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弱点を補ってもらえる相棒をもとう!

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武器になるペアリング,弱点を補ってもらえる相棒はこころ強い!
 
今日(9/11)の日経新聞,私の履歴書からです.今月(2019/9)は日本における経営学のパイオニア,野中郁次郎先生です.経営学を少しでもかじったことがある人は,知らない人がいないくらい著名な方です.小生の経営学の恩師はすべて影響を受けている,そんな小生からすると雲の上の人だと言えますね!
 
今日のコラムでは,米国(カリフォルニアのサンタバーバラ)でのMBA課程における奮戦記録が綴られています.米国のMBAは学位取得がとても大変であることは良く知られており,特に日本人はつたない英語で苦戦しますので,高度な学習内容に加えての更なるハンディーがあります.野中先生は英語が堪能とのことでしたが,英語ではやはり苦労され,講義内容のすべてを書きとれなかったそうです.その時考えたのが 『ペアリング』 でした.
 
優れた相棒を持って,互いの弱点を補償しあうやり方,その相棒が優れていればいるほど自身も強くなるし,相棒の力も相補的に上がります.教えることは最強の学習方法であるとも言われています.
 
野中先生の相棒はかなり優秀な方だったようで,『最良の相手』と表現されています.このペアリングは学者としての基本姿勢でもあると述べられています.
 
人間一人の力ではやはり限界があります.良く言われることは,5人までのチームを編成する,それも志を同じくするメンバーで仕事をシェアすることで,効率が上がりやすいと言われています.
 
ただ,人数が多すぎると怠ける人が出て来るし(大きい組織の常),少人数でもやる気のない人が入ってしまうと崩れてしまいます.メンバーは厳選する必要があります.そして最も大事なことは 『信頼関係』 だと思います.このメンバーは絶対に自分を裏切らないと思えないと,今の仕事に注力して,全力で取り組めないわけです. → これが案外難しく,仮面をかぶる人を見抜くのは大変?
 
そこにも良い人間関係の構築が必須で,5人もの大多数で信頼関係を完璧に構築するのは至難の業,ここで出て来るのが唯一の人,『親友』と呼ばれる存在です.学生時代や結婚するまではそういった関係の人がいたように思いますが,家庭を持ってしまうとどうしてもその関係継続が難しい,家族中心になるのが常です.例えば,毎年集まっていた学生時代の親しい友人たちとの会合も,今は途切れてしまっています(転勤や海外赴任,個人個人の諸事情).信頼関係の構築も難しいことですが,それを継続することは更に難しいと痛感しています.
 
勉強が得意だったとは言えない息子が大学を4年で卒業できたことも,このペアリングだったように思っています(笑).
 
 
2019年09月11日 06:56

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