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老後の貯蓄は2000万円必要?

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老後の貯蓄は2000万円必要だそうです!
 
今日(6/4)の山梨日日新聞からです.
 
 人生100年 貯蓄2000万円必要
  金融庁が試算 老後資金 年金頼み限界
 
95歳まで生きるには,夫婦で2000万円の蓄えが必要になると金融庁の金融審査議会が試算しました.
 
男性が65歳以上,女性が60歳以上の夫婦のみの世帯
 公的年金の収入:21万円/月
 支出:26万円/月 → 差し引き:▲5万円/月
 
この前提は,子供が親と一緒に暮らさないことになっています.年老いた親(元気なうちは良しとして)を扶養すると言う考え方が無くなりつつあるのはちょっと寂しい? この視点にも注目しなければなりません!
 
この試算は65歳で仕事を離れることも前提になっていますが,年金をもらわず仕事を続ければ(これは健康であることが大前提)年金を当てにせず暮らすことも可能です.
 
年金をもらわずに暮らすには
 年収(手取り):312万円(額面:350万円程度)を確保すればよく,
個々の年金受領予定者の何割が,これを65歳以降のライフプランとして実現できるかです.
 
死なない人間はいないので,元気なうちは働ける環境ができていくことと,個人においては働けるキャリアをつけておくことがとても大切だと想いっています.
 
 
2019年06月04日 07:32

これからの人材

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AI人材
 
毎日のように出て来るこのターム,これからはAIに関わる仕事をしなければ次の時代を生き残れないかのような印象を持たされてしまいます.今日(6/3)の日経新聞1面には
 
 ソニー 最大2割増 730万円
  デジタル人材 初任給優遇 → 横並びを崩す契機に
 
一般的な大卒とは異なる特別な知識や技能を持つ学生,特にこれからはAIを扱える学生が欲しいと言うソニーの求人広告のような日経1面記事のように思えます.
 
教育欄には,立教大学がAI人材専門の大学院を設立!
 
 全学生をAI人材に  文・理の垣根無く,教育の可能性広げる
 
銀行がAIでシュリンクする話,地銀はどんどん無くなっていくと言われています.人間のやっていたことをAIが代わりにするので,いわゆる中間層(機械が代替できるルーチン業務)が無くなり,AI人材と言われる比較的市場価値が高い人材と,サービス作業(機械化できない人出が必要な業務)等の給与水準の低い仕事が残ると言われています.
 
大学での専門教育がAIに繋がることが,今後100年を見据えた学生のキャリアビジョンにはなくてはならない? そういった発想が文系主体の立教大学にもあって,文系・理系で区分けすることなく,AIを扱える人材を個々の仕事に応じて対応できるように教育することが,大学にとっての生き残り戦略になるようです.
 
ところで,文系女子大の娘もIT系企業に就職が決まっています.この就職は親の予想をはるかに超えており,これから先やっていけるかは分かりませんが,やらざるを得ない将来が待っていることだけは間違いないようです.
 
 娘に追い越されるのは時間の問題.....
 
 AI か..... 自分にはないスキルで,
  過去の遺物になっていく恐怖感を感じています(汗).
 
 
2019年06月03日 18:03

山梨県内でキャリアコンサルタント養成講座_2019(再々)

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山梨県内でキャリアコンサルタント養成講座_2019(再々)

今日(6/1)の日経新聞 広告 からです.

 厚生労働省認定講習 キャリアコンサルタント養成講座
  CDA資格対応 専門実践教育訓練給付制度対象講座

前回に引き続き,養成講座開講の広告が打たれました.
まずは無料で受講できる説明会が開催されます.

 1回目 5月19日(日) → 済,8名参加
 2回目 6月22日(土) → 今回の応募

2回目の今回も説明会にゲストスピーカーで参加予定です.前回(5/19)の説明会ではいろいろとご相談もあり,資格取得はスタート地点,それをどう活用するかが大事であることを説明させていただきました.実務に生かさないと資格は活きてきません!

