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ホンダの英断、アラカン世代はどうすべきか?

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早期退職とセットでNSXの生産終了も!
 
今日(8/6)の日経新聞、実にショッキングな記事に驚きを隠せません。
 
 ホンダ早期退職2000人超 → 当初の想定1000人を大幅に上回る
  世代交代推進 EV・自動運転シフト
 
現在のホンダ業績はそれほど悪くないので、
今回の希望退職は将来への布石、
世代交代への必要性からだと思います。
 
世代交代、これは避けられない経営判断ですが、
その際に譲る側のアラカン世代にとっては
なかなか厳しい現実を突きつけられている、
これが複雑な心境にならざるを得ないところです(汗)。
 
今回の希望退職対象者は 55~64歳
退職金上乗せは破格の3年分の賃金上乗せ(最大)
厚い配慮がなされているものの、
仕事を取り上げられるアラカン世代の我々にとっては
寂しさがこみ上げてきます(涙)。頑張っていてもNGですから。
 → 50代後半になるとメーカー在職者は必然的に切られる時代、
   これが今の自分と重なってしまいます。
   → 年功序列で定年まで働ける時代は既に終わっており、
自身の居場所は自分で見つける、多くの方が経験している通りです。
先のある仕事(現場)は若い人に譲るということ。
 
我々アラカン世代は、次のミッションを見つけるべく、
自走するしかない、そんな苦しい心境です(汗)。
 
これに先立ち、エンジン車の生産を近々終了、
EV車にシフトしていくことを明言しているホンダは、
2016年8月に復活させた2代目NSXの生産停止も発表しています。
 
<ホンダサイトより(2021/8/3)>
今回新たに投入するNSX Type Sは、
今までのNSXを超えることを目指し、
パフォーマンスとデザインを追求した、
2代目NSX最後のモデルとなります。
 
https://www.honda.co.jp/news/2021/4210803.html
 
地球温暖化への施策、次の世代にきれいな地球を引き継ぐためにも
ガソリンを使ったエンジン車を減らし、
CO2を出さない配慮は今からやっても遅いくらいですので、
社会的視点からは賛同ですが、ひとりの人間としては辛い選択、
まさに社会的ジレンマそのものだと思っています。
 
ただ、やらなければいけない、
自身の損得より大事なことだと認識しています!
 
 
2021年08月06日 10:12

リエゾンシニア、皆さんの会社で活用できていますか?

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リエゾンシニア、皆さんの会社で活用できていますか?
 
今日(7/9)の日経新聞 私見卓見 からです。
 
 「つなぐシニア」が日本を元気に
 
コラムを書いた池口武志氏が所長を務める定年後研究所の調査結果によると
大手企業の人事部担当者や中高年へのインタビューの結果
 
 シニアが必要不可欠な人材として頼りにされている!
  → 「リエゾンシニア を見いだした!」 とあります。
  → リエゾンシニア は ネット検索にかからない新語のようです?
 
リエゾンとはフランス語で「橋渡し・つなぐ」意味があるとのことで、
シニアの役割として、繋ぐ業務をやっている方々をリエゾンシニアと呼ぶようです。
これが大手企業で注目されていると言うのですが、
 
本当でしょうか?
 
(高齢の社員狙いで)ガンガンにリストラしている企業
  → 早期退職制度で無理やり辞めさせる強硬策も

 会社に残れたとしても年齢とともに肩たたきされているサラリーマンの現実、やりがいが与えられていない?
 → 若い人に道を譲るのは当然ですが、そこには尊厳の気持ちが無いと
   人道的な視点から人と人との関係性が維持できなくなるように思います。
 
このコラム、書かれていることは理想的なのですが、見ているところがちょっと表面だけすぎないか?
自分もその年代に差し掛かり、本当に会社に必要とされているかと思うに、
 
自身のスキルの低さもあるとは思いますが、お世辞にも重宝されているとの印象はないですね?
 → シニアはお荷物(?)的な扱いのように感じています。
   ある面しょうがないとは思っています(笑)。諦めですね。
 
 企業規模に依るのかもしれませんが、大手に勤めている人で
 やりがいを持って働けている人は、出世街道を爆走している
 ほんの一部の方だけ(100人に一人はいないレベル)のように思えます。
 
さて、シニア側の視点からの意見です。
若い人が使いやすいシニアになるのであれば何の問題もありません。
そうではない、シニア前(~50歳)の管理職にどう思われるか、
ほんとはここが全てのように思っています。
 
