内定辞退の進め方
今日(6/16)の日経新聞からです.
内定辞退 学生9割 「電話で」
企業,2割が対面希望 「サイレント」互いに不満
採用活動で,その結果が良かったのか悪かったのか,いわゆる 「サイレント」 が採る側も,採られる側も不満であるとの調査結果が出ています.
就職氷河期における企業側の学生向け対応もかなりの悪評だったことは記憶に新しいところです.
→ 今の段階でもはっきり言ってこない企業はあるそうです!
2020年3月卒の内定辞退者の割合は44%(6/1付,昨年比+11%),選ぶ側の企業と選ばれる側の学生の立場が逆転しているようです.一部の企業では,対面での内定辞退を希望するとありますが,内定連絡も基本電話ですから,辞退の時だけに学生に対面を求めるのはちょっと高飛車のような気もします.
2割の企業が 『辞退の連絡が無い学生が目立つ.』
→ 辞退連絡が無いことでチャンスを失う学生が
いることを忘れないでとあります. → ほんとう??
ただ,この辞退連絡をどのタイミングでどのようにするか,一定のルールが無い現状,求められないと連絡しにくい実状もあります.
今週に入っての娘の就活での話です.既に第一希望の会社から採用通知を頂き,期限を切られていた内諾書は期限までに提出しています.もう1社,インターンシップへの参加から内定通知を出すので取りに来てほしいとの連絡を頂き,そこで断るのも失礼かと? まずはありがたく頂戴して,次のタイミングを見ての辞退を考えていました.内諾書の提出やを求められなかったこと,返事の期限も連絡がなかったことが次のアクションを難しくしていたように思います.
そんな様子見の段階で,内定辞退をしていなかった会社から連絡がありました.
『今週末(6/14)までに内定を内諾するかしないかの意思表示をお願いします.』
これで意思表示を明確にすべきとの決断に至り,指定の期日に内定辞退を電話で連絡しました.娘には,
『丁重にお断りするんだぞ!』
娘の件は先週末で事なきで済み,内定は辞退させていただきました.
→ メールではなく,電話連絡しています.電話での連絡の方が丁寧な印象がありますので.
就職は,採用側の企業基準が優先され,落とされる場合は落とされるわけですし,この不採用連絡に対面を用いている企業は聴いたことはありません.既に企業優位とは言い切れない就活側面もある昨今(人気の大手企業は除く?)
学生と企業は対等 で良いと思います.
いずれにせよ,学生が内定を内諾するかしないか,企業側配慮(返事の期限を設ける等)とそれに対しての学生マナーを明確化していく必要はあるように思います.
→ 不採用の際の連絡の期限,これは明確化すべきでしょう! 学生側だって困るのです.
企業側も過剰な要求はせず,自分たちがしている不採用の学生にしている対応を上限にすべきだと思います.断られる方の気持ちは,いつだって気持ちのいいものではない,と言うことをお互いに意識しておく必要があると思います.
2019年06月16日 09:32