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上司は部下の鏡たれ!

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上司は部下の鏡たれ!
 
今日(6/21)の日経新聞、私の履歴書は正直言って感動しました。久しぶりに朝から快感と言うか、仕事は『仕事の本質に取り組む真の気持ち』が大切と言うことです。
 
今朝のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』でも、昔の悪い日本企業(上司との関係性)の典型が描かれていましたが、まさにこの視点は今なお残る日本企業のネックかもしれません?それは組織がそのトップの考え方で変わる、そう実感しました。
 → 若い人の言葉をしっかり受け止める、これも大事!
 
話しを戻して今朝の日経新聞、住友林業最高顧問の矢野龍さんの話しです。今ではビジネス順調の住林住宅部門の立て直しについてです。木材ビジネスを軌道に乗せた住友林業はその派生事業として、一般住宅ビジネスにも手を広げましたが、あまり評判が良くなかったようで、新聞に手痛く酷評されます。その体たらくの根源は現場の問題として具現化していたのですが、その背景に部門のトップのかかわり方があったようです。
 
リーダーシップ不足
 
専務だった矢野さんが取締役会で立て直しを提案すると、直ぐに住宅本部長の辞令が出たそうです。
 → この判断も会社として素晴らしい!
   だから住友林業の今がある、そんな感想ですね。
 
そしてどこの会社でもあると思います(?)が、社内の過度な忖度、現場社員の目線が顧客ではなく上司に向いてしまい、社内政治に奔走する組織の体たらくがそこにあります。
 → こうなると組織は腐敗します。
 
本部長が来たら夜の宴席、観光、帰りのお土産現場の視察は観光に行くための理由付けでしかなく、会社の機能はどんどん損なわれます(腐敗する?)。
 
自身の経験においても、こんな現場を見たことがあります。本部長が来ると取り巻きの子会社役員クラスが一般社員との会話を遮り、何を言ってもやたらニヤニヤ(いつも怒鳴ってばかりの馬鹿な役員が)、夜は宴席、何で会社はこうなるんだろうと思ったことは幾度かありました。そういった職場(事業部)は早々に衰退、でもその管轄役員は次の部署に行って、また次の部署を衰退させてしまう悪循環に入ります。
 → 会社は基本出世したもの勝ち、
   ぺいぺいはなんともしようがない(苦笑)
   → であれば、出世しないといけない(さらに苦笑)
 
ただ、そんな自身の経験の中に、住林の矢野さんのような方がおられました。もう定年され会社を去られていますが、その方が現場を回ってくれたことで猛烈に仕事のやる気を誘発される、40代の自分が猛烈に仕事をしたのはその方がおられてからと言っても過言ではない、そんな心から尊敬できる方でした。
 
その方は常務取締役になっても現場を回られました。それも驚くことに予告をせずに世界中の現場に行かれて、そこの部長連中と話をするのではなく、好んで現場社員と話をしてくれました。
 → こんな役員、これまでにお会いしたことが無かった!
 
現場を根本から良くしたいと言う気持ちがひしひしと伝わる、それが快感でした(笑)。やる気を駆り立てられました。
 
話しを再度戻しますが、『住林の家』が、何故ある時期こんなに良くなったのか? 実に不思議に思う時期がありましたが、こう言った背景があったことを知り、非常に納得した次第です。
 
上司は部下の鏡たれ!
 
役職に就いた人は偉くなったのではなく、重要な役割を担っただけであることを認識し、その役割を最大限まっとうしなければならないことを認識する、そしてその責務を全身全霊で遂行する、これを徹底頂きたいと常日頃思っています。
 
役員になると偉くなった、そう錯覚する方が意外に多い? そうじゃないのだよ、接待されるために役員になったわけではないのだよ、そこは誤解のないようにしていただきたいですよね!
 → 出世できなかった定年前一般社員のボヤキです(笑)!


 
 
2022年06月21日 09:31

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