就活で要求されるコミュニケーション能力を上げるにはどうすればいい?
昨日(7/6)の日経新聞夕刊「就活リアル」に
とても良い記述があったので取り上げたいと思います。
コミュニケーションの5要素
→ これにカウンセリングの技法をかけ併せて見ます。
- うまく話す能力(カウンセリング技法で言うアサーション)
- うまく聴く能力(カウンセリングで言う傾聴)
- 配慮する能力(カウンセリングで言う共感と自己一致)
- 関係を広げる能力(ポジティブ心理学で言うエンゲージメント)
- 関係を維持する能力(カウンセリングの基礎であるラポール形成)
全てがカウンセリング心理学で学ぶ理論や技法になっているように思います。
就活においても、カウンセリングを勉強する意味があると言うことです!
細かく考察すると、5要素の内の3要素はロジャース理論
すなわち「来談者中心療法」の核となる部分であり、
要は相手の気持ちをどう考えるかからスターすることを示唆しています。
その前提で自己主張する(一方的にならない)、
そして最後は「ポジティブシンキング」、明るく前向きに楽しむと言うこと。
自身の苦痛を強いるばかりでは長続きしません。
→ 相手を嫌わないことから始まり、相手を受け入れる気持ちを作る
それによって初めて相手に嫌われない関係性ができる。
よく言われることに、大学入試は試験をクリアすること、
いわば自分の努力が成果として出やすいイベントですが、
就活は全く異なります。自身の努力成果だけではなく、
他人の視点が他力本願的に入ってくる評価と言うこと。
特にその他者の視点が 「相性」 と言う観点から自分を観察します。
この相性は能力と言うよりは、潜在的な自分がどうみられるか?
受け入れてもらえるか(好きになってもらえるか)、それだけです。
世の中は頭の賢い、いわゆる偏差値の高い人だけを求めているのではなく、
状況に応じて求められる能力は異なります。その際のメンタリティーは大事です。
就活は結婚と同じで、相思相愛が大原則、
終活試験で採用されないのは単に片思いだっただけであり、
それほど気にする必要はないと思います。
さて、ではコミュニケーション力を上げるにはどうすればいいか、
自信が無い学生さんは、独学でもいいので
カウンセリングを勉強することをお勧めします。
興味がわいたら、専門家から学べば良いと思います。
結構奥が深いので、やりだすと面白くなります。
2021年07月07日 09:18
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