人との相性は結構当たりはずれがあって、中身が無くて「好印象」だけで部長になった人や、 
本当の意味で部長職しかできないような人が上司に来ると、
やっていくシニアの視点からは辛いものがあるように思います。
 → 管理職に使いにくいと思われる前に
お互いに相手に頭を下げる気持ちになれない?
たいがいの方々はそれを表に出さずに大人の振る舞いです。
 
年齢は関係なくて、若いから頭を下げたくないのではなく、
頭を下げるには、それだけの 「人としての器」 を見たいですよね。
そんな方は全くいないわけではないのですが、それほど多くもないように思います(涙)。
なので、多くのシニア、特に優秀な方は元居た職場に残らず
どこかほかの居場所を求めて異動します。
残るのはそれができない、お荷物的なシニアになってしまい、

人事の本音は、
 
 「こんなにたくさんのシニアを65歳まで食わせなければならない(汗)」
 
 「経費ばかりかかって成果が出ない…」
 
そんな言葉に変わっていくわけです。
悪いのはどっちかではなく、お互い様なのでしょうが、
リアゾンシニアを実践できている方が大企業でどの程度いるのか、
実態調査でお示しいただきたいように思いました。
 
シニアにも やりがい、生きがい、達成感を実感できる職場、そうなるとリアゾンシニアとしての意味が見いだせる、
ただ今はそこまで来ていないのでは?
 
 そんな感想を持ったコラム記事でした。
 
 
2021年07月09日 15:05

アラカンにして考える自身の終活

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アラカンにして考える自身の終活
 
今日(5/31)は月末、早いもので明日から6月です。
月末になると、必ず朝一に日経新聞を取りに行って、
 
 来月の「私の履歴書」、どなたが執筆されるのか?
  → 6月はTOTOの元社長さんのようですね。
 
これを楽しみにして早30年近く経過しました。
月日の経つのも早いもので、社会人になってからしばらくは朝日新聞でしたが、
ただこれではちょっと情報量に乏しいこともあり、
何年目だったか? 日経新聞に変えて読みだしたのは20代後半
それから30年近く読んでいることに驚きを感じています。
 
日経新聞で長年楽しみに読んでいるのは 「私の履歴書」
これは日経新聞の方に言わせると、「偉い人の自慢話」 だそうですが、
凡人からすると、著名人がどうしてそこまで有名になったのか、
成功者の成功体験には興味が出る、そんな印象で読み続けています。
 
ここで取り上げられる方々は人生の成功者、
いわゆる成功できなかった大勢の方々からすると亜流の亜流であり、
50代後半で肩たたきをされる多くの中高年世代にとっては
生き方の参考にはならないようには思います(笑)。でも読みたい!
 
6月の執筆は 女優の 吉行和子さん
彼女のお母さんが 「あぐりさん(NHK朝の連続テレビ小説のモデル)」、
お父さんとお兄さんは作家、お兄さんの吉行淳之介さんは芥川賞を受賞されており、
妹さん理恵も芥川賞を受賞されている凄いご家族であることは、
私の履歴書を読むまでは知りませんでした(驚)。
 → どこの世界にも凄いご一家はおられるものです。
 
さて、今日の吉行さんの最終執筆テーマは
 
     終活
 
ご親族すべてが亡くなり、お母さま、妹さんの遺品整理をするとともに
自身の断捨離も進めておられるとのことで、
お子さんがおられないが故の自身の後始末を
念入りに進めておられることに少し じ~ん としました。
 
我が身を振り返るに、息子はあてにならないとして、
娘がいるので自身と家内の後始末はしてくれるとは思いますが、
できるだけ迷惑が掛からないようにと思っています。
 
60歳を前にして、残された平均余命を調べると
あと22年程度と見積もれます。
ただ、生きていればいいと言うものではなく、
健康寿命となると13年程度と意外に短くなります。
 
 この期間をどう過ごしていくのか?
 
できる限り家内や娘に迷惑をかけないように
早く死ぬのは問題ありませんが(ピンピンコロリが理想)、
平均寿命以上に長生きする場合は、健康留意を含め
それなりの準備が必要だと感じています。
 
 人生100年時代が良いのか悪いのか?
 
                   ですね!
 
