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フラリーマンの行き先

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働き方改革で行き場を探すフラリーマン
 
今日(7/5)の日経新聞からです.
 
会社の居残り禁止が働き方改革のひとつの進め方です.その結果,定時退社して行き場を探してさまようサラリーマンをフラリーマンと呼ぶそうです.こういった人たちはどこに行くのか?
 
これをビジネスに繫げた形が 『ちょい飲み』でした.牛丼屋やラーメン屋が夕刻にお酒とおつまみを出して,気軽に安価で時間を潰せる仕組みを提案,ちょっと前まではそれなりの集客が見込めたようですが,昨今ではその動向が変化しているとのことです.
 
ラーメンチェーンのハイデ日高の3~5月の業績が芳しくないようで,この原因はコンビニの台頭だそうです.結局はそうなる定め?
 
30~40代の男性に帰宅時の寄り道を訪ねたところ,54%が寄り道しており,その60%近くがコンビニに向かうとのこと,そういえば昨日(7/4)の横浜からの帰り道,山梨に帰る電車の中での食料をセブンで買い出ししていると,サラリーマンのちょい買いをちょこちょこ見ました. → それほど多いとは思いませんが,ある一定量はいる?
 
コンビニではないものの,スーパーでの買い物を終え,ビールとおつまみがレジ袋から透けて見える,自宅でちょい飲みフラリーマンは更に多かった印象です.自宅でのちょい飲みが主流になりつつあるとのことで,宅配用の定額制ビールサービスも好評とのことで,自宅で居酒屋気分になれるような新たな消費シーンを創ることが今後のビジネスでは必要になるとのことです.
 
定時に帰ると言うことは残業代も削られていると言うことで,懐事情が芳しくないサラリーマンの楽しみ方を,フラリーマンたちは各自各様模索していることで,ちょい飲みの形態が変わってきているのかもしれません?
 
でも,お酒を飲まない人はどうしているのか? 趣味で生きると言われても,毎日趣味の教室に通うと言うわけにはいきませんよね?
 
仕事をしていることで気がまぎれていた,昔はよかった?
そう考えているかつての猛烈サラリーマンは働き方改革と居場所探しの狭間で苦しんでいるように思います.
 
自身もそんな働き方改革を楽しむと言うよりは
居場所探しに苦しんでいると言うのが本音なもので...(汗)
 
 
2019年07月05日 12:33

シニアが仕事を続けるために

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シニアとして仕事を続けるための心構え
 
6/7の日経新聞夕刊,生活欄からです.定年を迎えたシニアの働き方,これは自分自身も意識しなければならないあと数年後の世界でもあり,あと3年以内にやってきます.
 
 人手不足で 『金の卵』 に
  企業が求めるシニアとは? 謙虚と果敢,姿勢が第一
 
紙面上の事例,38年間大手機械メーカに在職,60歳で定年を迎えて継続雇用を選んだが,別の道もあるように思えたので考え直したそうです.結果は残酷,30社に履歴書を送ったけれど全て書類選考で落ちたとんことで,これが日本企業側におけるシニアの価値評価だと思います.
 
何を意味しているかと言えば,社内の雇用延長で切れない人たち(お荷物)を抱え,
 → 切りたくない人は逆に離れていく現実!
社外からシニアを抱えることはあり得ない,そんな余裕は今の大手企業であってもないと言うことでしょう!
 → コストアップになると言う一面的な捉え方
 
シニア(雇用延長)になって,同じ勤務先であっても,居場所を失う人は多いように思います.
 → やることもなく,始業から定時までPCの前に座り続けている人
若い人に役割を移す必要があり,年下の元部下の元で,今度は自分が部下になって業務を続けることは簡単なようで簡単ではないように思います.
 
 シニア世代は使いにくいとの先入観
 
過去のプライドや成功経験が仕事をするうえで,若い人からするとうっとうしいもののように見え,出来ればいなくなってほしいと思われる存在に自分自身がなっているとしたら,とても恐ろしいことです.
 
ただ,最近は中小企業を中心にそんなシニアを活用する動きが出ています.でも,うまくいかないことは少なくないようで,シニア転職者としても雇う側の課題を認識しておく必要があります.
 
 ・これまでの仕事のやり方を改められない
 ・転職先の風土に馴染めない,馴染むのに時間がかかる
 
受け入れ先が転職してくるシニアに対して求めるところは
 
 協調性
 
仕事の専門性も大事ですが,それ以上に『なんでもチャレンジする姿勢』が無いと採用した方も使いにくい,使いにくい人は雇用できません.キャリアプラニングの視点にも繋がりますが,40歳以降で社外の目を意識した自身の市場価値を如何に客観的に評価できるかです.これは,自身のキャリアを会社に任せきらず,自身で道を切り開くことでもあるのです.
 
60歳以降の生き方を60歳間際で慌てて考えるのではなく,段階的に準備を進め,来るべき定年の時にどう動くか,これができるかできないかでシニアにおけるキャリアプラニングの成否が決まってくるのだと思います.
 
 
2019年06月09日 10:34

老後の貯蓄は2000万円必要?

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老後の貯蓄は2000万円必要だそうです!
 
今日(6/4)の山梨日日新聞からです.
 
 人生100年 貯蓄2000万円必要
  金融庁が試算 老後資金 年金頼み限界
 
95歳まで生きるには,夫婦で2000万円の蓄えが必要になると金融庁の金融審査議会が試算しました.
 
男性が65歳以上,女性が60歳以上の夫婦のみの世帯
 公的年金の収入:21万円/月
 支出:26万円/月 → 差し引き:▲5万円/月
 
この前提は,子供が親と一緒に暮らさないことになっています.年老いた親(元気なうちは良しとして)を扶養すると言う考え方が無くなりつつあるのはちょっと寂しい? この視点にも注目しなければなりません!
 
この試算は65歳で仕事を離れることも前提になっていますが,年金をもらわず仕事を続ければ(これは健康であることが大前提)年金を当てにせず暮らすことも可能です.
 
年金をもらわずに暮らすには
 年収(手取り):312万円(額面:350万円程度)を確保すればよく,
個々の年金受領予定者の何割が,これを65歳以降のライフプランとして実現できるかです.
 
死なない人間はいないので,元気なうちは働ける環境ができていくことと,個人においては働けるキャリアをつけておくことがとても大切だと想いっています.
 
 
2019年06月04日 07:32