養成講座は8月31日開講,場所は甲府のJA会館です.

 https://www.nipponmanpower.co.jp/cc/information/cc_school/

 1. 8月31日(土)
 2. 9月1日(日)
 3. 9月14日(土)
 4. 9月15日(日)
 5. 9月28日(土)
 6. 9月29日(日)  10月はお休み期間
 7. 11月16日(土)
 8. 11月17日(日)
 9. 11月30日(土)
 10. 12月1日(日)
 
この機会を逃すと,次は2年後,その間の受講は東京都内または松本市まで足を運ぶ必要が出てきます.
 → スタッフの方は今回の講座は成り立つだろうと雰囲気からの予想を立てておられました.
 
2019年06月01日 08:20

インターンシップからの就活

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インターンシップからの就職が公認されつつある就活
 
今日(5/31)の日経新聞からです.明日から6月になるので,形骸化しており,経団連が関与を拒みだしてはいるものの就活解禁日です.表向きにはいろいろなイベントが幕開けするようです.
 
 キャリタス 就活2021 6/1(土)いよいよオープン
  インターンシップのエントリー受付開始
 
既に就活の対象は今の3年生がメイン,4年生の半分以上が解禁日前に内定を得ている現状から,就活の流れが完全にインターンシップ主体の採用になっていることを実感します.
 
娘は大学4年生,既に最終学年を2か月過ごし卒業まで残り10カ月,就活は昨年度末にすでに終えているので,卒論を書くことに集中できると言っています.
 → とは言え,海外に興味があるようで,空き時間を見つけて世界中を旅行しています.
   今月はヨーロッパ経由でモロッコまで行っているようで,
   最終年になった学生生活を相当楽しんでいます.
   資金はバイト,就活に取られる時間を3年生の内に終えたことは,
   我が娘ながらあっぱれだと思っています.
 
娘の就活は大学3年生のインターンシップから始まりました.職体験(表向きだけかもしれませんが)から目指す業界を探し,最終的に行きたい会社を見つけて,親が知らなかった会社に就職を決めました.行き先はIT業界,それも教養学部の西洋史学専攻の女子がと最初は驚きましたが,結局は文系女子の場合には大学の専攻は採用する企業からするとそれほど重視する視点ではないようです.
 
今は卒論とバイトのバランスを考えての毎日のようで,
 
 『お父さん,卒論って何ページ書いたの?』
 
そんな質問を受けると,卒論の大変さが体験することで分かってきたような感触,娘の成長を実感できるうれしい瞬間でもあります(汗).まぁ,大変なのは就職してからの人生なのですが,まずは最終年度の学生生活を十分に楽しんでくれればと,親ばか気分で眺めている次第です(笑)
 
 
2019年05月31日 08:01

資格をどう活用するか?

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『キャッリアコンサルタント』 国家資格をどう活用するか?
 
忘れた頃に送られてくる,JCDA会員向け冊子 『JCDA Journal』 が我が家の郵便ポストに投函されていました.毎度,ぱら~としか見ないのですが,今回はちょっと注目,会員向けアンケートを見て,最近の動向を知る事ができました.
 
 男女比率 男性:女性 = 40% : 60%
 
やっぱり女性が多い,昨今は職安や大学事務の仕事を採る場合に,国家資格を持っている方が圧倒的に有利,このために資格取得に動いた人は国家資格化以前に比較して増えている印象です.
 
 資格取得3年未満が全体の30% → 直近増えている!
 
キャリアコンサルタントが国家資格になったのが2016年,小生は既に3年目に入っており,国家資格化最後の第49回_JCDAの試験で資格取得(面接試験に一度失敗!),特に国家資格は意識していませんでした.
 
ただ世間的には,国家資格になる(なることが決まった)と受験者が増えていることが分かります.
 → 国家資格化の効果はやはり大きい!
 
注目すべきは資格の活用度,満足度です.
 
<資格活用度>

活用できている人: 32%
まぁ,活用できている: 40% ここまでで約7割
どちらとも言えない: 12%
あまり活用できていない: 11%
活用できていない: 5%
 
<資格取得満足度>

満足している: 29%
まぁ,満足している: 43% ここまでで約7割
どちらとも言えない: 22%
あまり満足していない: 5%
満足していない: 1%
 
資格を活用できている人に満足度が高い傾向が伺えます.資格は活用してなんぼです,持っているだけでは意味がありません.それを顧みるに,今の自分はどうか?
 
まぁまぁ(?)使えている面もあるので,それなりに満足でしょうか?
これを今後更にどう活用していくかだと思っています.
 
2019年05月29日 12:32

新社会人の意識調査,時代はやっぱり変わっている!