 
2021年05月31日 20:47

第二の人生、伝えるという仕事

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第二の人生、伝えるという仕事
 
通勤電車で昨日(3/9)の日経新聞を読み返していると
→ タブレットなので1週間分ストックできるので、まとめ読みしています。
とってもいい記事があったので紹介したいと思います。
 
川崎フロンターレの中村憲剛さんのスポーツコラムからです。
 
ご存知の通り、中村さんはこの年末、長年所属していた
川崎フロンターレンの現役を引退、第二の人生を歩まれています。
 
そこで求められているのは 「伝えるという仕事」 ですね。
 
サッカー選手がサッカー解説の仕事をすることは
一見自然のように見えなくはありませんが、
やはり全く違う仕事をすることだと思います。
 
サッカー選手がサッカーで自分を表現することから、
他のサッカー選手、サッカーの試合が表現するところを
第三者に伝える、サッカーという視点からは主役だった過去から
脇役に回るとも言える役割の変化です。
 
その仕事の切り替えも大変だと思いますが、
求められている仕事でのミッションを中村さんが
明確に掴んでいることが素晴らしいと思いました。
 
それは、伝えるということに対する自分の立ち位置、
何を求められているかをしっかり理解できていることで、
さすが一流選手の認知レベルは高いと思います。
 
テレビのコメントには時間制約があること、
試合中は短い言葉で目の前の事象を説明する。
番組を結ぶ総括コメントは20秒、
この限られた時間で最大の成果を求められるとあります。
 → 最大の成果を求められる点は現役時代と同じ!
 
中村さんに限らず、人生には必ず転換点があります。
自身を鑑みるに、60歳を前にした今がまさにそのタイミングかな?
若い人にバトンタッチすること、
若い人たちに仕事を伝えることが求められています。
 
伝えるという仕事がシニアになってのひとつのセカンドキャリアではないか、
そんなことを感じている昨今です!
 
 
2021年03月10日 21:29

60代の働き方,会社との繋がり方を変える!

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70歳定年法をポジティブに受け入れたい!
 
今日(1/4)の日経新聞,生活設計と資産運用からです.
 
2019年6月で閣議決定された
 『高年齢者雇用安定法』 通称 『70歳定年法』 が早ければ2021年4月から実施される見通しです.
   これからシニア(60歳定年)になる我々アラカン世代にはありがたい法律だと思っています.
 
従来の法律は,65歳までの雇用について,
 『定年廃止』,『定年延長』,『継続雇用制度導入』のいずれかを企業に義務として負わせており,
  80%弱が継続雇用制度導入を採用しています(小生の周りはほとんどこれです).
 
ただ,今の雇用延長制度はお世辞にも良いとは言えません! 雇う方も雇われ側をお荷物扱い,雇われ側にはやりがいもなく,であれば時間潰しの隠居暮らし,どうせ給料下がるんだから...みたいな
こんな働き方をされてしまうと,周りのモチベーションは下がるばかり...
 → 定年延長に厳しく臨む会社の話も耳にしますが,
   誰もが希望して残れる体制を必ずしも取っていないようです.
   → 安易な定年延長の選択は,必ずしも良いとは言えない?
 
これは今の日本的雇用制度の大きな問題点だと思います.
 → 日本の雇用形態がメンバーシップ制であることの大きな問題.
 → シニアの働き方はジョブ型であるべきかと!
 
これに対して,70歳定年法は,シニアの就労に対して新たに4つの項目からの選択を掲げています.
 
・ 他企業への再就職の実現
・ フリーランス選択者への業務委託
・ 起業した人への業務委託
・ 社会貢献活動への参加
 
シニアが何の役割もなく会社にぶら下がり続ける今の制度を改め,仕事を与えて(これがやりがいに繋がる!),雇用関係を結ぶ.一端は会社との関係を清算してからの働き方を基本にする新制度は,雇う側にも雇われる側にもある面けじめがつきます.仕事は役割や成果でお金をもらうべきだと思うのですが,これが今風には受け入れられないのかもしれません(汗).
 
ただ単に,会社にいる時間で拘束するのではなく,業務の対価として給料が発生するのが本来の在り方なので,これを掲げた政府の新施策は,今の高齢者雇用の問題を少しは理解している?
 
今回の法案は,そうポジティブに捉えて,来たるべき60歳定年に備えようと考えています.
 
 60歳で一端会社との関係を清算する,会社に甘えない,けじめをつけた関係構築!
  これが小生の偽らざる本音と現段階の結論です!
 
 
2020年01月04日 11:52

50代に考える,ありたい自分とは?

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50代に考える,ありたい自分とは?
 
