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就活戦線,変化の兆し?

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就活戦線,変化の兆し?
 
昨日(10/16)の日経新聞,先日の娘の父母懇談会で出てきた,就活最前線の変化が日経紙面でも述べられていました.
 
 大卒内定9年ぶり減
  来春,日経本社調査 銀行・証券2桁減
   → 景気に不透明感
 
日経新聞調査,924社(1,035社対象)からの回答によると,2020年3月入社数が2019年度3月入社数に対して0.5%減だったそうです.減少の大きな要因が,銀行・証券の関わる金融関連企業の極端な求人削減にります.
 
銀行: ▲11.1%
証券: ▲26.4%
 
三菱UFJ銀行: ▲44.7%
みずほ銀行: ▲21.4%
 
野村證券: ▲44.7%
大和証券: ▲29.4%
 
内定者全体で銀行と証券を除けば: 1.1%増
ただ,製造業でも自動車・部品(▲5.5%),機械(▲3.9%),電機(▲1.3%)
19業種中10業種でマイナスだそうです.
 
特に女子学生の就職動向が大きく影響する金融関連業種での採用絞り込みは,その影響が大きく,他の事業に流れること以外に,今まで大手ばかりに目が向いていた就職先が,中堅企業に移りつつあることを予想します.
 
特に IT関連企業では超大手は限られるものの,伸び盛りの準大手が事業拡張の真っ最中で,学生は大手ばかりに目が向くこれまでとは異なる就活を実践しだしている感触です.
 → 大手に入っても一生安泰ではなく,であれば,より働きがいを求めた就職になる?
 
来年のオリンピック以降で景気がどう推移するかも,来年度以降の就活に影響することは間違いないように思います.
 
 
2019年10月17日 06:56

50代半ばからのリタイア.早いか?

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三食昼寝を堂々と楽しむ!
 
昨日(10/12)の日経新聞,プラスワンの『なやみのとびら』からです.
 
 50代半ばでリタイアは早すぎる?
 
相談内容は下記のとおりです.
 
大学卒業から勤めてきた会社を今春,50代半ばで辞めました.仕事が面白くなかったうえ,子供が独立し,ローンもなかったためです.バリバリ働いていた印象から,『どこに転職するのか?』,『独立か?』とよく聞かれますが,そんな気にはなれません.長年憧れていた『三食昼寝付き生活』をこのままだらだら続けて良いものでしょうか?
 
回答者の作家さん,石田衣良さん曰く,
 
 『あなたは堂々と自分なりの悠々を貫いてください!』
 
 素晴らしい回答だと思いました.
 
何故,この話が印象に残ったかと言えば,今の自分に重なるところがあまりに多いからです.
 
娘がこの春,大学を卒業します.就職も決まっているので,子育て完了見込みです.あと,我が家も幸か不幸か,住宅ローンは完済しています.ここまではいい状況においての現在です.
 
逆の視点,あまり好ましくない現在として,仕事が全くと言っていいほど面白くありません.会社の雰囲気からすると,給料はやるから口を出すな? 毎日会社で時間潰しをしている印象です.会社に必要とされている印象は皆無ですね(笑,でもクビにはならない?).
 
そんな自分にとって,意味のない時間をあと3年近く過ごすことが良いのか,悪いのか? この紙面上の男性と同じ心境なので,最近いろいろ考えるところです.そんな訳でこの紙面の相談内容が強く印象に残ったわけです.
 
だから会社をすぐに辞めようと言う発想にはなっていませんが,人にとっての働くことの目的や意味は大変重要です.自身にとっては何らかの仕事の実感が欲しい,やりがいとまではいわないまでも,何かに一生懸命取り組みたい,そんなことを考える今日この頃です(笑).

 悩める50代です(汗)!
 
 
2019年10月13日 13:17

リテンションマネージメント

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人事管理のリテンション(離職抑制)
 
今日(10/12)の日経新聞 『今を読み解く』 からです.
 
 人手不足時代の企業人事
  変化受け入れる柔軟思考を → 働き方も変わる
 
そもそもリテンション(Retention)は経営学(マーケティング)用語では,『既存顧客維持』としてなじみ深く,新規顧客の獲得に対し,既存顧客との関係を維持することは事業拡張には必達事項です.新規顧客の獲得は既存顧客を維持するよりも難しいと言われていますが,最近はそうでもなくなっており,既存顧客を新規顧客以上に喪失してしまうとその企業は破綻します.
 
英和辞典を引くと
保留、保有、保持、維持、保持力、記憶(力)、分泌閉止
 
人事でいうリテンションは,企業にとっての離職抑制,優秀な社員を辞めさせない様々な施策のことを意味するようで,最近ではリテンション戦略、リテンションマネジメントと言われています.
 
