信楽安心院
しがらきあじむ オフィシャルサイト

キャリアコンサルティング研究所
 

生産性改善,業務効率を上げるお手伝い
職場改善と働き方,キャリアを考えるサイト 

  • Title_36
  • Title_37
  • Title_38

HOME ≫ ブログページ ≫

ブログページ

甲府駅前の山交百貨店閉店が物語る雇用問題

190929_Yamako_00
本当に人手不足なのでしょうか?
 
今日(9/29)の山梨日日新聞からです.
 
 山交百貨店 営業65年 明日(9/30)閉店

JR甲府駅南口にある山交百貨店が明日(9/30)閉店です.駅前の一等地,それも百貨店丸ごとが空き店舗になるのは,今の山梨県の経済状況を物語っているように思えます.
 
更に深刻なのが雇用問題です.
 
 従業員 大半が再就職先未定
 
正社員35名,パート従業員76名で,100人から再就職支援の依頼が来ている

産業雇用センター山梨事業所が言うには,再就職先が決まっているのは数人とのことです.

 『今より条件に合った就職先を探している段階,
   これから再就職が本格化する.希望に沿った支援を続けていく.』

ハローワークにはスーパーや大手小売り(おそらくイオン昭和)等から,山交百貨店に退職者の紹介を求める相談があるそうですが,
やっぱり決まらないのは,採る方にも意向が,採られる方にも希望があり,

これがマッチングしないのだと思います.
 
雇用延長の再雇用マッチングのように,採りたくない人でも採らなければならない会社の場合とは異なり,いざ高齢者を採るとなると,なかなか好条件を提示できる企業は少ない?

 採用を希望する側も,土日が休みで残業無し,有給休暇が取り易くて...

それではなかなか決まらないのはしょうがないように思いますが,それにしても本当に人手不足なのか,首をひねってしまいます.日曜日の山日新聞,求人のチラシがたくさんの職を提供していますが,毎週のこの求人って,いったい何なのだろうか?

今の日本の働く側と企業のミスマッチ,ギャップは大きくなる一方のように思えます(汗).

 
 
2019年09月29日 06:58

給料アップを求めない人の心理

190922_Keiba_02
給料アップを求めない人の心理
 
今週号(9/28)の週刊東洋経済からです.良く調べている,データベースにもなる特集号です.

 最新給料序列(上場企業全3,227社)
 
日本企業の給料実態が4つのポイントから説明されています.
 
・成果給のウェートは小さい.
・転職で給料が上がる人は3人に1人
・全体では給料は増えていない.
・給与に大きな格差が生じるのは役職(ポジション)
 
どこの会社に行ったとしても,最終的な給与の上下は会社の中でどれだけポジションを上げるかに依るそうです.当たり前すぎる見解とは言え,改めて示されるとインパクトはあります.50歳~54歳で課長級と非役職者との年収差は290万円,これが部長級との比較になると530万円まで広がります.大体イメージと合うように思います.
 
こう考えると,給与水準の高い会社に入ることよりも会社に入ってからのポジションを上げることの方が,給与を上げる視点だけで考えると得策と言えます.ただ,果たしてそう言い切れるかですね!
 
 給料が高いからと言って,管理業務が楽しいと言えるかどうか?
  最近よく考えることは,管理業務を心から楽しんでいる人はあまりいないように思えることです.
 
 管理職は無能になることを受け入れること,
  その代償が給与水準のアップではないかと言うことです.
 
仕事はお金も大事ですが,それ以外の視点も重要と考えます.やりがいとは言いませんが,仕事のとのマッチングはとても大事です.いくら給料をたくさんいただいたとしても,合わない仕事を続けることは本人のメンタル的には厳しい?
 
最近は誰でも年功序列で昇進することもなくなり,課長にすらなれない場合が多くなりました.会社に入ってしまうと学歴もほぼ関係ないようになっています.
 
ここで注目すべきが,
 
 『給料アップを求めない人』の心理
  → 転職相談に来る人の2割程度は給料アップを重視しない!
 
実は,給料を上げたい理由の転職は多くないとあります.
 → 高い給料が仕事の満足感に繋がらない!
 
何を求めて仕事をするかは,個人の仕事に対する価値観次第です.仕事は本来楽しく感じられることがベスト,ありたい自分を見つめ直すことで進むべき道が見えるものだと思います.お金は後からついてくるもののように感じています.
 
 
2019年09月26日 07:31

JR_中央線 甲府ー猿橋区間で電波が繋がることに!

190925_JR_01
JR_中央線での携帯不通地区問題が解消される見込みです!
 
今日(9/25)の山梨日日新聞からです.長年悩まされていた問題が解消するとのことです!
 