今日(10/6)の日経新聞からです.胸が痛む記事でした.
 
 50代転職 やりがいこそ
  年収半減でも 『人らしく』
 
クビになったわけでもない,年収2,000万円の東証1部上場会社の執行役員の肩書もある方の話です.
 
 望んだはずの出世に達成感がない
 
 『安定』を追い求めた末に今がある.
   でも,やりがいって何かなって?
 
結局この方は会社を辞めて,セカンドキャリアを歩むことを選択しました.
 
42歳の時に鬱病を発症,会社を長期休暇した後に副職し,執行役員に登りつめたこの方の日常は,決裁書類にひたすらハンコを押す,接待ゴルフの調整ばかりの生活だったそうです.結局は収入を捨て,2度の転職を経験して今の職に就いたそうです.その職場は旧知の会社経営者が誘ってくれた学習塾,若手に 『教えてください』 と頭を下げることになったものの,妻に 『やっと人らしくなってきたね!』 と言われてみて,ようやく心の余裕が生まれたと実感できたそうです.
 
この紙面を読ませていただき感じたことは,同じような苦しみでもがいている50代がいかに多いかです.何回もご紹介している 『中年の危機』を絵にかいたような話だと思いました.
 
 生きること,やりがいって何なのだろうか?
 
 毎日が無駄に過ぎて行くような焦燥感
 周りに自分一人だけが取り残されてしまったような孤独感
 生きて行く価値が見いだせない脱力感

この危機感を発達理論として体系づけた二人の理論家が,キャリア理論の大家としても紹介されてもいます.

デンマーク系ユダヤ人の Erikson, E.H.
アメリカ人心理学者の Levinson D.L.

エリクソンは心理-社会的な 漸成的発達理論(ぜんせいてきはったつりろん)に基づく8段階の自我の発達図式には,段階毎に2つの相反する方向が存在し、緊張関係、または葛藤を表す心理社会的課題を定義しました.エリクソンは これを 危機(crisis)と呼びました。

レビンソンはそれを更に進めて、エリクソンの8段階のうちの成人期を中心とした漸成的発達理論の拡張を試み,成人期を4段階にわけました.

 前成人期(0~22歳)
 成人前期(17~45歳)
 成人中期(40~65歳)
 成人後期(65~85歳)
 
レビンソンのライフサイクル図式には生活構造に基づく
 
 安定期(生活構造建設期)
 移行期(過渡的な生活構造変化期) があります.

前成人期以外、各段階の初期に4~5年続く移行期が存在し,その時々で生活を見直しながら、自己と外界との関係性を模索しつつ新しい生活の基礎となる選択に向かいます.

新しい人や土地との関わりを選択し,これまでとは異なる人間関係を確立し(結婚、就職、転勤),自己の別な面を生かそうと試みます.その移行期の後に安定期が来ます.自己の選択の後に築かれた生活を作り上げる時期で、約6年~8年程度続くとあります.この中で危機が取り上げられています。

成人前期は未成年に別れを告げる時期に相当し、個人にとって最も重要な時期に全力を注ぐ事が生活の中心となります.危機的な状況に陥る事はあるものの,がむしゃらに進める時期でもあるので、次の成人中期に比較すると、知らず知らずのうちに乗り切ってしまうようです.
 → 若さはそういった面からも素晴らしいのかもしれません?

問題はやはり成人中期に至る人生後半戦の迎え方にあるように思います。成人中期に入る直前の 『人生半ばの過渡期(40歳~45歳)』 では → mid-life crisis (中年の危機) 新たな選択と断念があり、決断しなければならない事も多々生じます.生活面では運悪く離婚もあるだろうし、仕事で先が見えてくるのもこの時期でもあり,切り替えていくことを迫られる時期でもあります.ここさえ乗り切れば比較的落ち着いた成人中期を迎える事が出来ますが,乗り切れない場合に鬱病を発症してしまう可能性があります.最悪の場合に自殺に至るケースもあります.小生の知人の中にもそういった悲しい選択をしてしまった事例があり,自身がカウンセリングを学ぶ価値の起点はここにあります.

中年期以降の、若い頃とは異なる人生の岐路は多くの場合、安定期からの移行に伴う生活基盤の変化によるところが大きいと思います.
 → 仕事の質が変わって、生活基盤にも影響する現実!

出来れば避けたいと考える人でも自身のコントロールでは避けられない?
→ やりたくもない管理職をやらされる,責任も重くなる.
 