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注目すべき意識調査,新社会人の考え方
 
昨日(5/27)の日経新聞を読み返して,18歳プラスに興味深い記述がありました.
 
 新社会人の仕事意識と生活実態
 
 転職 過半が抵抗なし(56.5%)
 
 貯蓄 1年目で43万円
 
調査結果は 三菱UFJリサーチ&コンサルティング が発信しており,誰でもサイト上から拾えるので,読んでみてはと思います.
 → 娘にはpdfを送付済です! 読んだかな?
 
https://www.murc.jp/report/economy/analysis/research/report_190517/
 
実に興味深い調査結果(2019年5月17日付)がまとめられており,我々中年世代とは異なる思考,仕事感,キャリア構築の仕方が良く理解できました.多くの点で価値観が変わっている事実でもあります.
 → 自分の考え方の古さ(今流でない)は認識せざるを得ないでしょう!
 
この調査報告書を読む限り,自分の古い価値観を大切にしつつも,若い世代に自身の価値観を押し付けてはいけない,時代背景を加味した人間関係の構築の難しさを痛感します.
 → これが昨今の会社における人間形成の難しさかもしれません?
 
日本も 集団(会社,親類・家族,組合)を中心とした時代から,個の時代に変わりつつあることが若者の考えの変化から分かります.実は分かってはいたものの,ここまではっきり突きつけられると認めざるを得ない,と言うワンランクアップした危機意識に変わります.
 
ここでの考え方は,うちの息子が日ごろから言っていることにも近く,これが世代間の意識の違いであり,それらを尊重しつつも自身の自己概念を如何に維持できるか,ここにも 自己概念の揺らぎ が起こるのかもしれない?そんな印象で調査レポートを読みました(笑).
 
 
2019年05月28日 06:54

自己概念の揺らぎ

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自己概念の揺らぎ
 
昨日(5/25),JCDA山梨地区会活動の一環として,新規会員のピアトレーニングと懇親会がありました.ピアトレは今年2回目, ピアファシリテーター有資格者,JCDA_西関東支部顧問の下田英樹氏が講師としてわざわざ岡山から教えに来てくださいました(感謝).
 
今回のピアトレは密度が濃く,真剣勝負の4時間(疲),大変勉強になりました.その内容詳細は守秘義務があって書けませんが,ファシリテーターが説明してくれた,『自己概念の揺らぎ』がとてもしっくり来た(腹落ちした)のでご紹介したいと思います.
 
『自己概念の揺らぎは』 についてはJCDA会長の立野了嗣が【CDA友の会】会長便り:第31回 「自己概念の揺らぎ」で述べられているフレームワークです.昨日のピアトレでは,このフレームワークに当てはまる討議が成されたので,これまでになく白熱したと言うことです.
 
 人は自己概念に揺らぎが出る時に苦しむ!
  → この揺らぎは見たくない自分を見てしまうと言うことです.
 
ちょうど今リメイクされた『白い巨塔』である場面が重なったので,その部分から説明したいと思います.
 
白い巨塔の原作を読まれた方は多いと思います.山崎豊子さんの代表作の一つです.国立大学講座制に伴う大学病院の組織の在り様と医療裁判を取り扱った,実にリアルな内容で(半分は本当?)何回見てもハラハラします!
 
ドラマ終盤で主人公の財前五郎は医療裁判で裁かれます.手術を担当した患者の死に際して医療ミスを指摘され,その証言に立つ里見脩二(財前の同僚)は財前の医者としての倫理観について激しく糾弾します.これによって里見は浪速大学病院を追われることになります.対して,証言の立場的に厳しい,正直に証言することを許されない財前第一外科の柳原雅博医局員は,財前教授に偽証を強制されます.診断書も修正しなければならないジレンマに追い込まれます.
 → 最後は罪悪感に勝てず,真実を述べるのですが...
 
この柳原医局員が体験した,自身の信じるところ,これは医者として自身が思い描くあるべき姿であり,医療倫理に基づくところでしょうか? それを自身として維持しきれないところで精神的に追い込まれていくわけです.
 
柳原医局員の自己概念: 医者としてのあるべき倫理観
 → 救えた命を大学病院の権力が故に救えなかった.このあってはいけない事実を認識しているものの,
   対外的には認めてはいけない,嘘の証言をしなければならない.
 