中央線トンネル携帯全通 総務省が概算要求
  JR_甲府―猿橋間 来年2020年度着工
 
新宿から甲府に向かうあずさに乗って,八王子を過ぎるとPCを切ることが常でした.電波が繋がらなくなるからです.これまでに(2009年~2012年)高尾―甲府間の笹子トンネル等で5か所で無線基地局を設置,ちょっとずつ改善されていたことは,あずさに乗りながら体感していました.でも通信は切れます.
 
2019年度になって,猿橋―高尾間41か所の無線基地局を整備する工事に着手,東京5輪までの完成を目指しているそうです.徐々につながるエリは広がっています.今回の不毛地区をなくす計画はこれに続く施策で,毎月数回あずさに乗る我々としては心からの朗報です.
 
今月は特にあずさ乗車が多く,新宿まで5往復します(明日が今月最後の乗車).長野までは1往復です.新型あずさは乗り心地がいいので,PC環境さえ整えば,とても便利になることは間違いありません!
 
 
2019年09月25日 06:40

会社にぶら下がらない新しい生き方 GIG Worker

190922_Kitaro_01
会社にぶら下がらない新しい生き方 GIG Worker
 
 GIG Worker:アルバイトとフリーランスの中間にいる人
 
聴き慣れない言葉なので調べてみました(汗).ここにある中間と言う表記の理解が案外難しいですね! フリーランスは雇用契約を企業とは結ばず,個別に仕事を請け負う,比較的自由な働き方をイメージできます.対して,アルバイトは雇用契約を結び,一定期間の労働を約束させられる,拘束力の強さがあります.
 
 フリーランス: 成功報酬型,時間拘束が低い
 アルバイト: 成功の是非は問われない,時間報酬型
 
ギグ(gig):切れ端(piece)
 
こまごまとした仕事を,必ずしも成果を求めるとは言わないまでも,ある一定のミッションを達成した上で繋ぐイメージでしょうか?

 キータームが 『隙間時間に働く』 だそうです.
 
昨日(9/22)の日経新聞に紹介されていた言葉でもあります.タニタが柔軟な働き方として,個人契約への切り替えを希望する社員に展開している話が出ていました. → 社員の1割が該当するそうです.
 
会社にぶら下がる働き方は主流ではなくなると思います.リアルな意味ある仕事をしていることに対しての成果(目標達成であり,時間勝負の業務でもあり)が報酬に繋がる,楽してお金を受け取れる人は好まない働き方かもしれません? 個人の能力がある一定水準にあることが前提になります.
 
仕事ができる人のところに仕事が集まることは常です.個別の仕事を個別の依頼主ごとに受け取れるようにすると,単価は下がったとしても依頼件数が増えることで収入が増える,依頼する側も働かない人を抱える無駄が無くなるようなイメージで,これが細分化されていくことでGIG Work になる,そういった捉え方で良いのかなぁ~,と思っています.

 本当の意味で働く人(会社にぶら下がっていない人)が収入を得やすくできる仕組みに繋がればいいですね.
 
ところで,最近は言葉が増えすぎてついていけませんが,働き方が会社依存(会社に入社する)から個人依存に変化している傾向が強くなっていることは間違いない? 特にシニアの働き方はそうある傾向が強まるように思っています.
 
 自身の定年後はこういった働き方ができるかですね?
 
 
2019年09月23日 11:22

今年で子育て卒業,最後の父母懇談会

190921_Pearents_01
今年で子育て卒業,最後の父母懇談会
 
今日(9/21)は朝から娘が通う東京女子大の第20回父母懇談会に参加しました.
 → 参加世帯数:600世帯(全体の15%程度)
娘は現在4年生,今回が我々夫婦の最後の父母懇談会となります.
 → 嬉しいような? 悲しいような?
 
全体の懇談会は,学長先生の大学近況説明から始まり,2019年3月卒の就職結果を解説頂いた後に,2020年3月卒の就活途中結果の説明がありました.
 
2019年3月卒卒業生の就職率:99.4%
特徴:金融・保険業への就職率が激減(16.4%)
   就職した業界トップ:情報通信業(20.3%)
 
   総合職としての就職:47.3%(一般職:16.4%)
 
変わりゆく就活最前線をデータで示していただけたことはとてもありがたい情報提供です.
 
この先の就活の見通しでは,その先行きが下降傾向にあるとの話がキャリアセンターから出ていたことが注目に値します.先々はどうしても否定的にならざるを得ませんね?
 
これで父母会を卒業,来年3月で子育ても卒業となります(涙).
 