特に人生後半戦になると,概ねやりたい事はやらせてもらえなくなります.それに対して、肩にのしかかる重いもの、子供の教育費、家のローンや避けて通れない中だるみの夫婦関係、親の介護、子供の離反 → お金に縛られる現実は避けがたい?

話しを戻して、レビンソンの研究はこの中年の危機を実証的に明らかにした事に加えて、加齢に伴う一定の発達順序があり、ライフサイクルが暦の年齢に一致している事も明らかにしています.

人は皆、人生中盤以降で悩む事は自然な成り行きと言え,多くの人が心理的にもがき苦しみながら乗り越えて行くものだと割り切って考えると、その真最中のヒトも少しは気が楽になる可能性はありますが(汗).

 中年の危機は小生も実感するところです(苦)!

 
 
2019年10月06日 10:04

甲府駅前の山交百貨店閉店が物語る雇用問題

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本当に人手不足なのでしょうか?
 
今日(9/29)の山梨日日新聞からです.
 
 山交百貨店 営業65年 明日(9/30)閉店

JR甲府駅南口にある山交百貨店が明日(9/30)閉店です.駅前の一等地,それも百貨店丸ごとが空き店舗になるのは,今の山梨県の経済状況を物語っているように思えます.
 
更に深刻なのが雇用問題です.
 
 従業員 大半が再就職先未定
 
正社員35名,パート従業員76名で,100人から再就職支援の依頼が来ている

産業雇用センター山梨事業所が言うには,再就職先が決まっているのは数人とのことです.

 『今より条件に合った就職先を探している段階,
   これから再就職が本格化する.希望に沿った支援を続けていく.』

ハローワークにはスーパーや大手小売り(おそらくイオン昭和)等から,山交百貨店に退職者の紹介を求める相談があるそうですが,
やっぱり決まらないのは,採る方にも意向が,採られる方にも希望があり,

これがマッチングしないのだと思います.
 
雇用延長の再雇用マッチングのように,採りたくない人でも採らなければならない会社の場合とは異なり,いざ高齢者を採るとなると,なかなか好条件を提示できる企業は少ない?

 採用を希望する側も,土日が休みで残業無し,有給休暇が取り易くて...

それではなかなか決まらないのはしょうがないように思いますが,それにしても本当に人手不足なのか,首をひねってしまいます.日曜日の山日新聞,求人のチラシがたくさんの職を提供していますが,毎週のこの求人って,いったい何なのだろうか?

今の日本の働く側と企業のミスマッチ,ギャップは大きくなる一方のように思えます(汗).

 
 
2019年09月29日 06:58

会社にぶら下がらない新しい生き方 GIG Worker

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会社にぶら下がらない新しい生き方 GIG Worker
 
 GIG Worker:アルバイトとフリーランスの中間にいる人
 
聴き慣れない言葉なので調べてみました(汗).ここにある中間と言う表記の理解が案外難しいですね! フリーランスは雇用契約を企業とは結ばず,個別に仕事を請け負う,比較的自由な働き方をイメージできます.対して,アルバイトは雇用契約を結び,一定期間の労働を約束させられる,拘束力の強さがあります.
 
 フリーランス: 成功報酬型,時間拘束が低い
 アルバイト: 成功の是非は問われない,時間報酬型
 
ギグ(gig):切れ端(piece)
 
こまごまとした仕事を,必ずしも成果を求めるとは言わないまでも,ある一定のミッションを達成した上で繋ぐイメージでしょうか?

 キータームが 『隙間時間に働く』 だそうです.
 
昨日(9/22)の日経新聞に紹介されていた言葉でもあります.タニタが柔軟な働き方として,個人契約への切り替えを希望する社員に展開している話が出ていました. → 社員の1割が該当するそうです.
 
会社にぶら下がる働き方は主流ではなくなると思います.リアルな意味ある仕事をしていることに対しての成果(目標達成であり,時間勝負の業務でもあり)が報酬に繋がる,楽してお金を受け取れる人は好まない働き方かもしれません? 個人の能力がある一定水準にあることが前提になります.
 
仕事ができる人のところに仕事が集まることは常です.個別の仕事を個別の依頼主ごとに受け取れるようにすると,単価は下がったとしても依頼件数が増えることで収入が増える,依頼する側も働かない人を抱える無駄が無くなるようなイメージで,これが細分化されていくことでGIG Work になる,そういった捉え方で良いのかなぁ~,と思っています.