特に注目されている昨今の課題は,若手社員の早期退職抑制です.
 → 中高年はその対象ではない(涙)?
 
離職率が上がると,それまでに社員に投資した教育費や諸経費が全くの無駄になるばかりか,不平不満をSNSにばらまかれてしまい,会社の評判も下がってしまいます.
 → 機会があれば,の転職サイトでの自分の会社口コミを読んでみると面白いですよ.
   書かれている内容,結構当たっています.会社にいると本音は言えませんので,
   実際に社員がどう思っているか,見えなかった会社の実態が見えることもあります!
 
最近注目のリファラル採用は,社員による採用仲介で,社員の満足度が低い場合には機能しない制度です.
 → 社員に不満があれば,友人を引っ張らないし,
   辞めてしまいたい会社に何かしてあげようとは思わないので!
 
よく聞く言葉に,
 
 『募集をかけてもいい人が集まらない.』
 
 『採用してもすぐに辞めてしまうので困っています.』
 
そんな発言が出ている場合は,自身の会社に問題がある可能性が高く,その問題点を拾い集めて対処する必要があります.
でも,案外それができていない会社が多いような印象です.
 
リテンション戦略には何が必要か?
 → 労働者に気持ちよく働いてもらえる環境づくりが必須!
 
給料を払っているから文句を言わずに働け! では,もはや社員がついてこないことも認識しておく必要があります.全てがお金で解決できるわけではない時代になっています.でも,人事部のトップがそんな大事なことに気付かない場合も多く,会社における人事組織や制度は,会社の根幹的部分でもあり,人材配置を間違うと致命的な結果を導きます.
 
人事を科学しなければ時代だとも言えます.
 → 『日本の人事を科学する』 大湾英雄著
    日経新聞でも紹介されていた,読む価値がある1冊です!

 
 
2019年10月12日 10:57

小売り業界のリストラ加速

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スーパー,百貨店,セブン&アイのリストラ施策断行
 
今日(10/11)の日経新聞からです.
 
セブン&アイ,3,000人削減
  22年度末まで 百貨店・スーパーの2割 そごう・西武 5店閉鎖
 
閉鎖される予定の店舗は,
 
そごう・西武:5店舗閉鎖,2店舗縮小
 西武岡崎(愛知県),西武大津(滋賀県),そごう西神(兵庫県),
 そごう徳島(徳島県) → 2020年8月閉鎖
 そごう川口(埼玉県) → 2021年2月閉鎖
 西武秋田(秋田県),西武福井(福井県) → 2021年2月に店舗縮小
 
イトーヨーカ堂は33店舗を整備対象とする.
 → 2022年度末までにグループ企業を含めた他社への譲渡や閉店などの対応を検討するそうです.
 
セブンイレブンの統廃合も進めるそうで,2019年度下期からの閉店や移転が実施されるそうです.
 
ここまで大規模にリストラ画筆世になった背景には,ネット社会の予想以上の発展があるわけです.
 
 『競争環境の変化にもう少し早く気付けばよかった!』
 
恐らく気付いていたと思います.問題は変化を受け入れる体制に変える行動が起こせなかった? 具体的な活動に繋げられなかったことが原因だったと思います.とりあえず今のままで行けるところまでやろうと言った勝ちパターンの継承が一番楽なので,ヒトは変われないものだと思います.特にその時成功していた経営者は変われません.過去の栄光を引っ張るのが常でしょう.
 
 『総合スーパーという業態がもはや世間に必要とされていない!』
 
アマゾンが台頭した段階でそれは分かったはずです.あのウォルマートですら苦しんでいたわけですから,ネット社会でのニーズ変化は実例もあり,予想できたはずですが,それができないのが勝ち組の弱点,イノベーションのジレンマなのだと思います.
 
それにしても,セブンHDが買収した案件すべてが閉鎖になってしまうようでは何のための買収,事業拡張だったのか?企業経営が簡単ではないことも証明されたように思いました.
 
 
2019年10月11日 06:55

業績不振の上場大手がリストラ断行,早期退職者が1万人超

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早期退職者が1万人超,どうなる,これからの日本...
 
今日(10/10)の山梨日日新聞からです.
 
 早期退職者1万人超す
  6年ぶり 上場企業 業績不振で
 
2019年に入っての上場企業の早期退職や希望退職の対象が9月末時点で1万人を超えたそうです.
 
