定年退職年齢、60歳以降をどう生きるか!

最近、攻めのリストラの話がよく出てくるので、
リストラの対象になっている定年前後のシニアの
雇用状況がどうなっているの、まとめることにしました。
攻めのリストラ企業の定年年齢(例)
三菱電機:60歳、65歳まで再雇用制度が利用可能
三菱ケミカル:65歳、2022年4月から65歳定年延長
パナソニック:まだ多くのグループ会社が60歳、一部65歳NEC:60歳、56歳からの役職定年制を廃止
東芝:60歳、65歳まで再雇用制度が利用可能
富士通:60歳、ジョブ型雇用への移行により雇用継続可
日立製作所:60歳、65歳まで再雇用制度が利用可能
ソニー:60歳、65歳まで再雇用制度が利用可能
企業全体における「定年65歳」とする割合は、
2024年の調査では約3割(32.6%)← 増加傾向
2023年の調査では約2割(23.5%)
2022年の調査では約2割(21.1%)
ここで注意、定年延長と雇用延長を混在させないこと。
待遇面を含め、その扱いは大きく異なります。
定年延長:企業が定年年齢を引き上げること。
→ 雇用契約を頻繁に見直さなくてよい。
雇用延長:60歳定年後に会社が従業員を継続して雇用する制度。
雇用の形態は、定年年齢を必ずしも上げなくてもよい。
2025年4月からは「65歳までの雇用確保措置が義務化」され、
これまでは継続雇用制度で一部の従業員限定で継続雇用、
その経過措置期間が終了して、今後は希望者全員が
65歳まで働けるように措置をとる必要があります。
企業は65歳定年にする必要は必ずしもありません。
会社を65歳以上で退職したら年金はどうなるのか?
→ 厚生年金の保険料は、定年退職の年齢まで支払う必要あり。
定年後再雇用で働き続けるのであれば、
最長で70歳まで厚生年金の保険料を支払う必要あり。
いろいろ調べてみると、60歳以降65歳までの働き方は
企業ごとにも違うようで、処遇面においても大きな差が出ているようです。
年金をもらえるのが65歳を基本年齢にしていることもあり、
前倒しができるとはいえ、65歳までは何とか働きたい
そう思ってはいますが、それが簡単とは言えない状況を
我々アラカン世代がどう乗り切るか、これは大問題です。
60歳を過ぎて働くことが出来る環境があることは
とても幸せなことだと最近富にそう思うようになっています。
2025年10月04日 11:21
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