 
2019年09月21日 22:37

これからサラリーマン川柳

190919_Senryu_01
これからサラリーマン川柳
 
第一生命保険が発表した(9/18),
2020年春に就職予定の学生が詠んだ川柳です.
 → これからサラリーマンになる人達(笑)
 
なかなか面白いと思いませんか?
上手く時代を掴んでいますよね!
 
2019年09月19日 20:37

山梨県のUターン・Iターン就活支援が促進,43大学と協定締結!

190912_Rodin_04
山梨県のUターン・Iターン就活支援

今日(9/18)の山梨日日新聞からです.
 
 山梨県のUターン・Iターン就職促進,首都圏13大学と提携
 
首都圏大学に進学している山梨県出身者が対象:Uターン
県内企業に勤める県外出身者が対象:Iターン
 
山梨県と新たに協定を結んだ大学は13大学です.
 
桜美林大学,杏林大学,国士舘大学,城西大学,駿河大学,大東文化大学,帝京科学大学,
東京家政大学・短期大学,東京農業大学,日本工業大学,文教大学,武蔵大学
 
山梨県は2012年7月から首都圏にある大学との就活支援協定を進めており,これまでの協定済大学に上記を加えると43校になったそうです.
提携を結ぶことで種々の活動が具体化され,キャンパス内での企業説明会に山梨県のブースを設けての情報発信,Uターンバス運行による就活支援が展開されます.
 
こういった取り組みは毎年話題にあがります.協定する大学は増えており,即効性があるかは分からないものの,学生の進路選択の一助になることは好ましいことです.特に既卒生向けには朗報かもしれません.

 → 最近の就活ガイダンスで感じるところです!
 
大学のキャリアセンターが既卒生に対しても就活(天職)支援を開始している背景には売り手市場であることがあげられます.新卒性が自身で活路を見いだすケースも多く,就職先が決まらずに戸惑う学生数は減る傾向にあります.

対して既卒生は現実を体験していることから,一端首都圏に就職しても諸事情から考えが変化する場合があるようです.仕事に対しても真剣に向かい合うには,やはり職の実体験があってこそです.一つの企業で勤めあげることが良いとは言い切れない就職事情では,既卒者向けの支援が次のステップだと感じています. → 人生100年時代の取り組みとして必達?
 
大手で知名度の高い企業以外は学生集めに苦慮している現状もあるので,地場の企業にとってもありがたい話ではないでしょうか? 地方活性化に行政が目を向けだした取り組みが更に具体化していくことは,本当に好ましいと感じています!
 
 
2019年09月18日 06:54

インターンシップからの就活

190917_YBS_Guidance
インターンシップからの就活

 
今日(9/17)の山梨日日新聞,全面広告からです.
 
 山日YBS企業ガイダンス2021
  イベント11月からスタート
 
昨年までにない企業ガイダンスの運営になりました.実はYBS就活イベント担当の方からやり方を変える話は聴いていました.これは4年生を意識した就活だけでは学生が集まらない,既卒生の転職や3年生のインターンシップを強く意識しているようです.

 
直近の傾向分析から,4年生を対象に企業側から働きかけてもすでに手遅れ?採用の実績が上がらない企業側からの不満があると推察します.ガイダンス参加企業の中にも採用がうまく進まないことからイベントへの参画を見送るケースが出ているように思います.
 → それでなくても学生の目は首都圏に向きますから!

 
就活が進む学生は上手にインターンシップから押さえて進むべき道を明確化,就職先を決めていきます.就活が遅れる学生は4年生になってから知名度の高さや理想を求めた就活から開始,ガイダンスの際に目先の企業には興味を示しません.現実を知らしめられる時にはかなりの出遅れ感(夏が終わるころ?),多くの学生が内定取得している11月頃に現実的な就活が始まるようです?

11月への就活ガイダンスへの移行はこういった背景があると推察します.
 
先を見越した学生の就活は3年生(夏以降)のインターンシップから,単に給料の高さや福利厚生の良し悪しだけではしくじってきた先輩の声がとどいたのか? 目指す会社を実体験して判断する重要性に気付いた,昨今の賢い学生意識の表れと判断しています.

就活開始 = インターンシップ受け入れ先の模索
 
日本の就活もようやく実態に即した形になりつつある? そんな印象で就活ガイダンスの変化をとらえています.
 → 良い傾向に向かっているように感じています.

 
 
2019年09月17日 06:33

クライエント役の心構え

190912_Rodin_03
とても勉強になった,代表ロールプレイでの経験
 
昨日(9/15)のキャリコン養成講座からです.4日目は講座スタッフの常,宿命とも言える,受講生向けの代表ロープレをやります.
 → クライエント役で22分間でした.フィードバック込みで1時間強,受講生の方々からフィードバックを頂きます.
   なかなか良いフィードバックもあり,新たな気づきがありました.
   養成講座に参加される方々は志が高いことを再認識できます.
 