 27社 10,342人 → 6年ぶりの大台突破!
  27社のうちの約7割が赤字か減益
 
業績不振に対する合理化から社員を切っているとのことで,昔から言われていた大手に入れば安泰のはずだった日本の終身雇用の伝説は,過去の話になっているわけです.
 
切られる対象は40~50歳代,この年齢になるとお荷物扱いにされるのはどこの会社も同じ? 自分がその年齢に差し掛かっていることを考えると,やっぱり寂しさ感があります.
 
 富士通:2,850人で最多
 ルネサス:1,500人で続いており → ここは元日立,NEC,三菱
 
かつての華だった総合電機は東芝を含め総崩れ,過去の業績は今に続く保証がないことを実証しています.
 
 これからはフリーランス?
   そんなことを実感する今日この頃です!
 
 
2019年10月10日 07:02

最近の就業観,入社直後3年以内の就活が急増

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入社直後の就活急増
 
今日(10/9)の日経新聞からです.学生との就活面談からも感じていたことではありますが,時代の変化を突きつけられた印象です.
 
 入社直後の就活再開 急増
  3年以内の転職登録3割増 キャリア早めに見直し
 
 『今の仕事に不満はないが,自分の能力を試したい!』
 
転職支援のマイナビワークスの情報では,20代向けサービスで,大学を卒業して3年以内の人が登録する数(転職希望者)が34%増,若手人材の流動化が進んでいる実態が見えているそうです.
 
かつての就活で『勝ち組』とされていた業種からの転職が相次いでいるそうです.→ これが昨今の特徴!
 
 銀行や大手商社からの転職希望者が増加傾向
 
この根底にある社会的要因は
 ・終身雇用や年功序列と言った日本型雇用の崩壊
 ・定年就業よりも,転職でのキャリアを積み上げ希望増
 ・人口減少による売り手市場が顕著化
 
それ以外の要因としては,就活の早期化が影響しているかもしれない?
 
 『思っていたよりも簡単に内定が取れた!』
 
自己分析が不十分な学生が,簡単だった就活に対して,気軽に退社する風潮が重なっているという見方もあるそうです.高望みできる可能性を感じつつ,再度の就活(転職)に臨む昨今の学生像が見え隠れしているように思います.
 
小生の経験からも,転職でのキャリアアップを目指して,起業セミナーに参加して相談に来てくれる20代がちらほら,目的はいくつかあります.しっかりした新社会人からの意見を聴くことができます.
 
・今の会社では給料が安すぎる,先が見えない.
・先輩たちを見ていて,この会社に居続けることに疑問
・自身の力を転職で再度確認してみたい
・転職で実家の近くにUターンしたい
 
日本型雇用が変化点にあることだけは間違いなく,今後のキャリアガイダンス(就活支援の場)では,学生たちからたくさん話を聴きたいと思っています.自身のカウンセラーとしてセンスを高めるためにも!
 
 
2019年10月09日 07:27

50代に考える,ありたい自分とは?

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50代に考える,ありたい自分とは?
 
今日(10/6)の日経新聞からです.胸が痛む記事でした.
 
 50代転職 やりがいこそ
  年収半減でも 『人らしく』
 
クビになったわけでもない,年収2,000万円の東証1部上場会社の執行役員の肩書もある方の話です.
 
 望んだはずの出世に達成感がない
 
 『安定』を追い求めた末に今がある.
   でも,やりがいって何かなって?
 
結局この方は会社を辞めて,セカンドキャリアを歩むことを選択しました.
 
42歳の時に鬱病を発症,会社を長期休暇した後に副職し,執行役員に登りつめたこの方の日常は,決裁書類にひたすらハンコを押す,接待ゴルフの調整ばかりの生活だったそうです.結局は収入を捨て,2度の転職を経験して今の職に就いたそうです.その職場は旧知の会社経営者が誘ってくれた学習塾,若手に 『教えてください』 と頭を下げることになったものの,妻に 『やっと人らしくなってきたね!』 と言われてみて,ようやく心の余裕が生まれたと実感できたそうです.
 
この紙面を読ませていただき感じたことは,同じような苦しみでもがいている50代がいかに多いかです.何回もご紹介している 『中年の危機』を絵にかいたような話だと思いました.
 
 生きること,やりがいって何なのだろうか?
 
 毎日が無駄に過ぎて行くような焦燥感
 周りに自分一人だけが取り残されてしまったような孤独感
 生きて行く価値が見いだせない脱力感

この危機感を発達理論として体系づけた二人の理論家が,キャリア理論の大家としても紹介されてもいます.

デンマーク系ユダヤ人の Erikson, E.H.
アメリカ人心理学者の Levinson D.L.

