会を奪われているケースも多くなっています.晩婚化にも同じ問題が含まれています.中年の危機が家族心理学の視点からも影響を受けていることを,今さらながらに興味を持って考えていこうと思った次第です.
 
追伸,男性にとってのパートナーとの関係性,歳を重ねると力関係が逆転すること(女性が強くなる!)は多くの方が経験していることだと思います.この点が中年の危機とどう絡むか,今後具体化していきたい一つの興味ある視点だと思っています(汗).
 
 
2020年09月27日 16:55

信楽安心院のホームページ
(2019年5月12日開設)

モバイルサイト

信楽安心院キャリアコンサルティング研究所スマホサイトQRコード

スマートフォンからのアクセスはこちら