この状況こそ,まさに自己概念が揺らいでいる瞬間だと思います.自己概念が揺らがなければ,正直に財前教授の医療指示を,事実に基づき説明すればいいのですが,それができない! 事実に基づく説明をすると財前教授の立場,強いては浪速大学病院の看板に傷をつけることになります.
 
柳沢医局員は一審で偽証を強いられ,自己嫌悪間に襲われ,最終的人はその罪悪感から真実を述べるに至ります.
 → その間の心の中での葛藤は自己概念があるが故に揺れる自分,
   自己概念を貫徹できないところに人が人として生きていくことの難しさがあるのです!
 
これは何も医者の世界に限った話ではありません.どこの会社でも,あってはいけない法令違反や,お金の横領が無くならないのは,当人の責任もあるのでしょうが,外部からの圧力,特に組織における上位者からの半強制的な指示によるものだと思います.倫理観の低い上司の下で働かざるを得ない場合に起こる状況でしょうか?
 
正義感が強い人間であるほど,倫理観を欠如した上司の指示や理不尽な扱いに対して,
 
 『それは違います,間違っていませんか?』
 
が言えない場合が多き,それに悩まされてしまうわけです.そのはざまで自己概念が揺らいでしまうことになります.
 
この自己概念に揺らぎこそが,ヒトを追い込む,メンタル的につぶされてしまう組織が持つ大きな問題のひとつだと思っています.個人業ではそれが少ないですが,組織として人が集まると絶対に起こってしまう問題だと思います.
 
 人は権力を持つと,その権力で権力に従わざるを得ない人に
    自己概念に沿わないことをやらせてしまうと言うことです!
 
カウンセリングは,この自己概念の揺らぎにどう対処するか?
これが新たに生まれた命題であり,永遠のテーマでもあるわけです.
 
自分自身に当てはめても,そういった自己概念が揺らいだ経験は数知れずあるわけで,
 
『それがサラリーマンだろ?』
 
と言われてしまうと,それで終わりですが,簡単に割り切れない,大きな問題でもあるわけです.
 
 組織を離れる勇気が無ければできないことが
  自己概念を貫くことなのかもしれませんね!
 
 
2019年05月26日 13:05

2年ぶり,甲府でキャリアコンサルタント養成講座が開講 → 説明会(5/19)!

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2年ぶり,甲府でキャリアコンサルタント養成講座が開講 → 説明会!
 
昨日(5/19),2年ぶりに甲府開催のキャリアコンサルタント養成講座の説明会がJA会館で開催,8名の方が参加されました.説明会は2時間,小生はゲストスピーカーとして参加しました.会合後,養成講座受講希望者からの質問を種々いただき,資格取得のメリットや,山梨地区会の活動についてご説明しました.
 
都合がつけば養成講座にご参加いただき,是非とも山梨地区会にご参加いただきたい旨お伝えしました.開校は8月31日,まだちょっと時間があり,説明会は6月にもう一度あります(6/22).これにも参加予定で,できるだけたくさんの方に養成講座を受講いただければと思っております.
 
追伸,説明会での情報です.助成金の額が大幅に増えているのに驚きました.我々の受講時(2015年)は2割が国から補助されましたが,現在は5割が返ってきます.加えて資格合格者には上乗せで2割,合計で7割の補助が出ることになります.凄い!
 
自己負担が3割なら,金銭的に助かる仕組みになっています.多くの方に資格取得しやすい方向に国も考えているようです.甲府でのせっかくの開校,補助金も増えているので,受講を考えておられる方はぜひチャレンジしていただければと思います.
 
2019年05月20日 12:25

自分の気持ちを優先できない昨今の就活事情

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今日(5/19)の山梨日日新聞からです.第5回山日YBS企業ガイダンスで学生の就活相談窓口を担当してきました.
 
 ガイダンス協賛企業:70社
       参加者:約170人
 
前回(4/20)に続き,担当は今年2回目の参加でした.相談に来てくれた学生は4名,3時間程度ですので,一人あたりも長めの時間設定が可能でした.その分個人毎の話は突っ込んだところまでできたように思います.
→ 参加者がそれほど多く無かったので,後ろに並ぶ学生を気にせず,
  並んだら交代みたいにやってみました.学生側もいろいろ聴いてほしかったのでしょうか,
  話しが尽きることなく続いたことが印象的でした.
 