エリクソンは心理-社会的な 漸成的発達理論(ぜんせいてきはったつりろん)に基づく8段階の自我の発達図式には,段階毎に2つの相反する方向が存在し、緊張関係、または葛藤を表す心理社会的課題を定義しました.エリクソンは これを 危機(crisis)と呼びました。

レビンソンはそれを更に進めて、エリクソンの8段階のうちの成人期を中心とした漸成的発達理論の拡張を試み,成人期を4段階にわけました.

 前成人期(0~22歳)
 成人前期(17~45歳)
 成人中期(40~65歳)
 成人後期(65~85歳)
 
レビンソンのライフサイクル図式には生活構造に基づく
 
 安定期(生活構造建設期)
 移行期(過渡的な生活構造変化期) があります.

前成人期以外、各段階の初期に4~5年続く移行期が存在し,その時々で生活を見直しながら、自己と外界との関係性を模索しつつ新しい生活の基礎となる選択に向かいます.

新しい人や土地との関わりを選択し,これまでとは異なる人間関係を確立し(結婚、就職、転勤),自己の別な面を生かそうと試みます.その移行期の後に安定期が来ます.自己の選択の後に築かれた生活を作り上げる時期で、約6年~8年程度続くとあります.この中で危機が取り上げられています。

成人前期は未成年に別れを告げる時期に相当し、個人にとって最も重要な時期に全力を注ぐ事が生活の中心となります.危機的な状況に陥る事はあるものの,がむしゃらに進める時期でもあるので、次の成人中期に比較すると、知らず知らずのうちに乗り切ってしまうようです.
 → 若さはそういった面からも素晴らしいのかもしれません?

問題はやはり成人中期に至る人生後半戦の迎え方にあるように思います。成人中期に入る直前の 『人生半ばの過渡期(40歳~45歳)』 では → mid-life crisis (中年の危機) 新たな選択と断念があり、決断しなければならない事も多々生じます.生活面では運悪く離婚もあるだろうし、仕事で先が見えてくるのもこの時期でもあり,切り替えていくことを迫られる時期でもあります.ここさえ乗り切れば比較的落ち着いた成人中期を迎える事が出来ますが,乗り切れない場合に鬱病を発症してしまう可能性があります.最悪の場合に自殺に至るケースもあります.小生の知人の中にもそういった悲しい選択をしてしまった事例があり,自身がカウンセリングを学ぶ価値の起点はここにあります.

中年期以降の、若い頃とは異なる人生の岐路は多くの場合、安定期からの移行に伴う生活基盤の変化によるところが大きいと思います.
 → 仕事の質が変わって、生活基盤にも影響する現実!

出来れば避けたいと考える人でも自身のコントロールでは避けられない?
→ やりたくもない管理職をやらされる,責任も重くなる.
 
特に人生後半戦になると,概ねやりたい事はやらせてもらえなくなります.それに対して、肩にのしかかる重いもの、子供の教育費、家のローンや避けて通れない中だるみの夫婦関係、親の介護、子供の離反 → お金に縛られる現実は避けがたい?

話しを戻して、レビンソンの研究はこの中年の危機を実証的に明らかにした事に加えて、加齢に伴う一定の発達順序があり、ライフサイクルが暦の年齢に一致している事も明らかにしています.

人は皆、人生中盤以降で悩む事は自然な成り行きと言え,多くの人が心理的にもがき苦しみながら乗り越えて行くものだと割り切って考えると、その真最中のヒトも少しは気が楽になる可能性はありますが(汗).

 中年の危機は小生も実感するところです(苦)!

 
 
2019年10月06日 10:04

John Krumboltz博士が他界

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計画的偶発性理論の呼称が変わっています!
 
この土日(9/28,29)にあったキャリコンの養成講座からです.5~6回目はキャリアカウンセリング理論,大御所のドナルド・スーパーから,その弟子とも言えるサニー・ハンセンの理論を再度聴講,何回聴いても奥が深く,分かっていたような自分への再発見があるように感じています.
 
実は講座で聴くのはこれで3度目,テキストやレジメの表記も改編されています.特にジョン・クルンボルツの理論の呼び名の変更
 → 計画的偶発性理論

2015年受講: Planned Happenstance Theory
2019年受講: Happenstance Learning Theory
 
講座終了後に理論名が変わった背景を講師に尋ねると,呼び名の独占使用権の問題らしく,ユング(?)の遺族関係者から使用権抵触の訴えがあり変更したとの噂です.
 
それ以外にも,そもそもが学習理論に基づいた提唱であることから Learning Theory を理論の呼び名にする方が適切である,そんな判断も働き,理論名が改名されたとの話もあるようです. → でも正直,前の呼び名の方がしっくりきます.
 