キャリコン講座はキャリアコンサルタントを養成する講座です.盲点として,意外とクライエント役の指導は受けないのですが,今回の講師の先生はクライエント役としての心構えも講座の中で教えておられます.これは新しい気づきでした.
 → クライエント役はどうすべきか? これまで教えを受けいなかったことに気付きました.
 
講義でのポイント,クライエント役が意識すべき点をまとめます.
 
・カウンセラーの役に立つクライエント役であることに徹する.
・話は短め,しゃべり続けない.カウンセラー役が話を入れられる間を意識する.
・意図性を持つような行為はしない(意図的に沈黙を入れるなど).
・リアルな話(架空の話ではなく),そうすることで真剣みが増す.
・オブザーバーにも興味を持ってもらえる真剣みがあればさらに良い.
 
代表ロープレで受講生の前でやるクライエント役は2回目でした.前回の神戸クラスでのクライエント役はしゃべりすぎてしまい,講師の先生には迷惑をかけてしまいました(詫).今頃になって自戒の念,今回の講師からの助言を先に受けておけばよかったと反省しています.
 
クライエント役は,どちらかと言えば聴いてほしい話を真剣にする,そのためにはバックグラウンドを説明する少し長めの話が必要では? ロープレの前半に話が続くのは致し方なしと思っていましたが,実はそうではない,カウンセラーを育てるためのクライエント役であれ,この意識が今までの自分には欠けていたように思いました.
 
学ぶべきこと,まだまだたくさんあります.自身のカウンセリングスキルもまだまだであることを実感,今後も学び続けていきたい,そんな気持ちになりました! 本当に勉強なります!
 
 
2019年09月16日 08:20

感情を捉えることの難しさ!

190915_Micro_Counseling
感情を捉えることの難しさ!

昨日(9/14)今日(9/15)はキャリアコンサルタント養成講座が2日間続く週末です.受講生でないので開講前準備はそれなりに忙しく,バタバタとせざるを得ませんが,講義が始まるとなんとか落着いて講師の話に耳を傾けることを許されます.
 → 同じスタッフ業務も,付く講師によって要求事項がかなり異なります.
   講師も十人十色,これは会社での人間関係と同じ,気持ちよく講義していただくよう,細心の注意を払います.
    → スタッフとしての参加であることの認識が肝要!
 
そんなスタッフ業務の最中に講義を聴けることはとても勉強になります.昨日の講義は アイビーのマイクロ技法についての復習でした.以前(国家資格になる以前)の講義に比べる,かなり力を入れて教えています.マイクロ技法はカウンセリングの基本と言える技法ですが,最終段階と言える積極技法は使い方を間違えると,カウンセリングの根幹が揺らいでしまうので,カウンセリングに慣れていない人が使うのは危険?恐らくですが,これまでの講座ではその点を配慮していたように若干軟らかめに教えていたように感じています.
 → 産業カウンセラーでは全く触れずに見過ごしだったと思います.傾聴を前面に出した教え方かと...
 
ここで復習,再認識できたのは 『感情を的確に押さえることの難しさ』,人は感情を表にあらわさないように教育されています.特に会社の人間関係はその典型,嫌な上司にもにこにこしなければならないのは,まさに感情を隠していると言う事,それが出世に繋がるのだから
会社人生は感情を如何に表に出さないかです!
 
怒り,腹が立つ,嫌いだ,嫌だ! そんな気持ちは会社では隠して生きて行かなければなりません.
 → これを露わに出すと査定も下がり,昇進もできません!
    感情を出す = 使いにくい人材 みたいな印象?
 
マイクロカウンセリングではこの捉えにくい感情の反映,クライエントの感情を的確に拾い,その感情を命名して,言い換えと併用して 『今ここ』 の感を指摘するように指導しています.感情の奥には心のメッセージが隠されています.
 
 感情の奥には心のメッセージ → 自己概念の影 = 意味の出現
 
これによって経験代謝が回ると言った考え方だと思っています.自己概念をクライエントに気付いてもらえるスキルは簡単には身につかない,経験を積み上げる必要があるんでしょうね! 小生はまだまだです.
 
感情を拾うことが難しいのは,『感情と思考』の切り分けをしなければならない点です.
 
 感情:仕事が嫌だ
 思考:仕事が嫌でも口にしてはいけない,仕事を続けないと生活できない!
 
何回講義を聴いても勉強になります.その都度に気づきがあります.そんな講座を受講させてもらえる養成講座スタッフ業務は,とてもありがたいJCDAならではの教育制度と言うことで,自己研鑽に繋がります.
 
 今日も一日,夕方まで頑張ってきます!
 
2019年09月15日 07:32