セブンの好業績,裏側で黙認されていた内規違反の実態
今日(11/14)の山梨日日新聞からです.
オーナー不在時 内規違反が横行
セブン社員 無断発注 売り上げ目標が現場に重圧
セブンの好業績の裏側に,こういった影の部分があることに
セブンよ,お前もか....(涙)
店舗ごとに割り当てられた 営業目標(ノルマ) を達成するために,セブン本社社員がオーナー不在時に商品を無断発注する内規違反が横行していたそうです.セブン店舗の商品点数が多いので余剰発注は見つけられず,結果として売れ残った商品が最終的にオーナー負担で廃棄に回る仕組みです.
セブン本部の腹は全く傷まない仕組みを利用して,本部の売り上げ計画が達成できるように,強者(本部)が弱者(オーナー)を食いつぶす構図が出来上がっていたようです.
セブン無断発注 若手社員 自腹購入も
こういった内規違反の発注は社内では黙認されていたようで(必要悪?),無断発注していたセブン社員も社内ではおとがめなしです.ただ,若手社員を中心に罪悪感から自腹購入するケースがあり,毎年数十万円の商品を購入する社員もいたそうです.
→ 特にクリスマスケーキ,おでん,恵方巻(←これは酷かった!)
→ あまりの罪悪感から退職するケースもあるようです.
自分がやられて嫌なことを,会社の命令とは言え,嫌であってもやらなければならない場合,自身の中で生じる罪悪感は相当なもので,乗り越えられる人は出世できるのかもしれませんが,そうでない人は会社を辞める選択をします.
他人にとっての理不尽である行為を,会社に強要された時に,
その理不尽な行為をする → 会社では評価が上がるが,ヒトとしての価値は下がる
その理不尽な行為をしない → 会社では評価が下がり,会社を辞めざるを得なくもなるが
ヒトとしての価値は下がらない,自分を責めることは無くなる
こういった選択に悩まされているサラリーマンはかなりの数いるように思います.
多くの人が悩んでいると思います.
好業績はこういった影の部分で出来上がっていたことに,ちょっと寂しさを感じます.
2019年11月14日 18:15
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