半導体市場の減速鮮明_2019
今日(6/5)の日経新聞からです.来年以降に大きな景気落ち込みを予想できる内容です.加えて,この10月に消費税の引き上げがあるので,景気減速はこの秋からかもしれません?
半導体市場 12%の急減
今年,業界団体予測 米中摩擦響く
半導体に関わる市場予測は,WSTS(世界半導体市場統計)が毎年定期的に発表しています.これによると2009年のリーマンショック以降
順調に右方上がりで増加していた市場規模が2019年失速,その落ち込みが▲12%との予想(前回予想値:▲2.6%)です.
2019年の市場規模:4,120億ドル(約44兆円)
リーマンショック時の落ち込みは,2009年度の▲9%
ITバブル崩壊時では2001年の▲32%
2001年の水準に続く落ち込みが予想されていることに,東京オリンピック景気も吹っ飛ぶ米中貿易摩擦の影響がじわりじわり近づいてきている危機感を感じています.半導体で特に減速が目立つのはデータセンターやスマホに使われるメモリー,世界市場の3割を占める部分が危機的減速になる可能性があります.
→ メモリーだけで減速率の見込みは▲30.6%
ここ直近で,DRAMは3割弱の価格下落
フラッシュメモリーでは3割の価格下落とのこと!
5G(通信規格)が活況と予想するアナリストもおり,そこまで大きな市場減速は無いとの予測はあるものの,当面は景気減速が底打ちすることを祈る段階のようです.
来年以降の景気,とても心配しています.
また不況,リストラの嵐,失業者増加....
気分が落ち込んでしまいますね!
2019年06月05日 17:51
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