今回の就活相談での気づきとしては,山梨特有とはいいませんが,『親の帰ってこい要求』への対応に苦慮している学生が意外に多いと言うことです.山梨から東京や名古屋,関西圏の大都市に行って4年間を過ごすと,山梨とはまったかく異なるグローバルな世界が目の前に広がり,多くの若者は魅了されてしまうと言うことです.加えて留学経験があったりすると更に問題は深刻化します!
 
 『山梨にはルミネすらありませんからね(笑)』
 
出来ればもう少し刺激的な環境に身を置いて,自分の可能性を試してみたくなるのが若者心理です.これに対して,親の視点は4年も分かれて生活したんだから,大学を卒業したら親元に戻ってくるのが当然だろう! これまで出してもらった学費や生活費のことを考えると,それ以上は無理を言い出しにくく,親が勧める地方公務員試験は受けなければならないという義務感(職環境も安定しているし),でも全くモチベーションが上がらないと言うものです.

 → 無理やりこの就活ガイダンスに親に連れてこられた学生もおり,
   『本当は来たくなかったんです!』 が本音として出て来ました(笑).
 
そこでいつも学生にコメントするのは,
 
 『22歳の今にこれからのすべてを決めなくてもいいのでは?』
 
 『これから先のことなんてわからないし,仮に親が本当の意味で助けを求めた時に
                  帰ってくる判断をしてもいいのではないか?』
 
 『山梨に帰るか帰らないかを,イチゼロで 今 決める必要が本当にあるの?』
 
そういうと,
 
 『そんな考え方もあるんですね...』 となります.

若い人は年寄りほど選択肢を持てないのも現実,これが経験によるところだと思います.
 
まぁ,相談窓口で話を聴けたのはたった4人ですが,悩める学生に何らかの生きるヒントが与えられたのであれば,学生がどう感じたかは分かりませんが,時間を割いた意味は大いにあったと思っています(苦笑).

悩むことが若者の証明でもあり,中年のおじさんにはそうやって悩める若者が輝いて見える,刺激的な就活相談窓口での3時間半でした.いろいろと気づきをもらえたことに感謝もしていますよ!
 
 
2019年05月19日 10:30

理不尽と闘うために必要なお金

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理不尽と闘うために必要なお金

今日の日経新聞,私の履歴書からです.今月(2019年5月)は脚本家の橋田寿賀子さん,あの大物脚本家にも苦労した時代があることを驚きで読んでいます.それにしてもです,さすが脚本家,読んでいてとても面白い文章が書けていることに感心します.自分もこうありたいものです(苦笑).

さて,今日(5/17)の回顧は結婚に至る経緯を面白おかしくまとめておられます.ご主人は4歳年下,残念ながら既に他界されていますが,夫婦仲はよく,亡くなられた際の落ち込みは大きかったと(初回回顧より,涙).

さて,橋田寿賀子さんが結婚するに至った経緯は,橋田さんの一目ぼれ,とは言ってもそれだけではなくいろいろと結婚メリットを計算した背景がつづられていました.

当時ご主人となられる岩崎嘉一さんはTBS社員で,結構な給料をもらっていると推察されたようです.

「結婚したら生活は安定するし,
夫の給料袋の後ろ盾があれば理不尽な横やりとも戦える.」

この文面は響きましたね!

人間社会,組織に所属すると,この理不尽とどう戦うか,会社から給料をもらっていると,理不尽なことでも従うしかなく,それが戦意を失うことに繋がり,人はどんどん萎えていくわけです.だから出世したもの勝ち,出世出来なかった人はお金に縛られて言われたことをやるしかなくなるのです.

その理不尽に耐えることも給料の高い低いに依り対応が変わります.給料がそれなりにもらえてしまうと耐えることができますが,安い給料だとその理不尽に従うことはありません.
→ どうせやすい給料なら職環境を変えて気分一新しよう!

要は,世の中はお金によるところがここにもあると言うこと!

給料のレベルが理不尽への抵抗力の強弱を決めるわけです.その理不尽に耐えるべき対価としての賃金,その基準は個人ごとに違うと思いますが,その基準を下回った時が組織を離れる時なのでしょうね?

 
2019年05月17日 07:01