ところで,ちょっとした訃報を耳にしました.クルンボルツ教授が亡くなられていたとのこと,存じ上げておらず,ご冥福をお祈りする次第です.
 
<日本マンパワーサイトより>

 弊社のキャリアコンサルタント養成講座にもメッセージをいただいている
 John Krumboltz博士が5月1日にお亡くなりになりました(享年90歳).
 謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。

  2019年5月 株式会社日本マンパワーCDA事務局

  https://www.nipponmanpower.co.jp/cc/tps_details/SE5PM328/
 
 
2019年10月04日 07:11

社会人まであと少し,内定式に臨む

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昨日(10/1)は多くの会社で内定式があった日です.所用で都内にいた関係で,黒のフォーマルスーツ姿の男女,2020年3月卒業の現役学生が企業の人事を先頭に,街中を歩いている風景を随所で目撃しました.今は黒で統一みたいな印象が強い就活生は,ちょっと個性が出しにくい時代のように思います.
 
我が家の娘も昨日は夜遅くまで内定式,懇親会と続いていたようで,その様子が知りたくて電話してみました.
 → なんと,30分も電話雑談!
ようやく電話を取ってくれたのが11時頃,帰宅途中のようで,内定式の様子と,それよりも娘にとってメインだった懇親会の様子を面白おかしく話してくれました.
 
会社主催の1次会,懇親会は幹部クラスの方も参加したそうで,飲み会でやっぱり出て来るのは,
 
 『彼氏はいるの?』  だったとのこと(笑).
 
残念ながら 『いません!』 と答えたのはうちの娘のみ,あとは全員が男子学生だったそうですが,全員『彼女あり』だったそうです.
 → 都内開催の内定式に臨んだ学生は18人,女子学生は2名,
   テーブルが二つに分かれていたようで,女子はテーブルで一人だったそうです.
 
2次会はお酒も飲めないのに割り勘にされて文句を言っていました.最近は飲めない女性に対しての配慮は無いのか,このスタイルも昔とは変わっているのかもしれません?

 女性にはおごる? みたいな文化が昔は少しはありましたが?
 
社会人になるまであと半年を切って,学生との違いをいろいろと実感しているようです.給与振り込みの銀行口座を開設するなど,具体的なイベントを次々と体験している時の気持ちは自身が30年以上前のことでもあり,この時が一番新鮮に仕事に向き合おうと考えていた時期かもしれません.過ぎし日を娘の話から思い出してしまいました(笑).
 
ちょっと気になることは,求人倍率が下がり傾向なことです.今日(10/2)の山梨日日新聞によると
 
 求人倍率2か月連続減
  8月 『注意要する状態』
 
オリンピック後の日本経済が少し心配です(汗)
 
2019年10月02日 06:47

甲府駅前の山交百貨店閉店が物語る雇用問題

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本当に人手不足なのでしょうか?
 
今日(9/29)の山梨日日新聞からです.
 
 山交百貨店 営業65年 明日(9/30)閉店

JR甲府駅南口にある山交百貨店が明日(9/30)閉店です.駅前の一等地,それも百貨店丸ごとが空き店舗になるのは,今の山梨県の経済状況を物語っているように思えます.
 
更に深刻なのが雇用問題です.
 
 従業員 大半が再就職先未定
 
正社員35名,パート従業員76名で,100人から再就職支援の依頼が来ている

産業雇用センター山梨事業所が言うには,再就職先が決まっているのは数人とのことです.

 『今より条件に合った就職先を探している段階,
   これから再就職が本格化する.希望に沿った支援を続けていく.』

ハローワークにはスーパーや大手小売り(おそらくイオン昭和)等から,山交百貨店に退職者の紹介を求める相談があるそうですが,
やっぱり決まらないのは,採る方にも意向が,採られる方にも希望があり,

これがマッチングしないのだと思います.
 
雇用延長の再雇用マッチングのように,採りたくない人でも採らなければならない会社の場合とは異なり,いざ高齢者を採るとなると,なかなか好条件を提示できる企業は少ない?

 採用を希望する側も,土日が休みで残業無し,有給休暇が取り易くて...

それではなかなか決まらないのはしょうがないように思いますが,それにしても本当に人手不足なのか,首をひねってしまいます.日曜日の山日新聞,求人のチラシがたくさんの職を提供していますが,毎週のこの求人って,いったい何なのだろうか?

今の日本の働く側と企業のミスマッチ,ギャップは大きくなる一方のように思えます(汗).

 
 
2019年09月29日 06:58