 本当の意味で働く人(会社にぶら下がっていない人)が収入を得やすくできる仕組みに繋がればいいですね.
 
ところで,最近は言葉が増えすぎてついていけませんが,働き方が会社依存(会社に入社する)から個人依存に変化している傾向が強くなっていることは間違いない? 特にシニアの働き方はそうある傾向が強まるように思っています.
 
 自身の定年後はこういった働き方ができるかですね?
 
 
2019年09月23日 11:22

定年後シミュレーション

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定年後シミュレーション
 
このお盆休みを使って一つの試みをしてみました.それが定年後の自身の在り方を考える定年後のシミュレーション,1週間(実質は9連休)仕事なしでどう自分を組み立てるかです.
 
勿論,一日ごろ寝をしていても終えることはできるので,単に時間を過ごすのではなく,メンタル的な充実度を測る,仕事なしでの生活パターンをどう組み立てるかです.ここで意識する必要があることとして,下記を挙げて取り組んでみました.
 
・家内に頼らない1日の過ごし方
 → 食事を含む生活スタイルに人を巻き込まない.
 → 家内が別行動をとることに干渉しない.
 → 家内が行動を共にすることに肯定的な場合に限って一緒に行動する.
・どうしていると充実度が上がるかのこころの測定
・とりあえず,なんでもやれることにトライする
 → 自分が好きなことだけに偏らない取り組み
 
いきなりハードルを上げると続かないので,まずはできるところから試してみようと思いました.連休中の帰省や知人との会食もそれのひとつと考えると,今まで接点が希薄だった人たちとの繋がりを再考する機会にもなります.
 → たくさんの人と話をして,それを自身にフィードバックする!
 
何故シミュレーションか? それは今まで自身の家族が中心だった過去,特に子供のことを中心に置いてのライフスタイルの組み立てでした.定年間際になると子供の独立を起点に生活が一新します.我が家では,今年は下の娘が大学を卒業していよいよ社会人となり,仕送りや教育費の負担が無くなります.お金の使い方が大きく変わる変換点に差し掛かると言うこと.
 
 お金の組み立てが大きく変化する時期
 
自身の仕事環境も大きく変化しています.これまでは会社で忙しくしていた毎日でしたが,引退ポスト,第一線から外れるといきなり役割減,余裕があると言えば聞こえがいいのですが,お役御免,お給料はいただけますがやりがいはほぼ消滅しています.
 
 役割の変化,仕事的に引退を強いられる時期
 
仕事に軸を置いていた生活では続かない現実を突きつけられます.これは特に管理職業務に就いている場合では,管理範囲の変化によると考察しています.若い人に持ちを譲ることはある時期には必要ですが,譲るのはつらい側面も出てきます.

 自分が必要とされていない寂しさを感じる時期

では,空いた時間をどう過ごすか,何(こと,もの,場所)で心の充実感を測るかを考える必要があります.自身にとってしっくりする何かに対して,フィーリングを大切にして,来たる定年後の自分を考えることはとても重要だと考えています!

 気持ちの切り替えは徐々に,急にすると大きなストレスに繋がる!
 
 
2019年08月16日 09:56

隙間ビジネス,副業の勧め!

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隙間ビジネス
 
ネットやSNSが発達したことにより,従来では考えられなかったニーズとシーズの直接融合が可能になっています.現在,電子書籍を出させていただいている『まんがびと』さんとの出会いも,日経新聞の記事にあった『Cloud Works』に自身情報を公開,先方よりお仕事がいただけたことから始まっています. → 売れてはいませんが,8冊の電子書籍を出版
 
勿論,副業としてなので,割ける時間は限られていますが,空き時間を有効に使って今の自分にやれることを探しています.これはセカンドキャリを考えてのこと,今の職場で定年延長は絶対にしたくないので,それに代わる仕事探しを展開中です.
 
昨日(7/5)の日経新聞でも副業の特集が掲載されており,面白いサイトを知ることができました.
 
これは使えると思いましたね! これで仕事が採れるようになれば大したものだと思います.
 
https://case.visasq.com/vq/daicel/
 
早速ですが,登録しました.何事も自分から動いてみて,結果はついてこないかもしれないけれど,何もしなければ何も始まらない.だからダメもとで動いてみる昨今です! ほとんどだめですが,それはそれでしょうがない!
 
今の活動の成果が見えてくるのは何年後になるか分かりませんが,60歳定年まであと3年,やってみるしかありません!
 
2019年07月06日 08:36