感情を捉えることの難しさ!
昨日(9/14)今日(9/15)はキャリアコンサルタント養成講座が2日間続く週末です.受講生でないので開講前準備はそれなりに忙しく,バタバタとせざるを得ませんが,講義が始まるとなんとか落着いて講師の話に耳を傾けることを許されます.
→ 同じスタッフ業務も,付く講師によって要求事項がかなり異なります.
講師も十人十色,これは会社での人間関係と同じ,気持ちよく講義していただくよう,細心の注意を払います.
→ スタッフとしての参加であることの認識が肝要!
そんなスタッフ業務の最中に講義を聴けることはとても勉強になります.昨日の講義は アイビーのマイクロ技法についての復習でした.以前(国家資格になる以前)の講義に比べる,かなり力を入れて教えています.マイクロ技法はカウンセリングの基本と言える技法ですが,最終段階と言える積極技法は使い方を間違えると,カウンセリングの根幹が揺らいでしまうので,カウンセリングに慣れていない人が使うのは危険?恐らくですが,これまでの講座ではその点を配慮していたように若干軟らかめに教えていたように感じています.
→ 産業カウンセラーでは全く触れずに見過ごしだったと思います.傾聴を前面に出した教え方かと...
ここで復習,再認識できたのは 『感情を的確に押さえることの難しさ』,人は感情を表にあらわさないように教育されています.特に会社の人間関係はその典型,嫌な上司にもにこにこしなければならないのは,まさに感情を隠していると言う事,それが出世に繋がるのだから
会社人生は感情を如何に表に出さないかです!
怒り,腹が立つ,嫌いだ,嫌だ! そんな気持ちは会社では隠して生きて行かなければなりません.
→ これを露わに出すと査定も下がり,昇進もできません!
感情を出す = 使いにくい人材 みたいな印象?
マイクロカウンセリングではこの捉えにくい感情の反映,クライエントの感情を的確に拾い,その感情を命名して,言い換えと併用して 『今ここ』 の感を指摘するように指導しています.感情の奥には心のメッセージが隠されています.
感情の奥には心のメッセージ → 自己概念の影 = 意味の出現
これによって経験代謝が回ると言った考え方だと思っています.自己概念をクライエントに気付いてもらえるスキルは簡単には身につかない,経験を積み上げる必要があるんでしょうね! 小生はまだまだです.
感情を拾うことが難しいのは,『感情と思考』の切り分けをしなければならない点です.
感情:仕事が嫌だ
思考:仕事が嫌でも口にしてはいけない,仕事を続けないと生活できない!
何回講義を聴いても勉強になります.その都度に気づきがあります.そんな講座を受講させてもらえる養成講座スタッフ業務は,とてもありがたいJCDAならではの教育制度と言うことで,自己研鑽に繋がります.
今日も一日,夕方まで頑張ってきます!
2019年09月15日 07:32